「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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母の左手(食事介助中の写真を見つめて)

2016-01-21 | ●介護回想(2015~)
処分しきれずにまとめたままの介護関連モノ
それを少し整理

小規模多機能での食事介助中の写真があった

この写真をもらったときは
ただ
「全介助で食べさせてもらって…………」と思い
その背景には、母よりも介護度の低い利用者さんがチラホラ見えて、
つい比較して凹んでた。
(母のほうが若かったりするもので……つい)

介護が終わって
今、改めて写真を見ていたら

母は心持ち、顔を前に突きだしている
スプーンのほうに口を近づけようとしているのがわかる
自分から食べようとしているんだ……
そして
左手は、落ちてくる何かを受け止めようとしているような形で
アゴと胸の間くらいにそえられていた

受け止める気満載!というほど力強くはない
実際に口から何かがこぼれても多分受け止められないだろう
でも
そんな左手の形が
ちょっと胸を打つ


介護中はこんなことカケラも考えなかった

今だから
気づけた

母の左手

気づけなかった色々がもっとあったかもしれない……

でも

「気づけなかったとしても仕方ないよ」とあの頃の自分に思う。

今、介護進行中の人に
「もっと気づいてあげて」とも言わない。


終わったから見えた、感じ取れた

そんなこともある