急に涼しくなりました。
エアコンを切ったまま、朝まで汗をかかずに寝られたのは何ヶ月ぶりのことでしょう?
さて、昨日の続きです。
一応 Macro 90mm の使い勝手の良さは確認出来ましたが、孵化の写真としてはとても納得できません。
そこで再度アゲハの卵を探しに、以前と同じ道端のミカンの木に行ったところ、また3個の卵を見つけることが出来ました。
ところが、またまたツイていないことが続き、帰り道の途中で1個が行方不明に。
卵に足が生えて逃げ出すはずも無く…、おそらく振動で葉から剥がれ落ちてしまったんでしょうね。
さて、これで残るは2個。
帰って撮影準備に入り卵を見ると、既に1個の方は孵化の兆候が出てしまっています。
しかしまたまた残念なことに、この卵、その一部が凹んでしまっていました。
おそらく孵化には問題ないと思うのですが、写真としてはいただけません。
おまけにこの凹みのせいで、幼虫が出口を下側に開けてしまい、これでは撮れても形が悪すぎて…。
24時頃まで粘りましたが、今回もボツに…。
次の日、いつもより大分寝るのが遅くなってしまったため、半分ボーッとしながら起き、残りの1個を見てみると…。
どうやらコイツも今日中には孵化しそうな雰囲気です。
さあ、今度こそ!
撮影機材:OM SYSTEM OM-5 + ED90mm F3.5 IS PRO + FL700WR(フラッシュ)
9月22日 05時46分 ISO200 1/125 F22
次からは時間を追って卵の変化の様子を並べてみました。
幼虫が、中の液体を飲んで(食べて?)卵内の空洞が広がっていく様子が解ると思います。
23時前になってやっと殻に穴が開き始めました。
この幼虫君、ここからが早かったです。
過去の経験から、2枚目から3枚目はもう少し時間がかかると思っていたのですが…。
出来れば頭だけ出した状態を撮りたかったんですよね~。
9月22日 23時05分 ISO200 1/125 F22
全身が出ました。(体長 約2.5mm)
これで孵化成功!
9月22日 23時21分 ISO200 1/125 F22
しばらく休んでから、殻の所に戻ります。
9月22日 23時24分 ISO200 1/125 F22
生まれて初めてのお食事は、自分が入っていた卵の殻です。
この幼虫はお食事がゆっくりなので完食まで付き合えず、24時を回ったところで私は終了。
朝になって覗いてみると…。
9月23日 7時23分 ISO200 1/125 F22
これはミカンの葉を食べているところです。
身体も黒く、少しだけ大きくなったように見えます。
久し振りの羽化撮影にはツキにも見放されて苦労しながらも、何とか一つは残すことが出来ました。
ED90mm F3.5 Macro IS PRO に関してはF22迄絞って使ってみましたが、解像度的にも問題無さそうですね。
やはり以前の60mmに比べて被写体までの距離がとれるので、フラッシュの光も回し易く使い勝手の良さが感じられました。
屋外でトンボの複眼を撮る時などは、MC-14 or MC-20 を併用すればより使い易いかもしれません。
暑い暑いと思っていたら、もう10月になってしまいそうなので、この後はしばらく昆虫撮影にウェイトを置いてみようか?と思っています。