「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
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認知症医療

2007-07-19 | ●介護録(~2015.2月)

(引用)日本では、認知症の周辺症状の改善を目指して、漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」の研究が進められています。さらに、現在アメリカで、認知症を発症させないようにする薬、つまり根本治療薬の研究が進んでいます。ただ、この薬は発症前に使わなければ意味がありません。そこで今、画像で発症前診断を行うための治験が世界数か国で進行しています。根本治療薬と発症前診断が実現したらどんなにいいことか。認知症は、発症前に治療することが世界の願いです。今後、研究は確実にその方向へ向かっていくと思います ―「あきらめない~最新医療と社会の支え」スペシャルインダューより

…だそうです。

正直、私の立場で、「あきらめない」だとか、「認知症の概念は変わり、予防出来る、治療できる」と言われても、もう遅いと思うし、医療の進歩も社会の変化も実感出来ないから、虚しい。

けど、確実に未来は、認知症が不治ではなくなるかもしれないと思うし、予防も出来るのではないかと期待はする。

抑肝散という漢方が周辺症状に効果があるというのなら、これはちよっと期待したい…とはいえいつのことなんだか……。

アメリカはもちろん、韓国や台湾などのアジアでも、認知症対応の薬は複数ある。
日本はアリセプトだけ。
「薬後進国ですね~」と笑っていた医者…「なんであんたは笑ってるの?」とテレビにツッコミ入れたのを思い出す。
症例が集まらないから認可を受けられない…というような理屈を言っていたけど、ピンとこない。

このインタビューの医師の考え方はアルツハイマー型脳血管性、そしてレビー小体型の三つに分類するもののようだ。
多分、実はレビー小体型なのにアルツハイマーと診断されている…など、認知症治療って(治療という概念が当てはまるのか…とも思う)曖昧だ。特に地方では。
ネットでも、家族が自ら調べて「うちの親は実はレビー小体型らしい」と書いている方もいた。
医者からは何の情報も得られず、素人である家族が自分で情報集め。
これが現実。

私はこういう現状にイライラする。
解明されてないにしても、今、現在で分かること、言えること、そういうの全部、患者家族に伝えて欲しい。
私は知りたい。
知っても仕方ないから、素人に言っても仕方ないから、何も語らないの?
それとも医師本人が勉強不足?

あ~どうしてこんな病気になっちゃったの?
以前のお母さんはどこに行っちゃったの?
この先、どんなふうに進行していくの?
最期は……どうなっちゃうの?