ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

能里子のワンポイントアドバイ「今を生きる」

2018-07-12 05:03:02 | エッセー
 過去、現在、未来は地続きで、ハッキリ区別するのは不可能だ。
もしもそれを自分の観念であえて3分割したとしたら、私の価値観は
「過去1現在7、未来2」だった。でも自分が高齢になり、時間はだんだん目減り
しているためか、最近は「過去1現在8未来1」位の比率になったかなと、実は
思いはじめつつあった。でも、未来は希望的観測なので、いくら高齢でも
「希望ない人生は生きている価値がない」と、改めて気づいた。
考えてみると、あらかたの人達は、過去と未来のために、心の中の時間を沢山使って
いて、「現在」にはほんの少しの時間しか割いていないようだ。
 過去は失敗したことをいつまで反省していたり、後悔していたりすることが
多く、いくら思い悩んでも、それは時間の無駄使いに過ぎない。
 何故ならタイムトラベルして、修正するのは絶対に不可能だから。

 未来についても同じことが言えることは、年齢に関わらず災害や、事故、病気
などでいつ命が失われるかもしれない。無論明るい未来に期待して努力するのは
必要で、例えば受験など、ある一定の特別期間は必要不可欠だけれど。
 私は思う。今を一生懸命生きていれば、必ず明るい未来につながるはずだと。
でも、現在を犠牲にまでしてやっていたとしたら、果たしてやる価値はあるのだろ
うか?私は高齢だからではなく、おそらく30代頃から、いつも今を大切に生きて
いるつもりだ。そのため、時間は無駄使いしないように心がけているので、他人に時間
を奪われるのが最も嫌だ。また、私自身もできる限り、他人の時間は奪わないように
生きている。

 今現在のささやかな喜び、幸福感など、現在の幸せを忘れて、今しか味わえない
大切なものを見失っているかも知れない。過去の指導ケースでは「過去に生きている
人」が大変多かったが、現代は未来にウエイトをかけて生きている人が多いと
感じる。いずれにしても、あなたが何歳であろうと、再び巡ってこない「今現在」
を愛くしんで生きては如何でしょうか?私は長年そんな価値観でいつも燃焼して
生きていたので、自分自身だけのためなら「いつ死んでも良い」と思っていたし
今もその気持ちは全く変化していない。そのため、「今を抱きしめたい」ほど
大切に毎日を生きている。
コメント
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