MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

今のところ、順調に育っています。

2017年05月29日 | 昆虫

やはりそう簡単には休ませてくれませんでした。

ジャコウアゲハアカボシゴマダラ、共に今日2齢幼虫に脱皮しました。

このまま3齢、4齢と進んでも1齢→2齢の時ほど幼虫の形は変わりません。

昨日アカボシゴマダラの1齢幼虫がジッとしたまま動かなくなり、首に当たるところが白く変化していました。

これは脱皮の兆候です。

5月28日 17時00分 この状態で脱皮の時を待っています。

午前3時頃に確認した時はまだこのままだったんですが~。

6時に見に行ったら…。(昨晩は飲み会だったので、5時に起きることが出来ませんでした。)

もうこうなってました。(やっぱりね~。)

それから半日後。

角から頭部にかけて茶色になっています。

孵化した時は体長3mmほどでしたが、この状態で8mmくらいだと思います。

頭を上げてくれたら、可愛い顔が見られるのですが…。

終齢までには正面からポートレートを撮りたいと思っています。

 

ジャコウアゲハの方も朝から皆同時に2齢幼虫への脱皮体勢に入っていました。

1頭だけ室内に持ってきて狙う体勢にはしておきましたが、こちらも家を出ている間に脱皮終了。

まあ、あまり気が入っていないとこうなってしまいます。

一応、脱皮前、脱皮後を1枚ずつ。

11時26分 脱皮の準備完了。

17時39分 毛虫状態からイボイボのイモムシになりました。

こちらは伸びた状態で体長5mm位でしょうか?

 

これで蛹化までは少しノンビリです。

今のうちにカワセミ…いや、その前に今週は赤城山方面にプチ遠征に行っておこうかな。

うまくすればウスバシロチョウに会えると思うので、遠征計画を立てることにしましょう。

 

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とりあえず一段落…かな?(ジャコウアゲハの孵化)

2017年05月27日 | 昆虫

前回のアカボシゴマダラからジャコウアゲハの孵化へ、連続で孵化の生態写真です。

去年は全く撮れなかったのに、重なる時はこんなもんですね。

ところが、ウマノスズクサの撮影し易い位置に卵が産み付けられた葉を室内に持ち込んでおいて、8時半から早めの仮眠をとり、2時間後に目を覚ましたら…。

既にこんな状態(孵化終了)になっていました。(写真は孵化後5時間程経ったものです。)

まあ、よくあることなんですけどね~。(/_;)

でも、もう一個あるから…と気を取りなおして待機しましたが、何とこの卵(右側の)いつまで待っても孵化しない、孵らずの卵だったのです。

ベランダのウマノスズクサに残った他の卵は全て孵ったようなのに、準備していたヤツに限って…トホホ。

それでも、もしかしたら?と、もう一度葉を全部確認したところ、「あった~!!」葉裏の見難い場所に並んで産み付けられた卵が二つ。

最後の撮影チャンスが残っていました。

卵の色から見て、おそらく半日以内に孵化すると思われます。

でもこれって、もう一晩寝不足になるって事じゃないの??

…まっ、いいか~。(撮れればですが。)

 

では、根性を出して待ち、撮影した今日の結果です。

OLYMPUS E-M1 + M.ED60mm F2.8 MACRO + FL-600R(ディフューザー使用)

露出:ISO200  1/125  f 9  WB:とりあえず“昼光”で撮影(後で現像時に微調整予定)

10時50分 室内に持ってきて撮影待機になった最初の状態です。 少し焦げ茶色の頭部が透けて見えていますね。

22時02分 やっと卵を食い破り始めました。 この瞬間を逃さなければ、ほぼ成功です。

22時30分 ピョコンと頭が…。(ここまで約30分)

22時38分 やっと身体が全部抜けましたよ。(ご苦労さ~ん。)

22時41分 お腹が空いているらしく、即、お食事タイムです。

 

ここで2頭目の孵化迄には少し時間が開くと予想して、私は仮眠へ…。(ミスったらその時のこと、と割り切ることに。)

1時間半程寝て様子を見に行くと、丁度、卵の穴が広がったところでした。

0時41分 再待機から10分程後、頭を出したところです。

0時49分 Uターンして卵の所に戻ります。

01時03分 兄弟仲良くお食事タイム?

とりあえずこれで一段落です。

やっとゆっくり寝られます…(寝られるはずです…たぶん)。(^-^)

やはりアゲハ科の1齢幼虫はどれも見た目がよく似ているので、幼虫だけでは見分けがつきにくいですね。

このジャコウアゲハのには『オキクムシ』なんて名前が付いています。(終齢幼虫→蛹 に訂正)

名前の由来は、まで育ったら写真と共に紹介したいと思います。

では、おやすみなさい。 (-_-)zzz

 

あ~っと、寝る前にもう一つ。

前々回の『ジャコウアゲハがやって来た』で、生まれる時どうなるんだろう?という、まとめて産み付けられた卵がありましたよね。

あの卵が無事に孵ってこうなりました。

この手のイモ虫が苦手な方はパスしてくださいね。

孵化後、丸二日経った一齢幼虫(体長、約3mm)です。

何故かこの子達は団体行動が好きなようで…。

では改めて、Good Night!

 

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睡眠不足が続いています。

2017年05月25日 | 昆虫

ナナホシテントウで終わったはずの寝不足が…終わりません。

ナナホシテントウの羽化が終了した後、同じナナホシテントウの羽化を1点追加。

ついでにナミテントウの羽化を1点。

今度こそ終わったと思ったら、前回の記事に上げたジャコウアゲハが来てしまいました。

ところが、この先がまだあったのです。

ジャコウアゲハがやって来た次の日、いつものウォーキングコースを歩いていたら、目の前をアカボシゴマダラが飛んで行きました。

アカボシゴマダラは珍しくありませんが、少し先にあるツツジの植え込みを飛び越えたところで姿が見えなくなってしまいました。

これはもしかして産卵?

急いで蝶が飛び込んだ所に行ってみると、エノキの枝が見えており、緑色の卵も…。

 

ここでアカボシゴマダラについて少し。

日本では奄美大島だけに生息していましたが、現在関東などで繁殖しているものは中国大陸などから人為的に持ち込まれた移入種と言われています。

そして、オオムラサキやゴマダラチョウに近い種であるだけでなく、幼虫の食草もオオムラサキなどと同じニレ科のエノキです。

私もオオムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラが一緒に幼虫で越冬しているところを確認した経験があります。

繁殖力の強いアカボシゴマダラがオオムラサキを追いやったりしないと良いのですが…。

参考のためにアカボシゴマダラの写真を上げておきます。

これは夏型で、春型は名前にある後翅の赤星がありません。

ちょっと黒っぽいシロチョウ…といった感じです。

それはさておき、考えた末にジャコウアゲハの前にアカボシゴマダラの孵化を撮る事にしました。

19日に産卵した卵を家に持って帰り、毎日の変化を撮影したのが以下の写真です。(二日目が20日です。)

撮影機材:OLYMPUS E-M1 + M.ED60mm F2.8 Macro + FL-600R

卵の大きさは高さ約1mm マクロレンズによる等倍(1:1)撮影です。

ISO200  1/125  F/8  (ディフューザー使用)   以外に綺麗でしょ?

二日目の卵は美しい緑色ですが、四日目は紅茶キノコみたいに…、六日目には頭が出来上がり、丸刈りの子供のような可愛い頭部が見えるようになります。

そして今日、七日目の早朝、4時前に起きて卵を見に行ったところ…。

これも5枚を選んで並べてみました。

アゲハチョウのように最初に開けた穴を広げていくのではなく、リング上に開けてから出てくるんですね。

4枚目(07:45)の幼虫はカッパみたいで可愛いと思いませんか?

ついでに最後も3枚連結で…。

出てきた後は自分が入っていた卵の殻を食べて、最初の食事となります。

この後は少しノンビリしてからエノキの葉を食べていました。

折角ですので、育てられるだけ育てて見ようと思います。

うまく羽化が撮れたらラッキーです。

 

アカボシゴマダラを撮っていたら、ベランダのジャコウアゲハが殆ど孵化してしまいました。

室内撮影用に卵のついた葉を一枚室内に入れてあるのですが、結局、これで明日もまた寝不足が決定です。(…トホホ。)

 

 

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ジャコウアゲハがやって来た。

2017年05月21日 | 昆虫

3年前、昆虫撮りのため歩き回っていた時のこと、フワフワ飛んでいる黒っぽいアゲハを見つけました。

どうやら産卵中だったようで、そこはウマノスズクサが自生している場所でした。

…ということは、この蝶はジャコウアゲハに間違いありません。

この場所は自宅から直線距離で西南西方向に10kmほどの距離にあります。

別の資料で、北方向に数kmの所にもジャコウアゲハがいることも解っていたので…ということは?

私の家に来ても不思議はありませんよね。

早速、自生地から小さな苗を一株、通販で一株、それぞれ植木鉢に植え、次の年にジャコウアゲハが来ることを期待して待ちました。

ところが一昨年、昨年と全く音沙汰無し。

今年も伸びきって茎を短くし始めた3日前のことでした。

写真の現像、動画の編集などをやっていた時、ベランダにいたカミさんが「ジャコウアゲハが来てるよ!」と私を呼んでいます。

ベランダの下を覗くと…。

左の後翅がちょっと欠けているのが残念ですが、これは間違い無くジャコウアゲハの雌ですね。

OLYMPUS E-M5 + M.ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14    ISO400  1/125  F8 

ウマノスズクサに産卵をしていた雰囲気だったそうなので探してみると…。

ありました、ありました。

ちょっと雑な産み付け方ですね。 IS0800  1/60  F6.3

卵の上に卵って…孵化する時はどうなるんでしょう?

この他にも5つの卵を見つけましたが、ウマノスズクサが二株では足りないかも知れません。

それはさておき、産卵後は近くにとまっていることが多いので花壇の周りを探してみたら…。

やっぱりいました。

ISO200  1/640  f5.6

吸蜜中のジャコウアゲハです。 これは雌ですが、雄は翼が黒く、クロアゲハをスマートにしたような感じです。

この雌ジャコウアゲハ、味を占めたと見えて、何と昨日もやって来て産卵してくれました。

結局、卵の数は20個近くに…。

これじゃとても育てられないよ~。(T_T)

3齢幼虫くらいになったら、ウマノスズクサが自生している所に離してあげるしかありませんね。

ウマノスズクサは蔓植物なので、家の中に持ってくるわけにもいかないんですよね。

ジャコウアゲハを呼んで、良かったのでしょうか? (?_?)

 

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いつもと違うカワセミの動き

2017年05月18日 | カワセミ

何故かピラカンサのお立ち台にとまってくれません。

とまろうとはするのですが、寸前で向きを変えて別の場所へ。

何か気に入らないものでもあったのでしょうか?

7時51分 一瞬だけとまった、今日の内では貴重な飛びつきショットです。 ISO500  1/1600  f/5.6

殆どは こんな感じでした。

とまる!と思ったら。

左旋回。

9時43分 あ~あ、また行っちゃったよ~。(T_T) ISO250  1/1600  f/6.3

 

池の方は、この時期お馴染みのヤナギの綿毛(?)で真っ白になっています。

カワセミも飛び込みにくいでしょうね。

8時24分 こんな写真になってしまいます。 ISO640  1/1250  f/6.3  (10連写の内4枚)

もう一つ。

9時53分 タイミングはまずまずでしたが、翼が“森永”スタイルでは…。 ISO400  1/1600  f/6.3

もう少し粘るつもりでしたが、いつくるか…と恐れていた花粉がついに…。

毎年、私は梅雨前のこの時期に花粉症が発症します。

以前、病院で調べてもらったところによると、私の場合“イネ科の雑草”に反応してしまうようです。

杉花粉に比べて多少マシなのは、雑草の無い場所(家の中など)に行けば治まることでしょうか。

でも、本命の昆虫撮りで草むらに入らないわけにはいかないんですよね~。(-_-;)

かなり目が痒くなって来たので引き上げることにしました。

10時00分終了。

 

 

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