昨日は定例のクラスメート達の親睦会、私達は新宿西口で待ち合わせた。
参加したのは男女とも7人、大江戸線に乗ったが、体にまで響くような
あまりにも凄い騒音に、私は本当に驚いた。過去に何度か利用したが
これ程の騒音ではなかったと思った。私は音には物凄く過敏なため、そう
長く乗車した訳ではないが、しばらく耳を抑えていた。
電車を降りしばらく歩いたが、私の住んでいる世田谷区とは随分違う
雰囲気の街並みだった。でも、「林芙美子記念館」についてから大変驚いた。
「そこは文豪林芙美子さん自宅後で、小さいところだよ」と、友人に説明
されていたが、聞いたイメージとは全く違って、とても風雅な大邸宅だった。
昔は山だったような傾斜地に建てられた住宅は、総面積は300坪もある
そうだ。邸内には建物もいくつかあり、広々とした庭には樹木が生い茂り
お地蔵様もいくつかあった。広々とした展示室まであり、林芙美子先生の
活躍なさった様子が、文学全集、年表、沢山の写真など沢山あり、また
絶えずビデオテープが流されていた。
私達はしばらくそれぞれ邸内を見学したが、林芙美子さんの晩年はとても
豊かで幸せに過ごされていたようだと想像できた。昭和の時代を少しだが
共に生きた作家の日常生活空間を垣間見て、昭和はますます遠く過去の中に
埋没していくと感じた。とてもついていけないほどの、急激な時代の変化
心の変化、それに今私は直面している。でも・・・生きている間はそれらに許容し
また順応しなければならないのだ。そんな事を忘れられる程、きれいな空の元
懐かしい昭和の次元にしばし浸れたとても素敵な日だった。
とても懐かしく素敵な空間で、気持ちが癒されますよ。皆様方もいらしては如何ですか?