2023春アニメ感想 中盤

2023-05-23 06:09:22 | アニメ特撮

今期大豊作で視聴数を減らせない。
GWまるまる旅行に出てたせいで消化が厳しい……。



この素晴らしい世界に爆焔を!
C 61

3話観て終了。
たとえば「村がボロボロになった」に対して「お前のせいだろ!」と
ツッコむキャラが作中にいないのでひたすら滑り続けてる。
めぐみんの中二キャラ設定の起源もまるで面白くないし
なにより登場人物がクズばかりで全然気持ちよくない。
斜に構えたリアル中二向けの内容。でもEDだけは好き。



アイドルマスターシンデレラガールズU149
C+ 70

ガチの犯罪っぽいのはNG!!
しかもアイドル物でファンのキモさを見せんな!!
3話で終了しようかと思ったのだけれど次回予告のバンジーが面白そうで
実際に観たらすごく面白くて、脚本の上手さがやはり別格。
当然ながら曲も本当に素晴らしくてオーラやばい。



トニカクカワイイ FLY TO ME THE MOON
C+ 73

なんだかんだで絶妙なキャラと絶妙なテンションが楽しい。
つーか男のほうがヘタレすぎて腹立つんだが、こいつは不能なのか?
婆さん役が平野文だったり、時折エモいキャスティングに唸らされるのだけれど
作者(と嫁)の要望だったりするのかな……。



推しの子
B+ 88

アイの魅力を下げることなく、退場させてもストーリーの面白さをキープ。
正直これってすごいことだと思う。大抵の漫画はこれができないんだよな。
綿密な取材をペダンチックにならずにエンターテイメントに昇華して
時代に対してアップデートすることで面白さを磨いていく。
世の中にはこういう天才がいるから困る!!



天国大魔境
B 79

単行本で読んではいるものの、やはり月刊のペースだと展開の把握が厳しくて
アニメで内容を復習できるのはありがたい。
1クールだと絶対中途半端なところで終わるだろうけど、それはそれで。



僕の心のヤバいやつ
B 78

単行本の最新刊も息が詰まるほど面白かったが、
下ネタだらけの序盤も面白いなw
等身高めのキャラデザ変更が生きるのは二期以降かなぁ。
萌ピのアホっぽさは絵を崩してこそだと思うんだけど。



江戸前エルフ
B 76

作画がすごくクオリティ高いし艶もある。これどうやって作ってんの?
ずっと観てたらエルフのキャラも好きになってきた。
作者の歴史愛がビシビシ伝わってくるのも気持ちいい!!
でも引きこもってばかりじゃなくて街ブラ作品にしたほうが楽しい気がする。
もんじゃ食べたいなぁ。



事情を知らない転校生がグイグイくる
C+ 68

鈍感な転校生はなかなか面白い設定だと思ったけれど、
しばらく続くと単に頭のおかしいやつに見えてきたw
それでもひたすらポジティブ展開が続くのは気持ちいいし
だからこそ中盤の転換点でグッと来た。後半がどうなるのか楽しみ。



六道の悪女たち
C 64

チャンピオン作品らしいイカレっぷりの再現が見事。
面白いんだけどキャラデザも絵の拙さもびっくりするぐらい原作通りだな。
ダイレクトにアニメ化したほうが良いという制作側の判断なのかな。
個人的にはあまり賛成できないんだが。



スキップとローファー
B 80

全員善人!!
「普通の漫画ならここで人間関係のトラブルが発生する」というハシゴを綺麗に外す。
悩みこそ抱えれど、それをウェットに引きずらない作風のおかげで観てて気力が湧く。
そして主人公のコミュ力の描写が面白すぎる。作者の人間観察力に感服。



私の百合はお仕事です!
C 65

絵が可愛いから眺めてるだけで幸せではあるのだけれど。
全体的に共感できる点がなくて引っかかるなぁ。
大抵が「自業自得じゃね?」で終わってしまう話。
純文学のような論理的構成もないのでただただ嫌な気持ちになる。
ようやく仲直りの展開になったけど、ぶっちゃけこんな店に行きたくねえな……。



君は放課後インソムニア
B 78

二人だけの世界の無敵感!! 林間学校を夜に抜け出すスリルが最高。
非日常的な表現がメインでありながらも
チャラ男に絡まれたりするリアリティもいいw
秒単位で感じる学生生活の有象無象を不眠の設定で強調するのも上手い。
その最中には自分自身で理解できない青春。観てて悶えまくり。


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感想:ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

2023-05-20 08:03:50 | 映画





観てきました!!

自分はファミコン世代のおっさんなので
例に漏れず初めてスーパーマリオを遊んだ時の衝撃はすごかった。

カメがゆっくり歩いてくる。
ジャンプして踏むと頭と足を引っ込める。
蹴ると他の敵を蹴散らしながら高速で滑っていく。
土管に当たると跳ね返る。
それにぶつかると自分も死ぬ。

これを面白いと思わない子供がはたして世界に存在するのだろうか。


カートゥーンをゲームでやろうというのが発想の原点なのだろうけれど
それを最初からとんでもないレベルのクオリティで実現させたのが
まさに天才宮本茂の仕事。


そんなわけで当時公開されたスーパーマリオのアニメ映画を
大変ワクワクしながら観に行ったのだが
スポンサーが永谷園だったこともあり、
マリオが映画のなかでお茶漬けを食ったりカップラーメンを食ったりという
地獄のような内容で夢を粉々に砕かれた。


実写版映画に至ってはテレビの予告CMを見ただけで
全身の水分が抜けてシワシワにならざるを得ない出来。
あれをよく任天堂が許したな。





そこから数十年を経て今回の映画。
文句なしに面白かった!!


スーパーじゃないマリオの配管工としての普段の生活が見れたのも嬉しいし
マリオの実家のピザ屋にパンチアウトのキャラたちの写真が飾ってあって
その時点でオールドゲーマーの心を鷲掴みw

BGMも歴代のマリオシリーズ曲のアレンジがめっちゃ胸に染みた。
歳をとるとゲーム音楽が自分の人生経験と重なって泣けてくる!!




さらわれたルイージを救うために一緒に戦う
ピーチ姫のキャラデザが凛々しく活動的な感じなのが
今の時代に求められる女性像なのも上手い。

予告編で見たリトルマーメイドのアリエルがブサイクになっていたが
そうじゃねえんだよなあ。
ディズニーはアーノルド坊やの時代からやり直せ。





サイドビューのステージもド派手なマリオカートのステージも
ゲームのとおりに盛り込みながらも、よりダイナミックな演出で最高。
ゲームの時点で面白いのだから、そのまま見せるだけでも当然面白いのに
そこからさらに進歩させた映像演出の気持ち良さが桁違い。

ゲームそのままの画面を映画に組み込むのって相当な勇気が必要なはずなんだが
やはりファンの視点に立って、見たいと思うものをしっかり見せてくる。
この判断力たるや!!




操作によって成功と失敗が分かれるゲームと違って
一本道の映画ではミスの場面を取り入れるのが難しい。
けれどマリオシリーズはミスしたときのコミカルさも面白さのひとつ。

そこでこの映画が取った手法は、「序盤の特訓でとことんミスをさせる」。
ボニータイラーの曲にあわせて特訓するシーンを盛り込んで
マリオシリーズならではの様々なミスの場面を見せながら
普通のおっさんだったマリオがスーパーマリオとしての覚醒を見せる。
マリオの人間らしさとヒーローとしての強さをともに描写できる神演出。
この予想を裏切り期待を裏切らない発想に脱帽。




いつもどおり、ラスボスのクッパも悪いやつなのに憎めない。
ピーチ姫に片恋慕しながらメランコリックにピアノを弾くシーンが最高w

にもかかわらず、当然ながらゲームのとおりに悪くて強い。
クッパの強大さを表現しながらも、ひるむことなく一直線に突き進むヒロイズム!!

ネタバレは避けるがラストの展開も最高にワクワクさせられた。




子供の頃に砕かれた夢を数十年越しに取り戻せた!!

ファンが見たいと思うものを全て見せてくれた神作品!!!
世界的ヒットのおかげで株価も爆上げ!!
次の映画も楽しみだ!!!!




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