自律神経は「心と身体との大切なルートで、不随意神経のため自分ではコン
トロールできない」と言われていますが、心と身体とは両輪のようなもので、いくら
体だけ鍛えても、心身共に安定した健康状態は保つことは、難しいかも知れません。
心をコントロールする簡単な方法は、いつでも、どこできる呼吸法ですが、また
ポジティブな祈りも、それに相当すると私は思っています。
それは、やる気さえあれば、電車やバスなど乗り物の中、車の運転中、待ち時間
など利用すればいつでもできる方法です。
私はヨーガの指導者なので、沢山の呼吸法を学習しましたが、でも「これは素晴
らしい」と、二年程前から行っているのが「スタンフォード式、IAP呼吸法」です。
それは吸ってお腹を膨らませ、吐くときもお腹を膨らませるため、「腹圧呼吸」とも
言われています。もしも、心を整える方法の一つが呼吸法ですが、そんな類の方法を
毎日の習慣にすると、生きるのが大変楽になるかもしれません。
「人一倍神経が敏感な私が、高齢なのに未だに元気なのは、心を制御する方法を長年
行っているから」です。もしもダンス教師だけだったら、もうとうに、この世には存在
していないと思っています。
そのため、皆様方も呼吸法だけでも、毎日の習慣になさっては如何でしょうか?
私はバスや電車の他、待ち時間には「スタンフォード式腹圧呼吸」を必ず行っています。
日常は交感神経(緊張)が優位になりがちですが、ゆっくり息を吐くことで副交感神経
(リラックス)が亢進して、心が安らぐのです。ご紹介するのは私が創った呼吸法ですが
深呼吸に自己暗示法を加えた、比較滝やさしい方法です。。
☆自己暗示深呼吸法
何となく元気がない、疲れたな、イライラしている、ゆうつうだな、などと感じた時
1)息を吸うときは「希望、自信、やる気、安心感、勇気」など、今のあなたに必要な
要素をタップリ吸い込むつもりで。
2)少し息を止めて、今吸い込んだプラスの要素が、心や体の中に広がっていく、浸透
して行くとイメージする。
3)息を吐くときは「怒り、苛立ち、落ち込み、自信喪失、疲れ」など、全部吐き出す
ように(できたら口をすぼめ)細く長くできるだけゆっくり吐き出しましょう。
これは何方にでも優しくできる、自律神経の副交感神経(リラックス)が優位になる
方法です。特にすぐに頭に血がのぼるタイプの方に、お薦めしたいと思っています。
何故なら「怒りは自分で毒を生産している」と、同じ状態なので・・・
ちょっとした努力で、毎日心身を快適な状態で過ごせることになると思いますよ。