ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

70代で踊った思い出の「ライン・ダンス」

2018-11-20 07:26:29 | エッセー
引き出しを整理していたら、ノートの間から懐かしい写真が出てきたが、それは
クラスメート達と学園祭で踊った「ラインダンス」の写真だった。
 私は世田谷区立生涯大学を二回卒業したが、その入学条件は、世田谷区民で、
60歳以上だった。文化、歴史など5つの講座があり二年間は、専門別にそれぞれの
先生がそのクラスを受け持った。その後の二年間は「自主研究会」で、生徒たち
が自主的に運営をするが、すべて区で補助してくれた。
 ※センターの私の両隣は80歳過ぎのクラスメート

こんな4年間の講座は都内でも世田谷区だけで、他の地域に住む友人達には随分
羨ましがられた。私は過去に4回ラインダンスを振り付け、学園祭や世田谷区で開く
高齢者の祭典で「世田谷区民ホールで」踊った。私がラインダンスを提案したとき
「え!あんなに足を高く上げるの?」と、みんなに驚かれたが、「横に並べば
ラインダンスで、足を高く上げなくてもよいの」と説明して、踊ることになった。
何しろ60歳代から80歳代の人ばかなので、高齢者が踊るのは面白いと私は
思ったのだ。でも、なかなか覚えてくれず大変だった。中にはまったく覚えられず
周りでサポートして踊った人もいたが、その練習は笑いが絶えず、とても楽しかった。
 一応振り付けを覚えてから、私のダンススタジオの大きな鏡の前で練習した。
やさしくカッコよくと、私なりに苦心して振り付けた。
 
この写真を見たら、胸が痛くなるほど懐かしくなった。二回卒業した生涯大学だけ
れど、その交流は未だに続いているのは嬉しいことだ。今年ひょんなことからソシアル
ダンスを教えたが、何とその会場の会員に意地悪され、止めたこともあった。
この写真を見たら、とても懐かしくなって、「もう一度ラインダンスを振り付けて教えたい」
と思った。長い人生の中では思い出は数えきれないほどあったが、高齢者ばかりのクラスメート達
と踊った「ラインダンス」は、私の人生の1ページで、忘れられないほど楽しい思い出だった。
コメント
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