私は一応心身両面の指導者で、さらに精神世界を学習し、またヒーラーと
してもさまざまコントロールの知識がある。でも、あまり神経がタフでは
ないので、今日は耐えきれないような精神状態になり、久しぶりに
「心の宝石箱」を開いた。それには大成功した講演の記録、読者の方からの
嬉しいお便り、売れに売れた著書の記録、海外から自分に当てた手紙
また有名な霊能者に観て頂いたそのお手紙などが入っている。
その一つが私の著書「私は自分をこう変えたい」(同文館出版)の中で
日本医科大学教授その頃右脳革命で、超有名だった「品川嘉也」先生との
対談だった。それは新宿京王プラザホテル「瑠璃の間」で行われた。
私はとても嬉しくて、何か記念になるものが欲しくかった。
先生がお帰りになってから、その頃ヘビースモーカーだった先生は、フランス
製の吸い口がとてもきれいなたばこを吸っていらした。
先生がお帰りになってから、そのピンクとグリーンの美しい吸殻を二本
持って帰った。それをラップで包んでリボンをかけ、今でも大切に箱に
入っている。それはすっかり色あせたが、もう先生が亡くなられてから
29年も経つのに・・・
私が元気でなければ、それはすぐに夫の介護に影響するので、これから
また違う方法で自分をコントロールすることにした。
たった今親しい友人から電話があり、ある程度事情を知っているので
色々話したら、少しは気分が晴れた。一応心理のプロでも、長年の人生
経験があっても、心は一筆書きのようなものではなく、とても難しいもの
だと痛感している。でも、それだから、もしかしたら生きているのが楽し
いかも知れない。昨夜の大きな揺れの地震、天災はいつ起きるか分からない。
そう思えばその日が無事に過ごせたことだけでも、感謝に値するのだろう。
これからもグチ、不平不満などあまり言わず、その日穏やかで過ごせたことを
感謝して生きたいと思っている。大昔考えて作った「心の宝石箱」は自分を
励ますための、大きな力を与えてくれる、これからも活用するつもりでいる。