2017秋アニメ感想 中盤

2017-11-26 11:01:00 | アニメ特撮


過去の感想はこちら



Fate/Apocrypha(2クール目)
B 81

よくこんなに中二展開のバリエーションを作れるなあ…。
どのキャラも好きなんだけど、妙なロマンスを入れたりとか
今までのシリーズと比べるとやたら女子を取り込もうとしてない?
シェイクスピアとか腐受けしそうだしな!!


3月のライオン 第2シリーズ
B+ 85

まいった。ヒナがご飯を食べるシーンで号泣。
スタッフがみんな全力すぎて観てる側が圧倒される。
どんな展開でも最後に救いを見出してくれるという作者への信頼感。
ここにきてハチクロも読みたくなってきた…。


おそ松さん
C+ 75

イヤミ回が平成おそ松くんのオマージュ。
おそ松音頭のセルフパロもさることながら
シッコシコで不覚にもコーヒー吹いてしまった。
ギャグのクオリティはあまり変わってないのに
1期のインパクトを維持できなくて盛り上がらないのは残念だな。


Wake Up,Girls! 新章
D 47

5話観て終了。
劇場版含めてこれだけ続いてるのにいつまでグダグダやってんだ?
期待してた作画もあまりに酷いし丸っきり華もない。
せっかくの歌う場面でキャラがシルエットの止め絵とか正気かよ。
他のアイドルアニメが何故ウケてるのか分析してないのかな…。
声優ユニットとしては今後も応援するけど、アニメはもういいわ。


このはな綺譚
C 64

3話観て終了。
やっぱキャラの性格付けが苦手。
お風呂シーンがいまいちサービスになってないのも勿体ない。
トータルで見れば悪い出来ではないんだけど
菊池創が関わってるだけで観たくねえ。
日頃の行いは大切にしないとね…。


つうかあ
D+ 54

4話観て終了。
架空の破天荒なレースはいいんだけど、
命の危険が伴うリアルさって必要か?
そこは目をつぶらないとこんな競技自体ナンセンスになるだろ…。
競技相手として美少女が大量に出てくる作品が合理的すぎて好きじゃない。
あとやっぱりエンジン音がうるせー。苦手。


少女終末旅行
B+ 87

こういうアニメを求めてた!! 1話ごとの視点の発想が素晴らしい。
人間が全員消えた世界かと思ったら序盤でさくっと別キャラが出るし
それでも世界観が崩れない強度。
アホで言葉足らずであるがゆえのユーリの哲学的問いが脳に染みてよく眠れる。
昔はこんな感じの夢をよく見てた気がする。


クジラの子は砂上に歌う
B 78

色彩とビジュアルの美しさに感動する。
ストーリーのわかりやすさも好印象。
でも明確に善悪が分かれてはいないのに
キャラのイカレ具合でヘイトを印象付けるのはちょっとせこいw
伏線の消化に必要な尺を考えると1クールでは満足できなさそう。


宝石の国
B 77

鋭いアクションと漫画的な間の取り方と大仰な敵の挙動。
TVアニメでこのクオリティを出されると素直に降参。
ただストーリーがやっぱりよくわからん。
もうちょっとアホにもわかりやすくしてくれ…。
声優の演技は今年のトップと言ってもいいレベル。


Just Because!
C+ 68

最初はつまらなすぎて頭を抱えたが
心理描写がだんだんリアルになってきて面白い。
現代の若者の葛藤を表現するなら
やはり大人も交えたほうが話に深みが出るよね。
密かに応援している声優の村田くんを久しぶりに見たらえらい老けてた…。


ブレンド・S
C+ 71

きらら枠はいつも癒しを求めて観るんだけど
久しぶりにきちんと笑える作品がきた。
男キャラのツッコミやリアクションがいい感じ。
求められてるものはわかるんだけど、
安易に男を排除するのも考えものだね。


僕の彼女が真面目すぎるしょびっちな件
D+ 58

タイトルでラノベだと思いこんでたが漫画原作なのか。
どうりで生徒会役員共と比べられてるわけだ…。
そういう点で言えば、下ネタのほとんどがつまらなすぎるのが致命的。
でも今期は明るいバカアニメが欲しいので視聴継続。
ぶっちゃけメインヒロインはどうでもよくて母親の方とやりたい。


キノの旅 -the Beautiful World-
B 81

胸糞展開でもラストにさわやかさを残す
マカロニウェスタンを意識した股旅群像劇。
必ずしもキノが中心とは限らない語り口なのもいいね。
テンポよく色んな世界を見れるのが個人的には嬉しい。


お酒は夫婦になってから
(ショート作品なので評価なし)

原作読んでみたけどエロ要素はないんだな。
「しふく~」って決めゼリフがなんだかパッとしないね…。
出てくるカクテルもなんの工夫もないようなのばかり。
簡単に作れるようにっていう配慮なんだろうけど
もうちょっと自分で作る意欲をつついてくれると嬉しい。



コメント (2)
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感想:劇場版Fate/stay night[Heaven's Feel] 第一章

2017-11-22 01:07:14 | 劇場アニメ


公式サイト


観てきました! 3部作の1本目。

原作は知らないのだけれど、いわゆる桜ルート?
来期からも別なやつが始まるし
なんかもうどれがどのFateかわからなくなってきてる。



昔の自分なら桜はドンピシャなキャラだったかもしれんが
今は凛のほうが好きだな。上に乗ってくるタイプ。


とはいえ、ラブコメとして序盤の展開はなかなか面白い。
毎日家に来るかわいい後輩! たまらん!
押しかけ女房キャラいいよね!!

とにもかくにも、最後に持ってくるだけあって、
結構変則的なストーリーだね。
王道のシナリオがあるからこそ、こういった裏打ちが生きる。
まさにノベルゲーのいいところ。

ufotableの写実性を補填するCGの使い方も相変わらず惚れ込む美しさ。
差し込む光に反射する埃はもはやお家芸だな!!




で。。。

何故か知らんがバトルシーンに入ると決まって眠り込んでしまった。
音響効果と視覚効果がすごいから
疲労で限界だった脳が処理しきれずに停止してしまったのかもしれん。
画面自体が暗めの配色というのもあるのかな…。

たぶんバトルだけで4,5回はあったはず。
そこだけ狙い打ったように爆睡。
話の流れでどっちが勝ったかはわかるからいいんだけど
いちばん力の入った部分だけ観れてないのは金を損した気分。


2時間観て記憶に残ったのが「桜はEカップ」という情報だけ。
これは作ってくれた人たちに対して素直に土下座です…。

もうちょっと体調がまともなときに行くべきだった。
続きは非常に気になるが続編を観るかどうかは未定。

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感想:劇場版ご注文はうさぎですか?? Dear My Sister

2017-11-18 13:18:33 | 劇場アニメ


公式サイト


観てきました!!


「きららアニメを楽しむにはまず仕事に疲れること」という風潮、一理ある。

最近急激に仕事が忙しくなって、七面倒な内容のアニメがちと辛く感じ始めてる。






そもそもこんな画像を見せられたら観に行くしかないよね…。



心ぴょんぴょんしながら上映開始。

そしてもうアバンの時点で素晴らしすぎる。
胸を強調した千夜のポーズで勃起して、ガン泣きしてるココアで勃起して
久しぶりに聴いたリゼの声で勃起して、チノの(><)な表情で勃起した。

別に勃起するために観に行ったわけじゃないので
つとめて冷静に。




今回はココアが帰省するお話。

ムードメーカーかつトラブルメーカーのココアがいなくなったラビットハウスで
残されたチノの寂寥と成長が描かれる。
いかにも劇場版っぽい内容でナイス。
夢の中で魔法少女に変身するチノを見て鼻血が出そうになった!! 反則!!

一方のココアは実家で姉と母の三人水入らずでのんびり。
実にいいですね。
こんなお茶目で可愛い母親が欲しい。絶対処女だわ。



ココア役の佐倉綾音はさすがの貫禄。
エロがなくても明るいエロスを感じる演技が最高。
一気呵成のゴリ押しで作品の雰囲気を作っていく声質はすごいね。
ヴェアア的な叫び芸が今回も見事。

チノ役の水瀬いのりも実質このアニメが出世作。
他の作品での色んな役を聴いたあとでこのアニメに戻ると
やっぱり天才性を感じざるをえない。
コミュ障が怯えるときに発する声がリアルすぎてまた勃起。

そしてリゼ役、復活の種田梨沙!!
今の声優界になくてはならない人材!!
「新世界より」の頃から大好きだ!!
元気そうでよかった!!!




場面が変わるごとに美しい風景が表示されて
同時に心躍る劇伴が流れる。カット割りが実にうますぎ。
脚本も面白くて常時ニヤニヤしっぱなしだった。

作画・セリフ・音楽で1秒の隙もなくぴょんぴょんできる。
ここまで完璧に近い萌えアニメを観れたのは初めてかもしれん。

そしてエンドロールの主題歌はおなじみ畑亜貴&大久保薫の究極コンビ。
無敵オーラあふれる萌えソング。帰宅して即ポチってしまった。



いやー、今週の疲れがきれいに吹っ飛んだ!!
アニメを観て疲れが取れるなんて不思議!!

あっいいこと思いついた。
温泉やサウナでこのアニメを上映すれば二重に疲れが取れる!!
ビッグビジネスのチャンスじゃね?(おっさんの発想)



ちなみに劇場で仕事帰りのスーツ姿が自分ひとりだけ。
お前ら本当に仕事に疲れてんの?
と思ったんだが、いい歳をしてわざわざ萌えアニメの劇場版を観に行く
自分のほうがおかしいことに気づいた。

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感想:スーパーマリオオデッセイ その1

2017-11-06 21:38:32 | ゲーム (Switch)



公式サイト


少しずつのんびり遊んでようやくクリア。


しかしやっぱすごいなーマリオはー。





初代のスーパーマリオの時点で
「スピーディーに滑っていく亀の甲羅」や
「半透明になるユニークなダメージ描写」、
「ファイアーバーや花火といった炎を基調にした派手な演出」等々、

これは「操作できるカートゥーン」を目指したのかなー
なんて思ったりしていたのだけれど
いまやカートゥーン映画もフルCGが当たり前になって、
マリオもそれに対抗するかのごとく
ハードの進化に合わせてどんどん派手になっていく。





そういった意味では現時点での究極系ともいえるマリオ。
それぞれの箱庭ワールドに詰まったギミックが本当に面白い。
任天堂はアイデアを形にする能力がものすごいんだよな。





帽子をかぶせることで他のキャラクターに乗り移れる。
おっさんだと『レリクス』あたりを思い出す要素。

最初のステージからいきなり恐竜に乗り移れる。
こんなに面白いものを最初から惜しげもなくぶち込む構成。
かなわんなぁ。





CMでもプッシュされていた都会の国がやはりいちばん面白かった。
コミカルなマリオがリアルな等身の人たちと絡むのがシュール。
演出も派手さで言えばゲーム中でトップ。あまりの楽しさに涙が出そうになった。
楽し泣き!!





クリア後のやり込みも面白いな。
「クリア後に隠されたアイテムを探す」ってのは
割と色んなアクションゲームであると思うけれど
凝った隠し方とマニアも唸らせる難易度調整が別格。



オリンピック閉会式を例に挙げるまでもなく
マリオという世界に誇れるコンテンツが
日本から発信されてることが本当に嬉しい。

遊んでいてそんな気分にさせられるのは
任天堂信者のフィルターかかりすぎですかね…?


■■■現在の進行状況■■■

本編クリア


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感想:アウトレイジ 最終章

2017-11-03 10:53:45 | 映画


公式サイト

邦画が好きと言っておきながら
北野映画を全然観たことがなかったんだよな。
だってヤクザ映画って怖いじゃん…。


しかし昨年、ふとしたきっかけで
『ソナチネ』を観て衝撃を受けた。

同じ日本でありながら別天地である沖縄は
作品の舞台としてはちょっとズルい気もするが
そのズルさすら逆手にとった脚本と演出。
静と動の中に生まれる狂気が芸術のレベルに達していた。



まあそんなわけで公開中のこの映画を観たわけだが
期待していた芸術性などどこ吹く風の純然たる極道エンタメ。
もっとヤクザっぽい演技のできる俳優ならいくらでもいるのに
あえてテレビに出まくってるおっさん俳優を集めたことでも
娯楽性の高さを狙ったことがうかがえる。

そして御存じの通りたけしの滑舌の悪さと演技のヘボさ。
にもかかわらず、そのとてつもない存在感に脳が揺れる。
仁義にもとづいてぶっ殺しまくる古臭い極道の大友を
不気味に演じ切るオーラは唯一無二。
昔の明るいイメージで人気のあったたけしならともかく、
今のたけしはCMでふざけた役をやっていても怖いもんな…。


敵対勢力である花菱会の面々も全員キャラが立ってて面白い。

実権を直接預かって会長となったインテリヤクザの野村こと大杉連。
幹部会に一人ポロシャツで出席する空気の読めなさが
自然と観客にも違和感を抱かせ、レールに乗せられているかのごとく
期待された末路へ向かう爽快感。

カシラの西野が西田敏行。
自分が最近観た映画では今にも死にそうな役ばかりやっていたが
作中での啖呵や恫喝が全俳優の中で最高の迫力だった。
性格俳優としてヤバすぎでしょこの人。
ストーリーにおける配役のポジションもいい。演技での説得力が抜群すぎる!

下っ端幹部の花田がピエール瀧。
ここ数年で俳優としてものすごく格を上げて驚いた。
『64』の原作では主人公の刑事がひたすらブサイクであることが強調されてたので
映画版の佐藤浩市よりTVドラマ版のピエール瀧がまさに最適解。
ブサイクというよりも、その「ゴツい面構え」がバッチリイメージに合ってた。
そんな気弱なヤクザ顔のピエールが、自ら火種を撒いた抗争のなかで
ヤクザの縦社会を成り上がっていく様がこれまたたまらなく面白い。



うむー。

『仁義なき戦い』なんかも確かに面白いんだが
たけし特有のエスプリというか、コメディアンとしての間の取り方や
人間の滑稽さを絶妙に織り込んだエンターテイメント。
実に楽しかった。非常に満足。

時間があれば過去作も観たいな…。
配信で買えるサイトってあるのかな。

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