2023年は、昆虫もカワセミも共に不調で苦労した1年になってしまいました。
1年中「出が悪い」「出が悪い」と言っていたような気がします。
それでも毎年暮れになると、この手の記事を上げていたので、今年も何とか数点を選んで見たいと思います。
今年は沖縄の撮影旅行が中止になったりして、昆虫の写真があまりに少なかったので、今回は昆虫を外すことにしました。
…となるとカワセミしか残っていませんが、あえて今年は“カワセミの飛びもの”に限定して選びました。
撮影機材:OM SYSTEM OM-1 + ED150-400mm F4.5 TC1.25× IS PRO
①菜の花バックのホバリング
4月24日 ISO500 1/400 F/5.6 焦点距離:356mm
幸運なことに、カワセミが菜の花の前でホバリングをしてくれました。
一見、菜の花が一面にたくさん咲いている場所のように見えますが、実際はこんな状況です。
ノートリだとこんな感じです。
もしホバリングの位置が上下左右に50cmズレていたら、最初の写真のようにトリミングしても菜の花の真ん中…とはいかなかったでしょう。
私の立ち位置と菜の花の間のベストポジションでホバってくれた…と言う訳です。
②魚を捕らえたダイブショット
6月28日 ISO2500 1/1600 F/5 焦点距離:250mm
そもそもカワセミ撮影にはまったのがこの手の写真でした。
ダイビングからの水出シーンです。
翼が上がった状態で魚を咥えていれば GOOD ! なんです。
これが決まると、ガッツポーズ…ですよね。
③黒バックの飛行シーン
8月10日 ISO800 1/1600 F/5.6 焦点距離:400mm
バックの黒いところは水面です。
水面に映っている石垣に光が当たっておらず、光が当たっているカワセミと明るさの差でこんな画が撮れました。
次からは私がよくやる連写の合成です。
枚数が多いと見難いので、今回は3枚繋ぎで統一しました。
④ガマ穂からの飛び出し(グリーンバック)
9月15日 ISO5000 1/1600 F/5.6 焦点距離:300mm
やはり飛びものは翼の形が重要です。
おまけにバックが綺麗な緑色で撮れました。
⑤朱色のピラカンサから飛び出し
10月18日 ISO5000 1/1600 F/4.5 焦点距離:400mm
今年最悪だったのが、ここ、ピラカンサにカワセミがやって来る回数が激減したことです。
これも翼の形が良かったので、1点入れておきました。
⑥ピラカンサに飛びつき
6月26日 ISO5000 1/1250 F/4.5 焦点距離:400mm
飛びつきで3枚連続翼を開いている所は結構少ないと思います。
因みに私は連写時、20枚/秒でシャッターを切っています。
以上、今年は6点選んでみました。
目にとまったショットがあったでしょうか?
次回は例年通り、元日のお年賀ブログで。
では皆様、今年も一年お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。