MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

アゲハが幼虫から蛹へ

2024年05月26日 | 昆虫

5月5日に生まれたアゲハの卵が、2頭共、蛹になりました。

撮影機材:OM-1 + ED90mm F3.5 MACRO IS PRO

5月22日 ISO2000  1/160  f/16  山椒の葉をモリモリ食べる、蛹化寸前の終齢幼虫です。(体長、約50mm)

アゲハの幼虫は蛹になる時、蛹化の場所を探してかなりの距離を歩きます。

そのため、歩く兆候が見えたら幼虫から目が離せません。

この後に控えているクライマックス、『羽化』を撮るためには人工物等で蛹になると写真にならないからです。

室内で蛹化以降の状況を撮るために、準備しておいた枯れ枝に着いてくれるまで、ひたすら逃げる幼虫を捕まえては戻し続けます。

この様子を誰かが見ていたら、呆れるかもしれませんね。(笑)

今回は2頭共に3時間ほど根比べをすることになりました。(これがアゲハの生態撮影で一番キツいところです)

 

とりあえず蛹化撮影は無事に済みましたので、簡単にアップします。

5月22日 やっと、蛹化の場所が決まり落ち着いたところです。

ここから身体を固定する作業に入ります。

①尾部を固定するための糸を吐きます

②そこにお尻を固定

③身体をぶら下げるためのハンモックの糸張りです

④糸をくぐってハンモック状態に(この状態を前蛹と言います)

 

ここから十数時間後、前蛹から脱皮していよいよ蛹になります。

⑤表面の色が大分変わってきました

⑥脱皮開始

⑦とりあえず脱皮終了

⑧蛹の形になりました

そして翌日の朝

5月24日 ISO200  1/125  f/16

これで、とりあえず10日程待機です。

いよいよ次のクライマックス(羽化)はおそらく早朝の撮影になるので、またひと頑張りしなければなりません。

それは来週のお楽しみ…と言うことで。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする