ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

心の宝石箱を開いて

2021-10-08 11:36:20 | エッセー

 私は一応心身両面の指導者で、さらに精神世界を学習し、またヒーラーと

してもさまざまコントロールの知識がある。でも、あまり神経がタフでは

ないので、今日は耐えきれないような精神状態になり、久しぶりに

「心の宝石箱」を開いた。それには大成功した講演の記録、読者の方からの

嬉しいお便り、売れに売れた著書の記録、海外から自分に当てた手紙

また有名な霊能者に観て頂いたそのお手紙などが入っている。

 その一つが私の著書「私は自分をこう変えたい」(同文館出版)の中で

日本医科大学教授その頃右脳革命で、超有名だった「品川嘉也」先生との

対談だった。それは新宿京王プラザホテル「瑠璃の間」で行われた。

 私はとても嬉しくて、何か記念になるものが欲しくかった。

先生がお帰りになってから、その頃ヘビースモーカーだった先生は、フランス

製の吸い口がとてもきれいなたばこを吸っていらした。

 先生がお帰りになってから、そのピンクとグリーンの美しい吸殻を二本

持って帰った。それをラップで包んでリボンをかけ、今でも大切に箱に

入っている。それはすっかり色あせたが、もう先生が亡くなられてから

29年も経つのに・・・

 

私が元気でなければ、それはすぐに夫の介護に影響するので、これから

また違う方法で自分をコントロールすることにした。

 たった今親しい友人から電話があり、ある程度事情を知っているので

色々話したら、少しは気分が晴れた。一応心理のプロでも、長年の人生

経験があっても、心は一筆書きのようなものではなく、とても難しいもの

だと痛感している。でも、それだから、もしかしたら生きているのが楽し

いかも知れない。昨夜の大きな揺れの地震、天災はいつ起きるか分からない。

そう思えばその日が無事に過ごせたことだけでも、感謝に値するのだろう。

 これからもグチ、不平不満などあまり言わず、その日穏やかで過ごせたことを

感謝して生きたいと思っている。大昔考えて作った「心の宝石箱」は自分を

励ますための、大きな力を与えてくれる、これからも活用するつもりでいる。

 

コメント
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