ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

老化と賢く付き合いながら残りの人生を歩みたい

2017-07-02 07:04:33 | エッセー
 私は若い頃から暗記は得意で、試験勉強はほとんど一夜漬けでも、それなりの
点数は取っていたが、あまり記憶力は良い方ではなかった。
 社会に出てさまざまな勉強をし、改めて人前で話したり、指導する時は必ず
以前のノートを開いて復習した覚えがあり、その時「もしも全部頭に入っていたら
随分楽なはずなのに」と、いつも思っていた。

 最近独自のセミナーを開いたが、読者からクライアント、それからスタジオの
生徒さんになった人だったので、やはり体を動かしたいと要望があった。
 そのためスタジオでやったように、軽い体操、声のトレーにグを入れた。
声のトレーニングには私が作詞し、その曲に体操を振り付けた「第二の青春」を
入れてある。事前に練習したら、何と何年間も指導したのに、信じられないことに
その振付の一部を思い出せない。私は焦った。体で覚えているはずなのに・・・
 よほど新しい振付を作ろうとも思ったが、くり返していたらようやく思い出した。

 それで改めて大脳について勉強してみたが、昔は「20歳過ぎると脳細胞は一日
10万個減っていく」と言われていた。ところが最近では何と70歳過ぎても、刺激
していれば、脳細胞は増え続けると言われている時代だ。
 たとえ記憶力や体力が衰えても、そう長く無い命だからこそ、私はいつも大脳を刺激
して燃焼して生きていたい。年齢を重ねるのはネガティブなことばかりではないと
感じるのは、以前より創造性はむしろ高くなったことだ。
 これからも自分なりに心燃やして生きて行くつもりだ。師であり人生の先輩でもある
「尊敬できる同好の士に巡り合った」のも、私の大きな心の支えになっている。
コメント
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