「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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介護虐待

2016-11-06 | ●介護回想(2015~)
ちょっと前、介護虐待はなぜ起こるのか?というアンケート結果が記事になっていた。
数字は忘れたけれど
人手不足
仕事がきつい
といったことが原因の上位だった。
(アンケートは介護職の人にきいたもの。質問文や複数選択なのかといった細かいことは不明)

とくに分析もなく、結果を載せただけの記事。

なんだこれは?大変な仕事で人手がないから虐待が起きるのは仕方ない……というわけ?
と、瞬間思ったわたし。

間を置いて
だから介護の職場環境をよくしなくてはいけない……といいたいのかしら?とも思った。


介護はキツイ仕事。お給料も安い。それはよくわかっている。

でも仕事。

普通に考えたら、careしている相手を虐待するくらいにツライ仕事と思うなら無理して続けることはない。


キツくて安くて人手がない仕事は介護だけではないはず。
でもたまったストレスを、お客さんとか取引相手にぶつけるなんてことは普通はしない。
そんなことをしたらこっちの身が危ないから。首になりたくない。

デパートで働いていた。
無理難題いってくる客はいる。出来ないサービスだと伝えても聞いてくれない。
こちらはひたすら申し訳ありませんと頭を下げる。
コノヤローと思ってもあやまる。

介護は人の命に向かい合う仕事だし、私のしていた仕事と単純に比べられないけど
虐待するのは
相手がもの言わぬ(言えぬ)弱者だから……と思う。
反撃してこない
騒がない
他のスタッフにも家族にも告げ口しない

多くの介護職の人々は
疲れていても、腹が立っても、(相性もあるし人間だしイライラすることは絶対ある)
虐待にまで及ぶことはないはず。

介護環境がよくなったとしても
虐待するような心の持ち主には関係ないんじゃないのか?


介護中に事件が起きても(それは多分コケてお尻打ったとか大きな問題とはならないレベル)認知症者はなにもわからないから、何もなかったことにしている
という話をネット上で読んだことがある。(どこまで本当かは不明)

うちもショートステイで骨折したけれど最初は認めてくれなかった。

その一方、小規模多機能では
転びそうになってギュと手首をつかんだのでもしかしてアザになるかもしれませんと、わざわざ電話連絡をもらったことがある。
夕方には帰宅するのにもかかわらず。


家族は介護の素人。
ちゃんとしている頃の親や配偶者を知っているからこそ苛立ちがあり、思わず……ということはある。
他に誰もいなければそれがエスカレートすることもあるかもしれない。
家族による虐待と介護職のそれは質が違う?
どうだろう?

私たち家族が煮詰まってると介護職の方たちは
認知症のせいだから……と諭してくれる。
(それはわかってるけれど……と思うのが家族)
そういう割りきりが出来るのは仕事だからで、他人だからで、ケアが必要になってから出会ってるからで……
それでありながら、仕事がきついという理由で虐待までいくもの?

介護虐待はなくならないのかも……

自分が認知症になったらされちゃうんだろうな~~~~とふと思う。
文句言う人いないし。

母は70そこそこで発症したからその前にどうにかなっていないとマズイ?!