☆ネガティブな感情はできるだけ早く捨て去る
Sさんは35歳の主婦ですが、親友に裏切られたことがあり、それが許せず
いつも憎しみの気持ちを持って暮らしていたそうです。
そのため、毎日気持ちが暗くなり、ときどきその時の状況が夢にまで出てきて
体調もすぐれない上に、夫や5歳の子供のためも悪いので、何とか自分の気持ちを
コントロールしたいと、悩みに悩んで訪れました。
その原因は高校時代からの親友のYさんに、自分の家庭生活のこと、実家で
起きている事件など、いつも洗いざらい聞いて貰ってはストレスを晴らしていま
した。ところが久しぶりにクラス会に出席したときに、友人から思いがけず
「あなたも実家のことで本当に大変ね」と言われて、ショックを受けました。
それは実家で起きた事件で、あまり他人に知られたくないことを、親友だけに
うちあけたのに、それをみんなが知っていたからでした。
唯一人親友のYさんだけに話したつもりが、そんな家庭内のヒミツの事情を
まさか他言するとは信じられなかったので、メールで「長年親友で自分が信じて
いたあなたが、そんなことを他人に話すなんて……あなたはそんな人だったの。
本当に口惜しくて、腹が立って仕方がない」など、自分の気持ちをぶつけたそう
です。
ところがYさんからは返信がなく、無論の謝罪の言葉も聞けませんでした。
そのためSさんは、たまらなく淋しい気持ちと同時に、またYさんが憎らしく
口惜しくてなりませんでした。そのため体調も悪くなったのでしょう。
性格分析ではSさんは、執着型気質でした。その特徴はれは真面目、几帳面
折り目正しく、責任感が強い半面、気分転換が苦手で、過ぎ去った物事をいつまで
引きずるタイプでした。それらについても詳しく説明した上で、「過ぎたことをいつ
まで引きずるのは精神衛生上大変悪い。さらに憎しみや、怒り、恨み、攻撃心、不安
恐怖心など持ち続けると、血液がアジドージス(医学用語赤い血液が青黒くなり、免疫力
抵抗力、自然回復能力が低下し、病気にかかりやすくなる)になること。
またその実例などについても、いろいろと説明しました。
するとSさんは、気持ちが晴れないのも、体調が優れないのも、親友に去られた
淋しさだけではなく、憎しみや怒りを捨てきれないことが原因だ、とハッキリ認識
できたようです。
自分は過ぎたことを引きずるタイプなので、ネガティブな感情が湧きあがって来た時
には、すぐに気分転換できる魔法の言葉「忘れる、気にしない、あきらめる」の自己暗示を
呪文を唱えるように、何度もくり返すことも勧めました。
またマイナスの波動が、プラス方向に変わる私創案の「セルフ・ヒーリング法」を
必ず朝晩行うことも、くり返し指導しました。親友だと思っていたYさんは、もう縁が
なくなった存在として、再び会わないようにとアドバイスし、「近いうちに必ず良い友達
ができるから大丈夫」と話しました。Sさんは「自分の内面をよく理解し、それらをどの
ように変えるか」についての方向性が明確になり、自分なりに努力をしました。
それからは以前よりずっと気持ちも明るくなり、すっかり元気になったのです。
世の中では腐れ縁など、どうしても離れられない人間関係もありますが、たとえどんなに
好きな人や、信頼していた人でも、一度でも裏切られたり、感性が合わないと感じたら
後を追うのは自分がみじめです。それはさりげなく敬遠するのが、私の考えではベストだ
と思います。もしもあなたにもSさんのような経験があったとしたら……
それは異性同性の区別はなく、余程利害関係がない限り、あきらかに別離のサインだと
受け止め、潔くさようならすべきでしょう。恨んだり、憎んだりをいつまでも引きずるのは
「心の中の風通しが悪くなり、自分自身を滅ぼすこと」と心得ることも必要です。
またある程度の協調は必要ですが、我慢したり、無理したりして相手に合わせること
はありません。一時的には淋しくても、いつかきっと、あなたに合った人に巡り会うこと
でしょう。ご自分の気持ちを第一優先にし、自分の人生を大切に生きましょう。
◆ 怒りや嫉妬心などは本能的なナマの感情です。それらを理性的な平常心でコント
ロールするのが賢く、上手な生き方でしょう。
Sさんは35歳の主婦ですが、親友に裏切られたことがあり、それが許せず
いつも憎しみの気持ちを持って暮らしていたそうです。
そのため、毎日気持ちが暗くなり、ときどきその時の状況が夢にまで出てきて
体調もすぐれない上に、夫や5歳の子供のためも悪いので、何とか自分の気持ちを
コントロールしたいと、悩みに悩んで訪れました。
その原因は高校時代からの親友のYさんに、自分の家庭生活のこと、実家で
起きている事件など、いつも洗いざらい聞いて貰ってはストレスを晴らしていま
した。ところが久しぶりにクラス会に出席したときに、友人から思いがけず
「あなたも実家のことで本当に大変ね」と言われて、ショックを受けました。
それは実家で起きた事件で、あまり他人に知られたくないことを、親友だけに
うちあけたのに、それをみんなが知っていたからでした。
唯一人親友のYさんだけに話したつもりが、そんな家庭内のヒミツの事情を
まさか他言するとは信じられなかったので、メールで「長年親友で自分が信じて
いたあなたが、そんなことを他人に話すなんて……あなたはそんな人だったの。
本当に口惜しくて、腹が立って仕方がない」など、自分の気持ちをぶつけたそう
です。
ところがYさんからは返信がなく、無論の謝罪の言葉も聞けませんでした。
そのためSさんは、たまらなく淋しい気持ちと同時に、またYさんが憎らしく
口惜しくてなりませんでした。そのため体調も悪くなったのでしょう。
性格分析ではSさんは、執着型気質でした。その特徴はれは真面目、几帳面
折り目正しく、責任感が強い半面、気分転換が苦手で、過ぎ去った物事をいつまで
引きずるタイプでした。それらについても詳しく説明した上で、「過ぎたことをいつ
まで引きずるのは精神衛生上大変悪い。さらに憎しみや、怒り、恨み、攻撃心、不安
恐怖心など持ち続けると、血液がアジドージス(医学用語赤い血液が青黒くなり、免疫力
抵抗力、自然回復能力が低下し、病気にかかりやすくなる)になること。
またその実例などについても、いろいろと説明しました。
するとSさんは、気持ちが晴れないのも、体調が優れないのも、親友に去られた
淋しさだけではなく、憎しみや怒りを捨てきれないことが原因だ、とハッキリ認識
できたようです。
自分は過ぎたことを引きずるタイプなので、ネガティブな感情が湧きあがって来た時
には、すぐに気分転換できる魔法の言葉「忘れる、気にしない、あきらめる」の自己暗示を
呪文を唱えるように、何度もくり返すことも勧めました。
またマイナスの波動が、プラス方向に変わる私創案の「セルフ・ヒーリング法」を
必ず朝晩行うことも、くり返し指導しました。親友だと思っていたYさんは、もう縁が
なくなった存在として、再び会わないようにとアドバイスし、「近いうちに必ず良い友達
ができるから大丈夫」と話しました。Sさんは「自分の内面をよく理解し、それらをどの
ように変えるか」についての方向性が明確になり、自分なりに努力をしました。
それからは以前よりずっと気持ちも明るくなり、すっかり元気になったのです。
世の中では腐れ縁など、どうしても離れられない人間関係もありますが、たとえどんなに
好きな人や、信頼していた人でも、一度でも裏切られたり、感性が合わないと感じたら
後を追うのは自分がみじめです。それはさりげなく敬遠するのが、私の考えではベストだ
と思います。もしもあなたにもSさんのような経験があったとしたら……
それは異性同性の区別はなく、余程利害関係がない限り、あきらかに別離のサインだと
受け止め、潔くさようならすべきでしょう。恨んだり、憎んだりをいつまでも引きずるのは
「心の中の風通しが悪くなり、自分自身を滅ぼすこと」と心得ることも必要です。
またある程度の協調は必要ですが、我慢したり、無理したりして相手に合わせること
はありません。一時的には淋しくても、いつかきっと、あなたに合った人に巡り会うこと
でしょう。ご自分の気持ちを第一優先にし、自分の人生を大切に生きましょう。
◆ 怒りや嫉妬心などは本能的なナマの感情です。それらを理性的な平常心でコント
ロールするのが賢く、上手な生き方でしょう。