MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

Canon EF400mm F5.6L USM

2012年05月31日 | カメラ関連

かなり悩んだ末、K-5を手放しました。

まさか私がCanonを使うことになるとは、2年前には思ってもいなかったのですが、やはりMP-E65mmというマクロ専用レンズを使うためにEOS 7Dを購入し、PENTAXと完全に被ってしまったためCanonにシフトせざるをえませんでした。

PENTAXに関しては、高感度特性、扱いやすさ等は文句ありませんでしたし、300mmF4の描写については多分他のメーカーのサンヨンより1段上を行っていたと思います。

SP90のボケ味も大好きだったのですが、マクロ撮影についてはOLYMPUS用に50mmとSIGMA150mmがあるので、50-200mmSWDと優秀なテレコンで昆虫撮影に不足はありません。

代わりに購入したレンズは、ハイブリッドISを搭載している EF100mm F2.8Lマクロ と、設計は古いのですがコンパクトな超望遠 EF400mm F5.6L です。

400mmについては殆どカワセミ用と言っても良いでしょう。

たまたま、いつもお世話になっているカメラ店に、殆ど使っていないと思われる保証書付きの中古があったので、結果的に2,000円程お釣りが来ました。

早速、400mmはカワセミ池で二度使ってみました。

比較対象は7Dと一緒に購入した70-300mmF4-5.6L ですが、一昨年発売されたこのレンズと比べて、1989年に発売され23年も経った400mmなのに、さすが単焦点!

まだ使い慣れていませんが、期待させてくれます。

このレンズの新型を発売して欲しいですね~。(^-^)

Blog_1

       7D + 400mm F5.6L   ISO640  1/1600  F/6.3

Blog_2

7D + 400mm F5.6L    ISO640   1/1600   F/6.3 (ノートリミング)

雛に魚を運ぶカワセミのお父さんですね。 ご苦労様。

Blog_3

        同    (1200×800pixでトリミング)

距離は25m程なので、この距離だと70-300mmより明らかに解像感は上に感じます。

Blog_4

7D + 400mm F5.6L    ISO500   1/1250   F/7.1

こちらは母親です。 獲物が大きすぎてなかなか離水出来ません。

Blog_

7D + 70-300mm F4-5.6L    ISO640  1/200   F/5.6

こちらは70-300mmの作例です。

大きな良い声で鳴いている鳥がいると思ったらガビチョウでした。 意外に近くまで寄れましたが、前の枝がちょっと残念です。

今回は群馬シリーズをお休みして、Canonのレンズレポートになりました。

沖縄にどのカメラを持って行くか、しばらく悩むことになりそうです。(?_?)

追加で EF100mm F2.8L の作例を上げておきます。

Blog_

EOS 7D + EF100mm F2.8L    ISO640  1/400  f5.6

コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬レポート その2

2012年05月28日 | 昆虫

前回のウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)に引き続き、蝶シリーズです。

同じ関東でも山に近づくと、都会では見られない昆虫に出会えることが、2時間以上もかけて出かける理由です。

今回もまだ写真を撮れていなかった蝶を何種類かゲット出来たので、山歩きして筋肉痛になった甲斐はあったようです。

Blog_

① コジャノメ  1stゲットはコジャノメでした。 翅を開いてくれなかったのが残念です。

Blog__3

② コチャバネセセリ  「小さめのセセリチョウがいるな」と思ったら、これもお初のコチャバネセセリでした。(ラッキー!)

Blog__2_2

 コチャバネセセリ その2 やはり、セセリチョウは複眼が可愛いですね。

Blog__4

④ イチモンジチョウ 今まで、何故か撮れそうで撮れなかった蝶です。 やっと写真になりました。

Blog__2_3

⑤ イチモンジチョウ その2 イチモンジチョウやミスジチョウの仲間は裏の方が綺麗ですね。

器材 E-5 + ED 50-200mm SWD + EC-20

この記事を書き終わり、ベランダに出て何気なくツマキチョウの餌に買っておいたブロッコリーを見たところ、葉に小さな穴が4つ、5つ‥‥。

「こ、これはもしや‥」と、葉の裏を見たところ「ヤッパリ‥。」でした。

多分2齢幼虫と思われる大きさのアオムシ君が2匹、美味しそうにブロッコリーの葉を食べているではありませんか。(*_*)

これこそモンシロチョウの幼虫?

来月末の石垣島旅行に羽化が重ならなければいいのですが。(-_-;)

どうなるでしょう?

PS

‥で、確かめるべく、早速写真を撮ってみました。

結果‥‥‥「ヤッパリ、モンシロチョウじゃない!」 (T_T)

Blog__5

モンシロチョウに、こんな黒い毛は生えていませんし、頭部も茶色です。

大きさは1cm弱なので、多分2齢幼虫くらいでしょう。

蛾の中にブロッコリーなどのアブラナを食べるものがいたでしょうか?

早速、ググってみたところ、いましたいました。

コナガというアブラナ科作物の害虫だそうです。

‥‥残念!!! 明日、処分します。(^_^;)ゞ

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬のフィールドレポート

2012年05月25日 | 昆虫

春の室内撮影が一段落したので、今年初めて群馬に出かけてきました。

群馬県の桐生市には、昆虫などの自然観察園が2カ所あります。

その内の一カ所は、先日、昆虫写真家の海野和男さんがブログに書かれており、いつも出かける群馬昆虫の森からは直線距離にして7km程なので、これは行くしかない、という事で‥。

でも、行ってみたらビックリ。

予想はしていましたが、殆ど自然のまま。

要するに、どこに行くにも山登りをする必要があるんですね~。

当然のように今日は筋肉痛で、特に太ももあたりが‥‥。(*_*)

でも二日間で、初めて写真に撮れた昆虫は10種類程になりました。

中でも、今回期待していたウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)が撮れたので、かなり満足しています。

二日目の今日は昼から雨が降り始めたので、お昼で引き上げましたが、体力を考えると、これで良かったかもしれませんね。(^-^)

撮った昆虫は順番に上げていきます。

Blog__1

なかなか留まってくれず苦労しましたが、唯一、この時だけ落ち着いてくれました。

E-5 + ED 50-200mm SWD + EC-14    ISO640  1/200  F:6.3

Blog__2

Blog__3

名前の通り、薄い翅が透けて見えます。 なんと美しい‥‥感動です!(^_^)v

E-5 + ED 50-200mm SWD + EC-14     ISO640   1/500   F:6.3

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛹化、失敗?

2012年05月22日 | 昆虫

しばらく続いていた春の生態連続写真も、このツマキチョウで一段落です。

例によって3時起きで確認したところ、すでにモゾモゾ動き始めていたので、すぐ撮影体勢に。

3時半頃脱皮が始まり順調‥‥と思っていたら、皮を振り落とした時に傷でもついたのか、緑色の体液が出て来てしまいました。

にもかかわらず、体を揺すり続けています。

Blog_1

「動いちゃダメ!体液が出ちゃう~。」 (王蟲じゃないって‥‥。)

Blog_2

結果こうなりましたが、10ヶ月後に羽化できるでしょうか? とは言え、産卵に気付かなかったら、枯れかけたアブラナに産み付けられていたので、餓死していたとは思います。 その意味でも何とか春まで頑張って欲しいですね。

E-M5 + ED 50mm Macro + FL300R

とりあえず、先に蛹化した2頭と一緒に水槽に入れ、防虫ネットを張った蓋を被せてベランダに置いておきました。

来年の春、何とか羽化の写真を‥‥。

Blog_

こちらも最後に残ったナミアゲハの孵化です。 狙っていた頭が出た瞬間の絵が撮れました。

蝶の幼虫の中でも、このナミアゲハの顔は私のお気に入りです。(^-^)

EOS7D + MP-E 65mm + SIGMA EM 140DG

今春の生態写真の成績は

ナナホシテントウ  孵化 1勝0敗

ツマグロヒョウモン   蛹化 1勝2敗  羽化 0勝3敗

ツマキチョウ         孵化 2勝1敗  蛹化 2勝1敗

ナミアゲハ      孵化 2勝2敗

    総合成績     8勝9敗            以上でした。

まあまあの成績ではないかと自負しております。

成功か失敗かは、あくまで蛹から出る途中、卵から出て来る途中等が捉えられているかどうかで決めています。

でもナナホシテントウの卵と、ツマキチョウの産卵を見つけたのはカミさんだったので、これがなければ去年とあまり変わらない成果だったんですよね。(^_^;)ゞ

これからしばらくはフィールドでの撮影に戻る予定です。(モンシロチョウの卵、などを誰かが見つけなければ   ‥ですが。)(^_^)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツマキチョウの蛹化

2012年05月19日 | 昆虫

どうなることか心配していたツマキチョウの幼虫達でしたが、最初はナミアゲハのようにウロウロと歩き回り、水槽から逃げ出したのを連れ戻したりしたものの、何とか1時間差で2頭が木の枝で前蛹になってくれました。

それも縦に並んでくれたので、撮影には最高のポジションです。

前蛹になったのが朝の6時から7時にかけてだったので、早くても蛹化は24時間後だろうと予想し、とりあえず午前3時頃様子を見に行ったところ、早くも1頭目が脱皮直後(多分開始から10分程度)の状況。

「また3時かよ~。」と思いながらも、おそらく1頭目の蛹化は撮り損なっても2頭目は撮れる‥と考えていたので、その通りにはなったようです。

2頭目の蛹化開始は4時半、同時に最後に残ったナミアゲハの孵化も狙いましたが、こちらはまた昼の12時半‥。

眠かったけど、まあ、いいか~。(^ ^;)ゞ

_1

①前日の様子です。 ゆりかごの糸を引っかけるところはアゲハと同じですね。

_2_2

②前蛹になりました。 場所によって、上向きだったり下向きだったり、横向きだったりするようです。

_3

③体を振って脱皮した皮を振り落としているところです。

_4

④ツマキチョウの蛹、独特の形が見えてきましたね。

_5

⑤初めて見ましたが、こんなに美しい蛹だとは思いませんでした。 自然が造ったオブジェ、とでも言った方がいいような‥‥。

_6

⑥2頭並んで、こんな状態です。 後は来年の春までどうやって過ごさせるかが問題です。(?_?)

 ちなみに3頭目も同じようなところで前蛹になる準備をしています。

使用器材 E-5 + ED 50mm MACRO + FL36R + ディフューザー

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする