もうこれ以上の気持ちのいいお天気はないというくらいのある日、
尊敬するS先生をお誘いして、ランチに出かけました。
ちょうど1年前は、
先生の卒寿をたくさんの生徒さんたちでお祝いしていました・・・
お祝いの会がおひらきになった後、
先生が誘ってくださって食事をしたのですが、
そこは、先生が、亡くなられたご主人様と
よくお出かけになられたレストランであり、
久しぶりに思い出の味を楽しまれたようでしたので、
今年のお誕生日の際は、こちらにお連れしようと決めていました。
日ごろ、ひとかたならぬお世話になっているので、
少しはご恩返しができますし・・・
ダンナさんにも付き合ってもらいました。
上野の森の中にある「上野精養軒 グリルフクシマ」は、
明治から続く老舗のフレンチレストラン。
高台にあるので眺めもいいですし、
お祝いごとなど改まったシチュエーションにはピッタリなところです。
重厚感のある銀のスプーンやナイフもピカピカで素敵。
3人で記念撮影をしました~
右がダンナさん、左の上の方に先生が写ってます。
あ、ちゃんとした記念撮影もしましたよ。
ダンナさんとは、現地集合で待ち合わせをしましたが、
先生のためにカワイイお花を用意してきてくれていました~
ウチのガチャガチャしたそれとは
比べ物にならないほど美しい盛り付けのサラダや、
ていねいに作られたお肉やお魚をゆっくりいただきながら、
ご主人様の思い出話や、
ちょっと記事にはできない先生のなかなかスゴイ経験談など、
色々聞かせていただきました。
そして、メインであるデザート!
1年前こちらでいただいて、
その存在を初めて知ったクレープシュゼットです。
何しろ、こんな感じで専用のワゴンと銅製のお鍋で、
一人の方がつきっきりで作るものなので、
限られたところでしか食べられないようです。
角砂糖とバターでカラメルを作り、
オレンジジュースとオレンジ果汁、
グラン・マルニエというお酒を合わせてソースにし、
クレープにひたすという大変手のこんだお菓子です。
実際、何組もいるお客さまの中で、
注文しているのは私たちだけでした。
あらかじめお願いしてあったので、
先生のお皿は、チョコレートのメッセージ入りでした。
シンプルでなかなか素敵・・・
先生は、
「どの文字から食べたらいいのかしら~迷うわ~」と
おっしゃりながら召し上がってました。
こういうところがホントに素敵で可愛らしい方です・・・
おいしいお料理と、目に鮮やかな新緑、
そして楽しいお話で幸せ~・・・
でも、何より先生に喜んでいただけたようなので、
そのことが一番幸せでした・・・