クリスマスの夜

　空には三日月が光っていた。月を眺めながら思い出したのは、はるか
昔クリスマス、とても寒かった10時過ぎ銀座で見た三日月だった。
　まだ夫と知り合ってから三回目のデートは、「ミマツダンスホール」
だった。その頃私には正式に婚約こそしていなかったが、お互いの両親
とも会って、結婚がほぼ内定していた相手がいた。
　その人はスラリとした私好みのタイプで、バツイチだったが、それ以外は
私の望み通りで、条件は大変よくすべて整っていたし、限りなくやさしかった。
　でも、嫉妬深いとは感じていた。その時代は両親と同居が当然だったが
初めて相手の両親と会うため、自宅を訪ねた時、「これで彼は離婚したのだ」
と私は直観的に思った。そんな心が揺らいでいるとき、後で考えると私は
夫と運命的な出合いをしたのだ。
※ハワイへファミリ－を招待、するとサプライズで金婚式プレゼント嬉しかった！


　ダンスを踊りながら、（会う度に惹かれて行くのは何故だろう？彼とはやがて
別れるはずなのだ）と思った。その時流れていたのは「ホワイトクリスマス」
（彼とさよならしたら、この曲が思い出になるだろう）と胸が痛くなるような
思いだった。外に出たら三日月が光っていた。
　色々とあり大変だった。でも、その一年後に私は、条件の差があまりにも多
かった夫と結婚した。あれから60余年・・・今でもホワイトクリスマスを聞くと
あの時代がタイムスリップして、私の心の中でよみがえる。
　結婚は運命、夫を選んだからこそ今の自分になれたのだから、やっぱり私は
幸せなのだ。これからももっと、やさしく介護しなければと思った夜だった。

来年1月末、少人数クラス始めます！

　誰でも何時までも健康で長生きしたい、と思うのが一般的ですが、何もしないで
いると老化はどんどん進みます。私が老化現象を意識したのは多分40代の後半で
した。徹夜状態の次の日に、今まで見たことがないシワが、見尻にハッキリあり
ました。あの日は、「表面では見えないけれど、奥にはシッカリシワが刻まれ
ているのだ」と、愕然としたことは忘れられませんでした。
　その頃はまだインターネットなどない時代で、「顔の老化を防ぐ方法」を、色々
探し、辿りついたのがアメリカの「ロルヒング」という方法でした。
　表情筋は現在は誰でも知られていますが、そんな言葉もない時代でした。
それ以来私はずっと、見た目の若さを追求し、自分なりに研究し続けています。
※能里ダンススタジオデモンストレーション
　　　　　　　　　　　　　
　でも、いくら見た目が若くても、体がボロボロでは意味がないので、自分の年齢が
実験台で、色々工夫していると、次々新しい発想が生まれ、それらを実践すると自分
の体が変化するのが嬉しくてなりませんでした。夫が認知症になり、思い切って
スタジオを貸してから早や３年が過ぎました。でも、教えるのが好きなので
時折淋しいなと思うことがあり、一時はその気になりましたが、夫の介護のため
諦めました。でも、カウンセリング・ルームは我が家の一室で、現在夫は安定状態
なので、ご指導を始めるには何のリスクもない事に気づきました。
※　インドでヨーガ修行中（今では信じられませんが頭の後ろで足が組めました）
　　　　　　　　　　
　女性は長生きです。でも、いくら長生きしていても、介護されながら生きるのでは
決して幸せでないはず。私が「ビビッドエイジング研究家」など偉そうに言える
のは、他人に驚かれるほど大変元気で、「20年前より現在の方が体調の良い自分」に
なれたからなのです。そのためには、沢山のノウハウがあるので、これから長生きする
40代以降の女性に「死ぬまで若々しく、いつまで女性らしく美しくいられる」ような
ご指導をしたいと思いました。そう思ったら行動が素早いので、すでにその
パンフレットもできあがり、必要な工事も依頼し１月半ばに完成します。
※世界心理治療学会同会場で発表したロシア、ドイツ、ウクライナの人と
　　　　　　　　　　　　　
　その内容は私が毎日実践している体の中の3つの水分（血液、リンパ液脳脊髄液）を
スムーズに流す方法をベースにした、楽しく明るい体操を元にすることにします。
　呼吸法、リラクゼーションなども加えて、心身両面からの健康、美容法、食生活
ご要望に沿ってお教えするつもり。レクチュアーも加えた２時間、私だけしか
指導できない内容だと、胸を張って言えるような少人数クラス（狭いので3・４人）
なので、かなりきめ細かく、個人レベルでご指導できると思っています。
　そのため、１月末から新しいクラスを始めることにしました。
　毎週水曜の午後、日曜日の午前、予約制で、1回でも参加出来るようなシステム
にしました。カウンセリグ・ルームは、小田急線梅丘駅、新宿、渋谷から電車15分
渋谷からバスの便もあり、駅前の便利な場所です。

◇　小池能里子指導歴
　　ヨーガ　インドの道場より1985年ヨーガ指導者ネーム授与される　
　　ダンス　（ソシアル・ディスコ・フラ）
　催眠法セラピスト　心理カウンセラー
　　（カウンセリング・性格・心理分析・自律訓練法など、色々な
　　　　　セルフコントロール法を指導）
　　　　2008年10月　北京「第5回世界心理治療学会」で発表
　ヒーラー・レイキ・ティチャー　
　　　　（神道、仏道　心霊世界など研鑽）
　表情筋トレーナー　ウオーキングトレーナー　姿勢矯正トレーナー
　ヴォイストレーナー　ノルディク・ウオーキングトレーナー
　　　　（それらを網羅した心身両面の著書41冊）
　
　◇　ご要望があればパンフレットお送りいたします。
　　　　　　　☎　　０３－３４２０－５３９３
　　　　　　　携帯　０９０－４８２０－６９５６

　　
　

もう一度見たかった夢のようなツリー

　先日友人と一緒に見て、あまりにも美しかったので、どうしてももう一度見たくて
「東京ガーデンプレス紀尾井町」へ、夫と一緒に行った。
　最近あまり出たがらない夫に「昔よくダンスパーティで行った、赤プリに旧館は
そのままでキレイなお庭ができたの。イルミネーションがステキだし、クリスタル
ガラスののクリスマスツリーがとてもキレイなの。あのあたりを歩いてみない？」
と誘うとようやく重たい腰を上げた。

　※同じ場所の変化

　私は明るい内に行って、あの全景を見たかったし、傍にあるお店に入って、トワイ
ライトから暗くなる景色を見たいと思った。赤坂見附まで約30分なので、４時半前
に着きたいと家を出た。明るい内にと、橋の上で写真を撮ったが、風もまったくなく
とても暖かい。クリスマスつり－が見える喫茶店に入り、コーヒーを飲みながら
トワイライトから暗くなるのを待った。

　日が落ちてだんだん薄暗くなった4時半に、点灯されると急に華やかになった。
夫も「だんだんキレイになっていくね」と嬉しそうだったので「来て良かったでしょ」と言ったら、
素直にうなづいた。大勢の人が立ち止まってツリーに見とれている
5時完全に暗くなってから外へ出て、ガーデンを一周した。まだアマチュアだった頃、
子供達を連れてダンスパーティに参加したり、学会の二次会で着たりした懐かしい
場所だ。だんだん人が増えてきた。夫婦でトワイライトをゆっくり楽しんだのは
一体何年ぶりだろう？これも人生の1ペ－ジなのだ、これからこんな時間はどれほど
持てるのかしらと、ふと、胸が迫ったステキな夕暮れだった。
　すると突然何年か前に、クリスマスシーズンのパリで、オペラ座に行った時
辺り一面に柊の何とも言えないかぐわしい香りが辺り一面漂っていた、大きな
クリスマスツリーを思い出し、その香りが私の鼻孔に感じられた。
　これぞまさしくイメージ嗅覚、感覚的な私は絶えずそんなことがあるのです。
※明るい時と暗くなった時のツリーに変化、本当はもっとキレイです。



お店で聞いたら年内は飾ってあるそうです。こんな美しいツリーと会うのは
千載一遇かも、でも箱根ガラスの美術館まで行けば見られますが・・・
　

真夜中のコーヒー

　何時も10時にベッドへ入るが、1時20分ごろ目覚めてから、どうしても眠
れず、毎朝習慣の「オンザ・ベッドレッスン」の身体部分を全部やった。
　その後しばらく目を開けていろいろと考えていたが、気になった言葉を思い出し
辞書で調べようと、暖房を入れて起きてしまった。
　こうなったらもう眠れない。コーヒーを入れたら、真夜中の室内がコーヒーの
香りが漂って、何だか気持がフワーとほぐれてとても良い気分。
　コーヒーを飲みながら辞書を引いたが、ＰＣの傍には「新明解国語辞典」が置いて
あり、あまり使わない言葉を使う時には必ずチェックすることにしている。
　仕事柄色々な辞書は何冊も持っているが、私は紙の辞典が大好きで、何時も愛用して
いた１冊目は、捨てがたく捨てるの大好きなのに、ボロボロになるまで使った。

　買った年月日（2013年2月1日）を調べるために、裏表紙を見たら「アクセント型一覧」に気づいた。
今方言が無くなりつつあり、私は淋しい気がしているが、東京生まれの私は地方出身
の方の言葉のアクセントは大変敏感な方だ。標準語を話していても、ちょっとした
単語の発音が「これ違う」とすぐに気づく。
　無論黙っているが、アナウンサーでもときどきそれを感じるが、私はこれを見て
発音したら全て合っていた。真夜中に起きて気づいたこと、「人間何歳になっても新しい
発見がある」とちょっと嬉しくなった。コーヒーはとても美味しかった。
　さあ、もう一度ベッドに入らなくては・・・お休みなさーい！

能里子風メチャ料理 大根カレー

　テレビをつけたらＮＨＫで「大根カレー」の最後を見た。
実は初めから見てないので、どうつくるか分からないが、丁度大根が１０センチ
以上残っていて早く使わなければと思っていたので、実にタイミングが良い。
　「ではお昼は大根カレーにしよう」と決めた。料理に常識はない、「美味しけれ
ば何でもいいでしょ！」が私の価値観。大根を適当に切り、ニンジン半分、豚肉
は薄切りなのでくるくる丸めて、玉ねぎの残り半分も切ってフライパンで炒める。
（天ぷらの残り油もすべて炒め物などで使いきる）しばらく炒めてから、水を入れ
大根が柔らかくなってから、中辛ルーを加え少し煮て味をみたら美味しくない。
　
　それからが私の出番、鳥ガラスープの粉末、赤ワイン少し、カレー粉、トマト
ケチャップ少し、まだでもまだ美味しくない。それではと、イチゴにかけるための
「加糖練乳」を少し入れた。すると、まあまあの味になった。
　いつもよりご飯が多かったのに、夫はきれいに平らげた。彼は結構味に敏感なので
全部食べてくれたのは、きっと美味しかったのだろう。実はその中には、昨夜夫が
残した、さつま揚げ、鳥を焼いた残り二切れも入れてある。
　だからお料理は面白い。無論私も美味しかったし、残り物整理も出来たのでご機嫌！