ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

井の頭公園の水抜きされた池を見て

2018-01-15 06:31:58 | エッセー
 今日も良いお天気で、私は急に井の頭公園の水を抜いた池を見たくなった。
思い立ったらガマン出来ない性格で、夫を誘ったら「水のない池なんて興味が
ないよ」と断られた。そのため友人に二人声をかけたが、それぞれ都合が悪い。
 でも一人で行くのは嫌だ、もう一度夫に「もう井の頭公園は何年行っていない?」
と聞いた。すると、ジョギングやっていた頃は羽根木公園の仲間と何度か走って
行ったと言うことは、もう大昔のことだで、ようやく行く気になった。
 小学生の頃はその時代はプールは井の頭公園にしかなく、梅丘から時々行った
けど「水がとっても冷たくて深かった」と、まるで小学生のような顔で話して
くれて、私はとても可笑しかった。

 

 吉祥寺に着いたら物凄い人の波だったが、それは井の頭公園までずっと続いて
いたが、夫は「あの頃は何にもなかったのに」と、目をまるくしていた。
 日曜日なので人出が多いのだろうが、テレビで放映されたので、私と同じように
水が無くなった池を見に来た人も多いらしい。公園内は人で溢れていたが、ことに
池にかかる橋の上には、大勢の人達がまだ少し水が残っている池で、魚をすくい
取っているらしい作業をしている人達を見ていた。
 腰の近くまで水につかりながら、網で魚をすくっているが、いくら防水用の
ウエアーを着ていても寒くないのかしらと思った。またボートでは、とあみを
使って魚を取っていたようだ。



 私は年末に買い物の帰りに一人で来たが、その日の池の水はとてもきれいで
噴水も出ていたが、水がない池はあまりに殺風景だと思った。
 帰りはボート池の前で、一休みしたが、ほとんど風もなく暖かかった。


 空は真っ蒼で美しかったが、日本海側では毎日雪が降っていて、こんなに素敵な
美しい空は随分見られないのだろと、ふと思ったら、雪でご苦労している地方の
人達に比べて、こんなにのんびりしていることが、一瞬申し訳ないような気分に
なった。帰り道は井の頭公園駅まで池の反対側を歩いたが、夫は「これみんな桜の
木だよ春はきれいだったよね。それにしても大きくなったなあ」と、枯れ木のよう
な桜を見上げていた。まだ水があるその辺り池では水鳥が何羽かいた。
たが、どうしても日あたりためか、カメラでは撮れなかった。




コメント
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