ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

EQ(心の知能指数)を高め、幸せ性格に

2018-01-11 03:00:49 | エッセー
 EQとはIQに対する造語ですが(Emotional intelligence) 
 ダニエル・ゴールドマン著「EQ心の知能指数」として、何年か前にベストセラー
になった。一言で言うと受験、入学、就職などはIQだが、昇進や出世はEQで社会で
成功するのは決してIQだけではなく、EQが絶対に必要であるという説だ。
 その内容を私なりに要約すると・・・
1 自分をよく知ること。(性格、考え方、行動パターンなど)
2 自分の感情をコントロールできること。(怒り、不満、攻撃心、敵対心、嫉妬
  など他人に向けられるもの。悲しみ、悩み、内罰心など自分自身の問題)
3 他人と共感したり協調できること。(相手に迎合するのではなく、主体性を
  持ちながら、上手につきあえる素直さ)
4 前向きに考えること。(プラス思考とマイナス思考の差は、人生を変えるほど
  インパクトが強い)
5 粘り強く努力できること。(すぐに挫折して、途中で投げ出しては何も実現
   できない。ある程度の辛抱や、耐える事は必要)、
 さらに私は絶対に加えたいと思っているのは・・・
◆ 感謝の気持ちを持てること。この気持ちがないと、「やってもらって当たり前」
  のような態度になり、やはり好感度は低くなると思う。
 ※ロシア、エカテリンブルグ「中央アジア国際心理学会」に出席
 S教授と友人の大学教授とモスクワ観光
   
  
 IQは知能指数で、受験や就職はIQだが、それからの人生はEQ「心の知能指数」で
心の機微に疎い人は、たとえ能力があっても、あまり大成している人は少ないようだ。
 カウンセリングルームを訪れる人は、頭脳優秀な人が多いが、心の知能指数が低く
そのため問題が生じることが多い。何故なら、世の中は家庭、職場、その他の交流
のすべてが人間関係で成り立っているので、例えば組織の中でも、人に引き立てられ
ることもないのは自明の理だ。また「ホンネとタテマエを上手に使い分け、心の機微
に敏感」なことが、「幸せ性格になる原点」だと思っている。
 
 私事で恐縮だが認知症8年目になる夫は、唯の一度も怒らせたことがない、その
お陰か未だに「認知症優等生」だ。それは私が心理のプロとしてだけではなく
もしかしたら長年努力して培った、私のEQの高さ故かも知れない。
 心あたりのある方は、ぜひ前述したように、賢く生きるための「心の知能指数」
を高めて頂きたいと思う。
※モスクワから2000キロエカテリンブルグ
 
一流大学から一流企業へ就職したが、プライドが高く非協調的のため、現在30代で
精神病院に入院している。そんな電話が合った古い友人の息子さんのことを考え
私はスッカリ目が冴えて、「幸せ性格になるための基本」を夜中に書いた。
コメント
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