ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

美しい秋晴れの日に

2021-10-15 02:47:14 | エッセー

 昨日は定例のクラスメート達の親睦会、私達は新宿西口で待ち合わせた。

参加したのは男女とも7人、大江戸線に乗ったが、体にまで響くような

あまりにも凄い騒音に、私は本当に驚いた。過去に何度か利用したが

これ程の騒音ではなかったと思った。私は音には物凄く過敏なため、そう

長く乗車した訳ではないが、しばらく耳を抑えていた。

 電車を降りしばらく歩いたが、私の住んでいる世田谷区とは随分違う

雰囲気の街並みだった。でも、「林芙美子記念館」についてから大変驚いた。

 「そこは文豪林芙美子さん自宅後で、小さいところだよ」と、友人に説明

されていたが、聞いたイメージとは全く違って、とても風雅な大邸宅だった。

 昔は山だったような傾斜地に建てられた住宅は、総面積は300坪もある

そうだ。邸内には建物もいくつかあり、広々とした庭には樹木が生い茂り

お地蔵様もいくつかあった。広々とした展示室まであり、林芙美子先生の

活躍なさった様子が、文学全集、年表、沢山の写真など沢山あり、また

絶えずビデオテープが流されていた。

 私達はしばらくそれぞれ邸内を見学したが、林芙美子さんの晩年はとても

豊かで幸せに過ごされていたようだと想像できた。昭和の時代を少しだが

共に生きた作家の日常生活空間を垣間見て、昭和はますます遠く過去の中に

埋没していくと感じた。とてもついていけないほどの、急激な時代の変化

心の変化、それに今私は直面している。でも・・・生きている間はそれらに許容し

また順応しなければならないのだ。そんな事を忘れられる程、きれいな空の元

懐かしい昭和の次元にしばし浸れたとても素敵な日だった。

とても懐かしく素敵な空間で、気持ちが癒されますよ。皆様方もいらしては如何ですか?

 

コメント
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