☆ クレッチマーの気質型分類法 相反する気質との付き合い方
私達は生まれて時すでに持っている、性格、人格の基礎というべき「気質」
があります。それは大きく5つのタイプに別れますが、その二つの気質について
お話しましょう。これは(精神病的分類法とも言われます)
1)そううつタイプ(賑やか好き、社交的、協調的、気分の変動が激しい、お調子者
緻密さに欠け、親分肌)は、ことに淋しさや孤独感に大変弱いようです。
2)それと相反するタイプが統合失調症タイプ(昔は分裂型)
(非協調的、創造性や独創性は高く、独自の価値観や考えを持ち、プライド
が高く、非協調的)そのため孤高の貴族、誇り高きロマンチストとも言われます。
ドンカンと繊細さを併せ持つのが特徴。孤独を好み、一人でいる方が楽なので
孤独感やさみしさをあまり感じないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8b/b1d5c9f2a9cc7e45ba541e757c7f4062.jpg)
2)はどちらかと言うと、人間関係があまり良くない場合が多いのです。
私は典型的なそううつタイプで、気分の変動が激しく、大変寂しがりです。
でも、心理学を長年勉強するとともに、コントロールはできるようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9e/2cc733e9da60646bd3859d97bc475ec7.jpg)
☆指導ケース
50代で独身のYさんは、80代の母と二人で住んでいましたが、母子とも昔から
気が合わなかったのですが、父親が亡くなってからもずっと一緒に住んでいました。
不幸なことに二人とも、非協調的な統合失調症・別名芸術家タイプでした。
そのため、お互い譲り合うことなく、いつも口を開くと喧嘩ばかり、一階と二階に
住んでいましたが、食事は一緒でしたが、驚いたことにゴミは二人で別々に出していた
そうです。Yさんは会社員でしたが、職場では仕事に差し障りがないように、自分
を抑えていたそうですが、実は同僚から「付き合いにくい」と、陰口を言われていたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/88/95343a38ffcba034d2a94368c96e3db5.jpg)
彼女の言い分は「会社で我慢しているのに、家に帰っても我慢するのは嫌だ」と
言うことでした。一人でいるのが好きで、旅行もいつも一人で行き、それを母親が
羨ましがっても、決して誘うことはなかったとか。私は、「もう今更お母さんは高齢
だし今更変えられないから、あなたがもう少し優しくしたり、意見に協調してみたら」
と、アドバイスしても無駄でした。だんだん弱っていく母親をどうするべきかが
相談内容でしたが、結局家を処分し、母親は施設に入り、自分はマンションを買いま
した。それからは、母子は全く会わないそうで、極端な事例ですが、一般的に見ると
信じられないようですが、これは紛れもない気の毒な事実でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fa/35f11f8e6369a8f6f1c13da5f21ee935.jpg)
孤独に強いタイプは、そううつタイプから見ると、ある意味強いと思えますが
果たしてそれが幸せでしょうか?この実例を見ても考えさせられました。
しかしこのタイプで頭が良い人は、「カミソリのように切れる」と言われるほど
シャープですので、出世街道を驀進するかもしれません。
いずれにしても、持って生まれた性格の基礎である、気質を上手にコントロール
できる人が、世渡りの上手な人なのでしょう。
もしもあなたが気分の変動が激しく、気が変わりやすく、人付き合いが良い方なら
それは1のタイプでしょう。逆に孤独が好きで一人でも淋しくなく、あまり協調的
でなければ、2のタイプかも知れません。良いとか、悪いとかではなく、それらは天性の
性格の基本なので、それがある程度理解できれば、上手に相手と付き合うことができる
事でしょう。すると生きていくことが、随分楽になると思いますよ。
自分で満足できる人生を歩めるのは「自分自身の内面を、ある程度把握すること」
だと思いますが、何より重要なことは、相手に迎合することではなく「ある程度自分の
主体性を持ちながら、共感と受容と愛の気持ち」ではないでしょうか。
私はそんな気持ちで、認知症8年目の夫に接しているためか、いつも夫は穏やかで
幸せそうです。
私達は生まれて時すでに持っている、性格、人格の基礎というべき「気質」
があります。それは大きく5つのタイプに別れますが、その二つの気質について
お話しましょう。これは(精神病的分類法とも言われます)
1)そううつタイプ(賑やか好き、社交的、協調的、気分の変動が激しい、お調子者
緻密さに欠け、親分肌)は、ことに淋しさや孤独感に大変弱いようです。
2)それと相反するタイプが統合失調症タイプ(昔は分裂型)
(非協調的、創造性や独創性は高く、独自の価値観や考えを持ち、プライド
が高く、非協調的)そのため孤高の貴族、誇り高きロマンチストとも言われます。
ドンカンと繊細さを併せ持つのが特徴。孤独を好み、一人でいる方が楽なので
孤独感やさみしさをあまり感じないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8b/b1d5c9f2a9cc7e45ba541e757c7f4062.jpg)
2)はどちらかと言うと、人間関係があまり良くない場合が多いのです。
私は典型的なそううつタイプで、気分の変動が激しく、大変寂しがりです。
でも、心理学を長年勉強するとともに、コントロールはできるようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9e/2cc733e9da60646bd3859d97bc475ec7.jpg)
☆指導ケース
50代で独身のYさんは、80代の母と二人で住んでいましたが、母子とも昔から
気が合わなかったのですが、父親が亡くなってからもずっと一緒に住んでいました。
不幸なことに二人とも、非協調的な統合失調症・別名芸術家タイプでした。
そのため、お互い譲り合うことなく、いつも口を開くと喧嘩ばかり、一階と二階に
住んでいましたが、食事は一緒でしたが、驚いたことにゴミは二人で別々に出していた
そうです。Yさんは会社員でしたが、職場では仕事に差し障りがないように、自分
を抑えていたそうですが、実は同僚から「付き合いにくい」と、陰口を言われていたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/88/95343a38ffcba034d2a94368c96e3db5.jpg)
彼女の言い分は「会社で我慢しているのに、家に帰っても我慢するのは嫌だ」と
言うことでした。一人でいるのが好きで、旅行もいつも一人で行き、それを母親が
羨ましがっても、決して誘うことはなかったとか。私は、「もう今更お母さんは高齢
だし今更変えられないから、あなたがもう少し優しくしたり、意見に協調してみたら」
と、アドバイスしても無駄でした。だんだん弱っていく母親をどうするべきかが
相談内容でしたが、結局家を処分し、母親は施設に入り、自分はマンションを買いま
した。それからは、母子は全く会わないそうで、極端な事例ですが、一般的に見ると
信じられないようですが、これは紛れもない気の毒な事実でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fa/35f11f8e6369a8f6f1c13da5f21ee935.jpg)
孤独に強いタイプは、そううつタイプから見ると、ある意味強いと思えますが
果たしてそれが幸せでしょうか?この実例を見ても考えさせられました。
しかしこのタイプで頭が良い人は、「カミソリのように切れる」と言われるほど
シャープですので、出世街道を驀進するかもしれません。
いずれにしても、持って生まれた性格の基礎である、気質を上手にコントロール
できる人が、世渡りの上手な人なのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/78/f54b39943f4a3c3e0bbcac2dd3083b19.jpg)
もしもあなたが気分の変動が激しく、気が変わりやすく、人付き合いが良い方なら
それは1のタイプでしょう。逆に孤独が好きで一人でも淋しくなく、あまり協調的
でなければ、2のタイプかも知れません。良いとか、悪いとかではなく、それらは天性の
性格の基本なので、それがある程度理解できれば、上手に相手と付き合うことができる
事でしょう。すると生きていくことが、随分楽になると思いますよ。
自分で満足できる人生を歩めるのは「自分自身の内面を、ある程度把握すること」
だと思いますが、何より重要なことは、相手に迎合することではなく「ある程度自分の
主体性を持ちながら、共感と受容と愛の気持ち」ではないでしょうか。
私はそんな気持ちで、認知症8年目の夫に接しているためか、いつも夫は穏やかで
幸せそうです。