ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

人生を振り返ってみて

2018-07-09 07:47:23 | エッセー
 自然災害はいつ起きるか全くわからない、ニュースを見ているとその惨状がつ
ぶさに感じられ、その爪痕の恐ろしさに慄然とさせられる。
 そんな天災に遭われた方々のどんなにご苦労なさるかと、とてもお気の毒で、いろ
いろ考え必ず私は眠れられなくなる。昨夜もそうだったが、長年生きていても、私は
まだ一度も恐ろしい天災に遭遇したことはなく、人災で戦争で家が焼かれたことだけだった。

 眠れないといろいろな事を考える、発達障害とも思える「心が年を取らないこと」
深刻に考えだしたのは50歳代の初めからで、その頃親しかった精神科医に、私は
真剣に聞いたことがあった。「心が年を取る薬があったら飲みたい」と。
 すると彼は大笑いしながら「そんな治療薬はないね。もしあったとしても、あな
たには絶対に飲ましたくないね」と言った。あれ以来体はどんどん年を取って枯れて
行くのに、心だけは全く変化しない、そのため大変生きにくいのだ。

 もっと年齢とともに、思慮分別があれば私の人生はきっと変わっていただろう。
それがチャームポイントと言われることもあるが、そのマイナス面はかなり多いと
自分では認識している。医学がどんどん進歩して、「性同一性障害」も明らかになり
そんな方々も大手を振って歩ける世の中になりつつある現在なのに、年をとっても心は
年を取らずに、相当変わっているらしい私なのに・・・
 「老人性精神未発達障害」なども、認められ治療できれば良いのにと思う、でも
当人以外は悩まないから、全然研究されていないのだろう。あ~あ!
コメント
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