MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

ブログ開設10周年 その10(蝶編 1 沖縄の蝶)

2021年01月31日 | ブログ

ブログ開設10周年シリーズも、そろそろ終わりに近づきました。

最後に残しておいたのは、私の本命“蝶”でした。

1回目は“沖縄の蝶”です。

かなり昔、私がまだ30歳になる前に始めた昆虫写真でしたが、会社勤めをしながらの撮影は、かなり厳しいものがありました。

おまけに長期の出張が多く、しばしば撮影を中止せざるを得なかったので、仕事をリタイアした時には必ず再開しようと思っていました。

撮影場所で特に行きたかったのが、沖縄県の石垣島です。

昭和の時代に長期の滞在中、道端の白い花で、たくさんの白い蝶が吸蜜していた記憶が残っていたんですよね。

では“南の島の蝶”から始めます。

 

撮影:2011年6月 OLYMPUS E-5  ISO1000  1/320  F/8

800×600pixですと、丁度“実物大”位になっているのではないでしょうか?

行く度にフワフワ優雅に飛んでいる姿を見ると、沖縄に来た…という感じがします。

 

撮影:2012年6月 EOS7D   ISO500  1/640  F/5

これも沖縄を代表する蝶ですね。

ハイビスカスがよく似合います。

 

撮影:2015年7月 EOS7D MkⅡ  ISO400  1/640  F/5.6

シロオビアゲハには文字通りのシロオビ型(この写真の個体)と次に出てくるベニモンアゲハに似た個体の2種類がいます。

 

撮影:2014年7月 EOS7D   ISO400  1/800  F/5

体が何とも鮮やかな赤色ですが、成熟するにつれて色あせてしまいます。

 

撮影:2012年6月 EOS7D  ISO800  1/2000  F/8

以前も書いたような記憶がありますが、私には“リボンを結んだ蛙の女の子”に見えるのですが…。

やっと翅を開いてくれた、私にとっては貴重な1枚です。

 

これと似たチョウが…。

撮影:2013年7月 EOS7D   ISO400  1/2500  F/5.6

敢えて雄雌を並べてみました。

雄の美しい青は、カワセミブルーを思い出させてくれます。

 

撮影:2011年6月 OLYMPUS E-5   ISO1600  1/800  F/7.1

10年前には、たくさんのリュウキュウアサギマダラを見たのですが、近年は随分数が減ってしまったように感じています。

 

撮影:2012年6月 OLYMPUS E-5   ISO800  1/500  F/8

上のリュウキュウアサギマダラとソックリですが、違う蝶なんです。(自宅に帰ってから気づきました)

おそらく台湾方面からの“迷蝶”だったのではないでしょうか?

 

撮影:2011年6月 OLYMPUS E-5   ISO1000  1/400  F/8

独特な形の蝶ですよね。

私のカミさんは、この蝶を初めて見た時「蛾だ、蛾!」と騒いでいました。

 

撮影:2012年6月 EOS 7D   ISO1600  1/800  F/7.1

この蝶、見たかったんですよね。

現地で、いる可能性の高い場所を聞いて出かけたところ「ビンゴ!」でした。

 

撮影:2011年6月 OLYMPUS E-5   ISO1600  1/2000  F/7.1

モンシロチョウとモンキチョウの中間のような美しいシロチョウです。

この模様は雌のようですね。(雄は黒い部分が少ないです。)

 

撮影:2012年6月 EOS 7D   ISO800  1/200  F/8

雄は光沢のある紫色の前翅を持っています。

他にも(リュウキュウムラサキのような)紫色の蝶が何種類か生息しているのですが、まだこれは!という写真が撮れていません。

 

以上で沖縄編は終わりです。

今年はコロナ騒ぎが終わって、気兼ねなく沖縄撮影旅行に行きたいのですが…どうなるでしょう?

 

次回は“関東の蝶”or“生態連続写真”どちらにするかまだ決めていません。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホバリング 復活!(ED 150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO )

2021年01月30日 | カメラ関連

もう終わりか?と思わせてくれた最上流のカワセミですが、先日の雪の日以来、またホバリングモードが復活したようです。

早速、今日の午後“ED 150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO ”のテストも兼ねて出かけてきました。

やはり今日も好調は続いていたようで、12時半~15時40分の間に、ホバリング回数は10数回。

テレコン無しなら画像は100%問題ないので、内蔵の1.25×と、外付けの1.4×の組み合わせでホバリング決め打ちで狙います。

今日は TC1.25×(500mm)、1.4×(560mm)、TC1.25×+1.4×(700mm)、の3通りを撮ってみました。

機材:OM-D E-M1X + ED 150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO  

14時39分  TC1.25×(500mm)(換算値1000mm) ISO125  1/250  F/6.3

 

15時01分 1.4×(560mm)(換算値1120mm)  ISO64  1/320  F/6.3

 

15時33分 TC1.25×+1.4×(700mm)(換算値1400mm) ISO160  1/250  F8

 

15時34分 TC1.25×+1.4×(700mm)(換算値1400mm) ISO125  1/250  F8

 

感覚的には、やはり焦点距離が長くなる程、僅かに甘くなってくるような気がしないでもない…のですが。

今日の仕上がりを見ると、どの組み合わせでも十分使えるようですね。

午後の撮影なので、ブログのアップが遅くなってしまいました。

とりあえず今日のカワセミと、ED 150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO のレポートでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ開設10周年 その9(トンボ編 複眼マクロ)

2021年01月29日 | ブログ

ブログ開設10周年 “トンボ編” の最終回は複眼のアップ、今回初めてのマクロフォトです。

トンボの複眼は私の大好きな被写体の一つで、毎年真夏の日差しの下で熱中症にならないよう気を付けながら撮っています。

レンズが10cm~20cmくらいまで近づくので、ノンビリした性格の良いトンボを探すのに苦労します。

これが一番大変かも?

では、7点選びましたので連続して載せることにします。

①アキアカネ♀ ISO400  1/200  F11   カメラ:OLYMPUS E-5

まずはお馴染みアキアカネから。

これだけ個眼がハッキリ写ると気分が良いですね。

 

②ナツアカネ♂ ISO400  1/200  F11   カメラ:OLYMPUS E-5

アキアカネと来たら、やはり次はナツアカネでしょう。

 

③ネキトンボ♂ ISO400  1/250  F14   カメラ:EOS 7D

これも雄はかなり赤くなります。

翅の根元も赤くなるのが特徴です。

 

④マユタテアカネ♀ ISO200  1/160  F11   カメラ:PENTAX K-5

小型のトンボですが、個眼の大きさは最大級です。

ここまでがアカネ族です。

 

⑤ショウジョウトンボ♂ ISO400  1/160  F14   カメラ:OLYMPUS E-5

以前にも書きましたが、真っ赤なのにアカネ族ではありません。

 

⑥シオカラトンボ♂ ISO400  1/160  F16   カメラ:OLYMPUS E-5

♪とんぼのメガネは水色眼鏡…♪って、このシオカラトンボのことなんでしょうか?

 

⑦リュウキュウギンヤンマ♀ ISO400  1/250  F7.1   カメラ:OLYMPUS E-M5

④のマユタテアカネの逆で、大型のトンボは個眼が小さいんですよね。

(沖縄県 “美ら海水族館” 脇の公園で撮影)

 

昨年はコロナウィルスのせいで遠征が全く出来ず、複眼は1枚も撮りませんでした。

今年はせめて近場の虫撮りには出かけようと思っています。

 

10周年記念ブログも終わりに近づきました。

次回からは、いよいよ“蝶”編になります。

イモムシも出ますよ~。(^o^)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ED 150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO テスト撮影 ( MC-14装着)

2021年01月28日 | カメラ関連

今日は ED 150-400mm F4.5 TC1.25× IS PROMC-14 を装着してのテスト撮影です。

つまりノーマルの400mmと、TC1.25× をONにした500mmのそれぞれ1.4倍=560mmと700mmになる訳ですね。

これは35mm版換算値にすると1120mmと1400mmになる、まさに超望遠の世界です。

さて結果は?

 

出来ればホバリングで試したかったのですが、このところ不調になってしまったカワセミ君、今日も撮影位置に来ても何もしてくれません。

仕方が無いので、近くにやって来たジョウビタキで、まず前回の復習をやってみました。

(MC-14を着けずに、400mmと500mmでの撮影です。)

尚、今日は現像時にシャープネスを使っていません。

①ノートリミング(5184×3888pix)を800×600pixに縮小 ISO500  1/320  F/5.6    400mm(換算値800mm)

②ノートリミング(5184×3888pix)を800×600pixに縮小 ISO500  1/320  F/5.6   500mm(換算値1000mm)

 

①を1.25倍して同じ縮尺にしたモノを合成(撮影距離が違うので、若干大きさが違います。)

③一昨日のカワセミと同じように、殆ど差は見られないと思います。

 

ここでホバリングを見せてくれないカワセミが登場。

まあ解像感を見るだけなら、とまり物の方が解りやすいと思いますので、MC-14を着けて撮っちゃいましょう。

機材:OM-D E-M1X + ED 150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO + MC-14

④ノートリミング(5184×3888pix)を800×600pixに縮小  TC1.25 OFF  MC-14を装着 焦点距離:560mm(換算値1120mm) ISO1250  1/320  F/6.3

周りのゴチャゴチャは見ないでやって下さい。…汗

 

ここからいよいよテレコンダブル使用です。

⑤ノートリミング(5184×3888pix) 同上 TC1.25 ON + MC-14を装着 焦点距離:700mm(換算値1400mm) ISO4000  1/320  F/8

ISO(AUTO)が上がってしまったので、多少ザラつきが見られます。

 

⑥ノートリミング(5184×3888pix) 同上 TC1.25 ON + MC-14を装着  焦点距離:700mm(換算値1400mm) ISO1250  1/320  F/8

予想より、かなり良い感じです。

この3枚も拡大して合成してみましょう。

⑦本音を言うと、ここまで良いとは思いませんでした。

3枚目をもう少し拡大します。

⑧5184×3888pix から 1200×900pix で切り出し。→ 800×600pix に変換

換算値1400mmでここまで出せれば、文句ないと思うのですが…。

第1回目のテストでは“AF微調整”のおかげで冷や汗をかきましたが、今はホッと胸をなで下ろしております。

これは末永く愛用できるレンズになりそうですね。

OLYMPUSさんに感謝!v(^-^)v

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ開設10周年 その8(トンボ編 その2)

2021年01月27日 | ブログ

私の好きなトンボは、やはり大型の“ギンヤンマ”“オニヤンマ”です。

どちらも、水面をグライダーのように滑空する姿は「格好いい」の一言ですね。

①2011年5月 ギンヤンマの飛翔 ISO800  1/500  F/8

 

②2011年6月 ISO1000  1/640  F8

 

③2020年8月 岩だと思って産卵を始めたら、アレッ? ISO1600  1/1600  F/8

夏にはお馴染みのギンヤンマですが、一番撮る機会の少ないのが②のとまっている所なんです。

ギンヤンマは休む時、木の高いところに上がってとまるから、なんでしょうね。

私もギンヤンマのとまり物は、10年間で数回しか撮れていません。

 

同じようにとまる時ぶら下がるオニヤンマは、頻繁に低いところで休むので、とまり物を撮るのは比較的簡単です。

④2011年9月 小さな流れの上をパトロールしていても、割とすぐ休むオニヤンマです。 ISO1600  1/320  F8

 

オニヤンマの中々撮れないシーンはこれ。

⑤2011年8月 交尾のシーンには、滅多にお目にかかれません ISO1600  1/180  F11(フラッシュ使用)

因みにギンヤンマが一番撮りやすいのは③の様な交尾から産卵のシーンです。

 

トンボの仲間には、オニヤンマに良く似ているトンボがたくさんいます。

その代表選手がこれ。

⑥2012年8月 ピラカンサ池でもお馴染みの“コオニヤンマ”です。

名前にも…オニヤンマと付いているのですが、オニヤンマ科でもヤンマ科でも無く、サナエトンボ科に属しています。

サナエトンボ科の特徴は、④のオニヤンマと比べれば一目瞭然、複眼の間が離れていることです。

他のサナエトンボ科に属しているトンボを2点。

⑦2011年8月 尾部の先端に特徴がある“ウチワヤンマ"です。 ISO1000  1/640  F/8

産卵中のウチワヤンマをアカミミガメが狙っているようですね。

 

⑧2011年7月 蓮のつぼみにとまった“オナガサナエ" ISO1000  1/1000  F8

やっと…サナエの名前が付いたトンボが出てきました。

 

今日の最後は“赤いトンボ達”です。

⑨2010年9月 雄は成熟すると頭まで真っ赤になる“ナツアカネ”。 ISO800  1/100  F10

 

ナツアカネ、とくれば…。

⑩2011年11月 当然“アキアカネ”ですが、ナツアカネ程真っ赤にはなりません。 ISO200  1/250  F/6.8

 

⑪2015年9月 “マユタテアカネ”のラブシーン、奇麗なハート型です。 ISO400  1/1000  F/8

 

最後はアカネ族ではないのですが…。

⑫2011年7月 “ショウジョウトンボ”は真っ赤なのに、何故かアカネ族では無いのだそうです。 ISO800  1/320  F/8

 

これ以上はキリが無いので、これで今回はお終いです。

しかし、トンボ編で外せないのはマクロフォト。

次回はトンボ編の最終回“複眼マクロフォト特集”です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする