「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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介護詩3  上手に嘘をつけなくて…

2005-02-27 | ●介護録(~2015.2月)
             「ご両親のところにお帰りになったら?」
                おだやかに問いかける母

                   ごめんね…
        「両親にはさっき会ってきました」と上手に嘘をつけなくて

                   ごめんね…
              あいまいな返事で逃げるだけの私
               腹を立てて沈黙するだけの私

              上手な嘘はつけそうにありません
              そこから逃げたくてたまりません

             さらっと小芝居が出来たらいいのにね
             笑顔でスルリとかわせたらいいのにね

              それにはもう少し時間が必要です
            それにはもう少し強い気持ちが必要です




~正直いって、他人扱いされ、敬語など使われると、その瞬間は哀しいとか切ないとか、そういう嘆きの感情を通り越して、苛立ち、怒り、……そんな感情が私を支配する。どうして?という気持ちがまだ勝っているのだ。ただ、時間をあけて、冷静になると、多少は優しい気持ちになれる。いつか、私が母の現実をありままに完全に受容できたら、笑顔でうまく小芝居出来るようになるのだろうかと思いつつ……~