先日渋谷ハチ公前である墓地から一足先に帰った私は、クラスメート達と待ち合わ
せたが、ハチ公の慰霊祭が行われていた。ハチ公のまわりは人が入れないようにして
あり、中には神主さんやそれに関わるらしい人達がいて、神主さんが祝詞を上げていて
それに合わせて参加者たちも拝礼をしていた。忠犬ハチ公はあまりにも有名だが、亡く
なった東大教授のご主人を、いつもの帰る時間に駅まで、死ぬまで毎日迎えに行ったそう
で本当に健気だった。その功績のため渋谷駅前に銅像が作られたそうだ。
そのセレモニーは15分程で終わったが、最後にハチ公の頭に花輪を被せたが、それが
なかなかうまく行かずちょっと大変だった。でも結局きれいに頭の上に納まったが、思い
がけず珍しい光景を見学した。私はそこから山手線で渋谷まで戻ったが、バスで帰る
クラスメート達はなかなか現れなかった。ハチ公の周りにはきれいな日本庭園のような
雰囲気になっていたが、きっと慰霊祭に合わせて作られたのだろう。
それにしても・・・私は犬ほど可愛いものがないほどが大好きだが、一昨年ペットは
長生きして眠るように亡くなった。この年齢になると自分たちが先に死ぬので、もう再び
飼うことはできない。(もう一度犬を飼いたい)と、胸が痛くなるように感じた日だった。