☆声の若さと好感度を高める
「声」は「その人の印象の約40%」と言われますが、年齢と共に低くなったり
しわがれたりしますが、容姿は気にしても、意外と気にしないのが声だと思います。
若々しい声はある程度の高さと、透明感がありますが、前傾姿勢で声を出すよりも
背筋を伸ばし、お腹から出すように意識をすると、ハリのある若々し声が出ます。
うつむき加減で話すと、声が暗くなるので注意しましょう。
だんだん声に響きがなくなったり、かすれてきたり、ぼそぼそしたり、細くて弱い
声などになりがちで、何度も聞き返さないと、理解できないこともあるようです。
また一音ずつ区切るように、はっきりと話すことも大変役立ちますが、お腹から
声が出るようイメージすると、かなり若々しく聞こえます。
私自身は話すことが仕事ですので、多分40年以上前から、毎日ヴォイストレを続け
ています。これは私のスタジオや、講演の時に行ったオリジナル声のレッスンですが
滑舌(明瞭でよどみない話し方)が悪い人、声が小さく低い人などは、こんな
言葉をくり返し練習すると、発音もよくなり、元気で大きな声が出るようになります。
一人の時やお風呂に入っているときなど、ぜひ繰り返してくださいね。
☆頭を活性化し、滑舌を良くする声のトレーニング
これらはほとんど破裂音ですが、唇を強く合わせることで、頭も活性化します。
1)ラブ、ラブ、ラブ、ラブ、ラブコール!
バリ、ラブ、ルルレレ、バカンスを!
薔薇、バラ、バラ、バラ、ビューティフル!
ボロ、ボロ 、ボロ、ボロ 思い出が!
ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ ブルドーザー!
バレ、バレ、バレ、バレ、 ばれちゃった!
ベリ、ベリ、ベリ、ベリ、ベリーナイス!
ブラ、ブラ、ブラ、ブラ、散歩する!
ビリ、ビリ、ビリ、ビリ しびれちゃう!
バリ、バリ、バリ、バリ 裂いちゃった!
☆私は知らないで作りましたが、これは脳梗塞のリハビリに使われている言葉
だそうです。
2)ドレミファソラシド・ドシラソファミレドで2回歌いましょう!
ルーレー ルーレー ローレー ローレー(ドレミの音階で)
ラーレー ラーレー リーローリーロー
ルーレールーレーローレーローレー
ラーレーラーレーリーローリーロー
☆やや上向きで発音することがたいせつです。
余談ですが先日40年以上前からお付き合いのある編集者と、久しぶりに電話で
しばらく話しましたが、するとKさんはこう言ってくれました。
「先生のお声は初めてお会いした時と、ほとんど変わらないですね。ということは
声は40歳位お若いですよね」と。ちょっと嬉しくなった私ですが、努力の成果は
必ず現れるものです、お心当たりのある方にぜひお勧めしたいと思います。
(エイジポジティブ研究家 小池能里子創案)