ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

私は人生は思い通りに生きている!

2021-07-25 06:24:40 | エッセー

 子供の頃は親に言いつけどうりで、結婚するまでは案外自由だった。

結婚してから約3年間近く、そのストレスのためか、絶えず体調が悪く小児科と

精神科以外はすべて通った。それは、その頃まだなかった病名「心身症」

だった。そんな私がまだ元気で生きているのは、心理学その他いろいろ勉強

したためで、長年学習することで随分変われたと思う。

 

 早朝目覚め色々考えたが、依存心や依頼心がほとんどなくなったのは

それは我ながら凄く人間的に成長できたと思う。認知症歴11年目の夫を

誰にも頼らず長年一人で介護している、しかも「最高に良い状態で」。

 これからも介護は続くが、夫の生命力にもよるが、食事量の減った夫に

どうすれば食べてくれるだろうかと考えることは、ここ最近毎日になった。

 でも、誰にも干渉されることなく、自由な発想で夫を介護できるのは、なか

なかやり甲斐がある。(私が心理カウンセラーになったのは、もしかしたら

夫のためだったかも知れない)と思うことも実はある。

 言い方を変えれば、夫は「研究材料で生きた実験台」で、今日もまた

新しいことに挑戦するが、果たして夫はどんな反応をするか、朝から

ワクワクしている。

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思いがけない展開

2021-07-24 10:33:20 | エッセー

 国際学会や世界学会へ、何度も一緒に参加した友人の心理学系の大学院教授

にから電話があり「あなたがいつもしていること、また色々な説は凄く良い

と思うので助成金を申請してみない」と焚き付けられました。

 学者の友人は長年の付き合いですので、私の生き方や、夫の介護状態が

斬新でとても優れていると評価してくれています。

「物書きのあなたが本を出せないなら、その助成金をもらって本を出したら」

と勧められていますが、友人は二度も助成金を頂き、そのため大学でも相当

認められ現在は専任教授になっています。また、国際学会や世界学会での

発表も評価され学者としては最高のランクだそうです。

 そのためには原稿を書かなければなりませんが、埼玉に住む友人は「応募

原稿のはそれなりのルールがある、そのため私が応募した原稿を参考のため

に送るから」と言ってくれるので、ダメ元かもしれないが、取り合えずその

応募原稿を見てからと思っています。急に思いついた新しいトレーニングを

これから広報活動は、他人を巻きこむし、あまりにエネルギーがいるので

諦めましたが・・・応募するか、しないかは友人が、書いた原稿を見てから

判断巣するつもりですが、あまりにも狭き門のようです。。

 それもまた大変なエネルギーを要しますが、誰にも迷惑をかけないし・・・

大変難しそうですが、燃えているのが好きなので・・・昨日から逡巡して

いる私です。

 

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耐えられない感情を持て余して

2021-07-22 09:39:33 | エッセー

  こんなに毎日一所懸命なのに・・・どうしようもなく悲しく、淋しい

感情が私の心の中で渦巻く。とてもじっとしていられず外に出た。

 まだ外はトワイライトだった。私は経堂まで歩くつもりで家を出たが

7時ジャストだった。暗いと歩けない線路沿いの道を、豪徳寺に向かって

10分ひたすら歩いたが、ほろ酔いの私は少々疲れ電車に乗ることにした。

 経堂駅で急行に乗り換えるつもりだったが、電車が大好きなので、それ

だけでもかなり気分転換になる。でも急行の乗換駅は登戸だったので

そこから梅が丘まで帰ろうと思った。

 新宿行の急行に乗りが、また成城学園前駅で千代田線直通の各駅停車

きれいな電車に乗り換えたが、たったの5人しか乗っていない。

 梅が丘で降り、家についたのは7時55分、1時間弱の夜の散歩だった。

何年か前には、あるトラブルで怒りの感情をコントロールするため、暗く

なってから、経堂や渋谷、明大前駅まで歩いた。あれから何年か過ぎている

のに、久しぶりの同じような行動パターン。

 激しい感情の持ち主の私だが、それを他人に向けたことはない。

今のように軽く体が動かなくなったら、どうして自分の気持ちをコントロール

できるのだろう?(その時は別の対応法を考えなくては)と思っている自分

に気づいた。私まだ生きるつもりなのだろうか、と可笑しくなった昨夜だった。

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末期高齢者なのにバカみたい!

2021-07-20 21:45:13 | エッセー

 ダンス教師だった私は、体の使い方が悪かったためか、40代にディスコ

ダンスで膝と、フラダンスで腰を痛めた。何時も痛い訳ではなかったが

確か60歳代までは、定期的に治療院や、整形外科へ通っていた。

 ある日テレビで見た体操が「これ私に良さそう」とピンときて、地方の

有名なスポーツトレーナーの治療院へ約3か月間通って治療し、その体操

を習ってひざ痛は現在全くなくなった。

 

 さらに約5年間の「座骨神経痛」も治療せずに体操で治し、また、目まい

のため全く動けず、救急車で搬送され、2回も入院した「突発性良性頭位

めまい症」も、色々工夫し最近は全然起きなくなった。

 また、80歳まで34度8分だった低体温、何年間か色々試して全く変化

なかったが、ある方法を休まず行い、今は36度3分になった。

 80歳になってから、以前ほど体を使う訳ではないし、自分でコントロール

すると決め治療を一切止めた。自分の力で治した方法はいくつかあるので

5月に代々木駅で転倒したが、軽く済んだのもそのお陰かも知れない。

 60歳代より80歳代の今の方が、実は体調が良かった。ああ、それなのに・・・

 運動のやり過ぎで腰を傷めるなんて、もしかしたら自分を過信していた

のかもと大いに反省している。いくら頑張っても私は末期高齢者でしかない。

「こんな指導をしたい」と思って色々準備したけど、サッパリ止めることに

した。今の私には予病がある認知症歴11年目の夫を

「幸せな状態で、平均寿命より10年間は長生きして欲しい」大きな願望

がある。高齢者としては、それだけでと十分過ぎるほどだと改めて考えた。

 でも、せめてもう一度私が創案し、自分で作ったパンフレットを、最後

にご覧頂きたいと思いご紹介しました。気が変わりやすく、諦めも早いのも

私の大きな特徴かもしれません。

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春夏秋冬夫に付き添って定期診察

2021-07-20 06:44:40 | エッセー

 今日も凄く暑かったが、松沢病院の3か月に1度の定期診察の日で、広々

した病院内はとても空いていて、コロナウイルス以来そうなったと思う。

 長年お世話になっている先生の診察は、とてもソフトで「暑いけれど体調

は如何ですか?」「コロナワクチンの接種は終わりましたか?」「副反応

はなかったですが?」など、ごく簡単な質問だけだ。

 記憶がほとんどできないので、実は答えられないことも多い。

 そのため私が答えたりしたり、最近のことを報告したり、時には質問も

したりする。11年間ずっとお世話になっているので、何故か先生にお目に

かかると、ホッとすると言うより、安心感がチャージされるような気がする。

 多分夫にとっても、精神衛生上大変効果的なはずだと、私は信じている。

診察時間は30分弱で、次回の予約をして終わった。松沢病院は都立だが

先生は今日初めて「私は地方公務員です」とおっしゃったが、ちょっと

ビックリした。

 広々とした敷地に色々な樹木があり、広い空が私はとても大好きだが

夫も同じように感じているようだ。そのため、私は松沢病院へ来るのが

とても楽しい。色々な行き方があるが、行きは梅丘から経堂へバスで12分

経堂から八幡山行は約25分。時間も読めるし、とても楽なのでいつもそう

している。帰りは必ず違うルートにする、実は高尾山へ行きたかったが

あまりの暑さに諦め、京王線で新宿へ出た。新宿でゆっくりランチをしたが

そんな長年の習慣も私達にとっては、大変気分転換になっている。

 次回は10月18日、その時広大なお庭の景色も、きっと秋色に染まって

いることだろう。

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