ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「北里大学病院精神科」部長 女医高橋先生の講演を聞いて

2018-07-26 07:08:22 | エッセー
 認知症についてのお話だったが、大変理解しやすく、具体的で、介護歴8年目に
なる私にとっては、大変参考になり、また「笑顔が大切」であることもお話なさった。
 介護する人の対応で変わるのはよく理解していたが、「私なりの知識を全開にして
いる介護は、やはり夫にとっては効を奏している」ことを実感できて嬉しかった。
 今日も夫は穏やかな顔をしてデイホームへ行ったが「治療薬の効果ははっきり
言ってあまり明確でなく、期待はできないが、介護者の対応の仕方で、進行状態が
緩やかになる」ことを、私は改めて認識した。

 毎日何度も同じことを言ったり、したり、聞いたり、何度言ってすぐ忘れる、それ
を気長に対応するのは相当なエネルギーがいる。当然ながら家族は怒ったり、非難
したり、いらいらするはず。私はそれらを全然しないから、夫はいつまでも穏やかな
のだ。ただアルツハイマー型はそれでも良いが、レビー小体型のように、幻覚が見える
のとではまるで対応が違って、とても私には介護できないかもとも思う。
 大変な努力は確かに必要だが、私は8年間に夫につき合って随分学習したが
それらは、心理カウンセラーとしての知識がベースにあるからできたのだ。
 ちょっとした言葉の使い方で、相手の態度は全く変化するので、怒らせるのは至極
簡単だ。いつも「幸せだね」と言う夫、彼がいつまで「我が家が最高だ」と思わせるよ
うに、これからも努力を続けたいと思っている。
 今日は夫の86歳の誕生日、同世代の旧友達は亡くなったり、認知症になったり
して会えなくなったので、近くの朝のジョギング仲間の友人達を招いて、「誕生会」
を開くつもりだ。







夫への対応法を具体的に表現すると・・・・
コメント
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