ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

もしかしたら神様からのプレゼント?

2021-04-04 09:32:08 | エッセー

 先日のことだが、お昼に冷蔵庫を開けたら一番上に、いつも飲んでいるメーカーの

缶ビールが、カートンでなくバラで6本入っていた。

 前日スーパーへ行ったが、そのメーカーはなく、夫にそう言ったら「別にいいよ

そう変わらないよ」と飲んでいたので、そのメーカーのビールはなかったはずだ。

(不思議だな?昨日はなかったのに)まさかと思ったが、娘か、お嫁さんが入れ

たのかしらと、聞いてみたらやはりそうではなかった。

 朝は確かになかったし、私はカウンセリングルームにいたが、防音なので誰かが来ても

聞こえない。それにしても・・・何故いつも飲んでいる銘柄のビールが冷蔵庫に入っていた

のだろう?家族が入れなければ、冷蔵庫で自然に湧いてきた以外は考えられない。

 話は突然変わるが、15歳の私は人生の中で最も修羅の時代だったが、その70年後の現在も

考えられない程の事が起きて、そのため、私の心の奥には「悲しさを交えた寂寥感」があり

それをコントロールしながら生きている。

  それなのに、認知症11年目の夫が「いつも機嫌よくいられる対応」を、毎日考え

工夫し、そのため夫はいつでも、穏やかで安定した精神状態を保っている。

  いくら心理のプロとは言え、「我ながらよくやる」と、そんな一生懸命な自分が健気

にさえ感じる。そのため、今の精神状態の私を元気づけるようにと、神様がきっと私に

大好きなビールをご褒美に下さったのかも知れない。

 それなら頂こうと夫と飲んだら、私はいつもより数段美味しく感じられた。

まだ1本残っているが「神様から頂いたプレゼント」として、しばらく大切に取って

置こうと思っている。何故なら「それ以外考えられない不思議な事実」だから・・・

 皆さんはそんなこと信じて下さいますか?

 

コメント
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