ちょっと横着をしたため、後で後悔する羽目になりました。
折角、小型の三脚を持って行ったのに、「まあ、今日は無いだろう…」と、車の中に置いて行ってしまったのです。
持って行けばアキアカネの複眼撮影が、大分楽だったのに…。
今日は前回の続き、トンボ編です。
初日の天気予報では曇り時々晴れだったのに、赤城山に近づくにつれ霧雨模様になってしまいました。
目的地の駐車場に11時頃入った時には雨音が聞こえる程。
今からホテルに向かう訳にも行かず、昼食のカツトーストを食べながら車の中で1時間待機。
12時を回った頃から空が明るくなってきたので、傘を差して出発!
草むらに行くと雨は止み、お休み中のトンボ達があちこちに見られました。
撮影機材:OM-D E-M1 MarkⅢ + ED40-150mm F2.8 PRO + MC-14
アキアカネ♀ ISO1250 1/320 f/6.3 焦点距離:210mm
雌の腹部はあまり赤くなりません。
アキアカネ♀ ISO3200 1/1000 f/8 焦点距離:200mm
アキアカネ♀ ISO640 1/320 f/6.3 焦点距離:140mm
すぐ近くに、別の赤トンボがいました。
コノシメトンボ♂ ISO800 1/320 f/6.3 焦点距離:130mm
良く似ていますけど、翅の先端に黒斑があるのが特徴です。
雄雌共にこの黒斑があるのは、コノシメトンボだけだったと思います。
このあたりで、とまっているトンボが多く、私の好きな複眼撮影がやりやすい状況に気付き…(三脚を持ってくれば良かった~。)
仕方ないので、手持ちでフォーカスブラケット+深度合成で撮ることにしました。
これはマクロ撮影に有効な撮影方法です。
マクロですと被写界深度が非常に浅くなり、トンボなどは頭にピントを合わせると、当然後の方はピンボケ状態になってしまいます。
そこで、ピントを合わせたい位置から、前後に等間隔で数枚から十数枚撮影し、カメラが自動的に合成してくれる便利な機能です。
私の設定は 撮影10枚(最大15枚) フォーカスステップ4(10段階の、真ん中よりちょっと狭め)となっています。
只、ちょっとブレが大きいと、非情にもカメラが「合成出来ませんでした…」と言ってきます。
アキアカネ♂ ISO1000 1/500 f/8 焦点距離:170mm
普通にトンボを撮った場合、頭のあたりにしかピントが来ないと思います。
深度合成と解るのは、左の前翅が2重になっていることでしょう。
おそらく露出中に風で動いたのか、トンボが動かしたのか…?
やっぱり手持ちは結構キツいので三脚があれば…。
これの複眼部分を拡大して見ます。
一応、個眼が見える程に解像しています。
やはりこれは三脚を立ててマクロレンズで撮りたかったですね。
ここに来ると毎回オニヤンマを撮って帰っていました。
ところが今回、姿は良く見るものの、雨上がりの休養明けでトンボが元気すぎ、全くとまってくれません。
もうちょっと色々撮りたかったのですが、13時半頃からまた雨が降り始めたので、14時で終了。
折角、群馬県まで来たのに残念です。
お楽しみは次回に撮っておきましょう。
次は残りの蝶などで最終回です。