ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

元スタッフの誕生日に

2021-04-30 07:02:18 | エッセー

 毎年お花を贈っているが、独身の彼女に(手づくりのディナーをプレゼントしよう)

と思い立った。Tさんは19歳の時、その頃大ブームだったディスコダンスを習いに

私のダンススタジオへ入会した。その後ジャヤズダンスのアシスタントに育て、やがて

ヨーガのスタッフになり、私がスタジオを止めるまでサポートしてくれた、娘のような

存在だ。梅丘へ越してきてからもう何年になるだろう?でもこの前会った時に「仕事を

辞めたら、とても梅が丘には住んではいられません」と言っていた。

いろいろ考え中華おこわにしたが、前日の準備が大変だったのは、どうせなら家族や

友人にも上げたいと思ったから、すごく沢山つくった。(実はこれの二倍)

プレゼントは小さなぬいぐるみの可愛いい犬、ちょっと上等なワイン、煮物、漬物

ナッツのおつまみ、デザート、小さな花束も添えた。夕方取りに来て「私63歳になりましたが

お蔭様で元気です、先生のご指導を毎日実践しています。ありがとうございます」と

嬉しそうに言った。 とても若く見え可愛くてきれいだ。「私の強みは一人に強いことです」

とも言ったが実に羨ましい!!都内の住人の半分は独身とテレビで聞いて、大変驚いたが

結婚しない人がますます増えているようだ。でも、思い起こせば私の年代でも親しかった友人

達は、全部独身だったから、現代はそれも当然かも知れないと感じた。

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「若さ」拒んで老いの果実

2021-04-30 07:02:18 | エッセー

 これは昨日の読売新聞夕刊の「いま風」と言うコーナーでときどき書いている

黒井千秋さんのタイトルだ。私はこの作家が大好きだが、多分私より年齢は少し

下だと思う。

「この世に健康な老い」と言うものはあるだろうかと時々考える。

 平均寿命ではなく、健康寿命を伸ばさねばならぬ、などと言う意見を聞いたり

するとなるほどと頷き、たまには体操でもしてみるか、と腕をぐるぐる廻して

みたりする。他人の目には、それが壊れかけた風車のように見えたとしてもー」

 こんな心境になれたら、ごく自然に年齢を素直に受け取ることができるだろうと

私は何時も羨ましくさえ感じる。体は明らかに老化する一方だが、それなのに心は

いつも老化した体を引っ張るように走り出す。私もそうバカじゃやないので「あな

たはどう考えても末期高齢者なのよ。もっと年齢なりの行動をしてみたら」と、言

い聞かせる。「確かに、もう死んでいる人も多いし・・・」と、一時期は納得しても

「そう長くない命だから、誰にも迷惑かけなければいいじゃない」と、すぐ考えが

翻るのはホント困ったもんだ。でも、私プロだしそれほど老化していないし・・・

これ私の天性だか仕方ない、「自分の気持ちに正直に生きよう」、とヤッパリ思った。

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