感想:世界樹と不思議のダンジョン その2

2015-03-25 00:29:09 | ゲーム(DS)

第4迷宮まで進んだら敵がグッと強くなり
ジリジリとダンジョンの奥を目指す楽しさが露見してきた。
拾ったアイテムを駆使して敵を足止めしながら
スキルを使って仲間のサポートに徹する。
少し気を抜くといきなりピンチに陥るバランスも世界樹っぽくて良し!

なるほど第3迷宮までは実質的なチュートリアルだったか。






意外に熱いシステムなのが「砦」の存在。
ダンジョンの中でお金を投資することで、
1フロア全体を砦にすることができる。

世界樹でシンボルエンカウントの強敵であった「F.O.E」が
今作では「D.O.E」と名前を変え、フロア最下層から地上へ侵略してくる。

砦を作ってNPCを配置しておくことで
D.O.Eが到達した場合に戦闘が始まる。
メインパーティも参戦することで8人がかりでのバトル。
負けると砦は破壊されてしまうけれど、再び最下層へ追い返せる。

万が一地上まで侵略されたときは、
その回の探索自体が全滅あつかいになるだけでなく、
地上の施設が破壊されてしまい、復旧するまで施設が使えない。

このノリは明らかに進撃の巨人のオマージュ。
攻めてくる場所を予測して防衛線を張る戦略性と
強大な敵をアイテムで縛って大勢で囲みボコボコにする快感。




砦を作れば樹海磁軸が同時に配置されるため、
街とそのフロアとの行き来が自由になる。

一瞬で街へ戻るアイテムである「アリアドネの糸」が
今作ではほとんど手に入らないのは、
この砦システムを有効活用させるため。

最初はどうでもいいと思っていたので放っておいたのだけれど
砦を作らないことにはゲームの攻略がままならない。
先のダンジョンに進むことで自然と理解させるプレイバランスが
ユーザー目線から見て非常に気持ちいい。


序盤はつまらなかったのに
先に進んで難易度が上がると一気に面白くなるバランス。
さすがアトラス。最高だわ。


とはいえ、うっかり全滅したせいで
+20まで鍛えた盾を失って放心状態なので
少し休むことにします…。
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感想:世界樹と不思議のダンジョン その1

2015-03-23 23:07:58 | ゲーム(DS)


公式サイト

ちょうど新世界樹2をプレイ中だったのだけれど
なんだか評判がいいようなので
そちらは放り投げてこっちを先に遊ぶことにした。


世界樹と不思議のダンジョン。
どちらのシリーズも超好きな自分からすれば奇跡のタッグ。

でも興奮したのはタイトルを聞いたときだけで
実際に遊んだら一気に萎えた。




シレンシリーズとの相違点その1。
4人パーティでの探索が基本なので
「一歩手前で待って先制攻撃」「通路に誘い込んで応戦」
といった定石ができなくなっている。
それだけならまだしも、操作キャラ以外の3人は
敵を見つけるとどんどん突っ込んでいくので
そのサポートがプレイヤーが戦闘で行うメイン作業になる。


シレンシリーズとの相違点その2。
ダンジョンから出てもLV引き継ぎ。
「死んだらやり直し」の緊迫感がローグライクのキモなので
LVを上げてガシガシ進むのはなんか違う気がするんだよなー。


シレンシリーズとの相違点その3。
満腹度が減るのはパーティの中で操作するキャラのみなので
ピンチになったらキャラを変えればOK。
また、ダンジョンの中に「琥珀」のマスがあり
踏むと満腹度とTPが回復する。
結構な頻度で置いてあるため回復が容易で
それが原因でリソース管理がおそろしくつまらない。


世界樹シリーズとの相違点その1。
世界樹シリーズは新作が出るたびに、
同じクラスでも様々なスキルが追加されていって
どれを覚えさせるか悩むのが楽しいのだけれど
このゲームはスキル自体がかなり少なめ。
「不思議のダンジョン」というジャンルが世界樹のシステムの
足を引っ張っているとしか思えない。


世界樹シリーズとの相違点その2。
世界樹の面白さのメインはボス戦の過酷さにあって
何度も負けながら戦略を研ぎ澄ましていくのが醍醐味。
なのにこちらは負けると装備を失って地上に戻されるので
うかつにボスフロアに踏み込めない。


あと気になるのがテキスト部分。
アトラスが昔から鎬を削ってきたJRPG的なテキストと
日本のファンタジー普及の黎明期における
海外ゲームブックを翻訳したシャープな文体の融合が
世界樹シリーズのベース。
チュンソフトがドラクエから受け継ぎ派生させた
日本語の面白さを生かしつつ斜に構えたコミカルな台詞回しが
シレンシリーズのベース。

そのどちらでもなく、ストーリーも街の人のセリフも
適当なライターに頼んだような文章ばかり。



世界樹とシレン。
それぞれの良さがお互いの良さを打ち消し合ってるんだよな…。


しかし。
ゲームがある程度進むとこれが裏返って一気に面白くなってくる。


続きは明日!!
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感想:風雨来記3 その1

2015-03-11 00:18:13 | ゲーム(VITA)
毎日けっこうな人が見てくれてるのに
ほとんど更新がないのは申し訳ないので
今後はできるだけ更新頻度を上げます。

それにともなって、
「ゲームの感想は1本につき複数回に分けて書く」
というマイルールに変更。
ネタバレも増えると思うけれど
面白そうだと思ったら是非買って遊んでください。




風雨来記3 公式サイト


放浪癖のある自分としては
なかなかドンピシャなゲームが出てくれた。


主人公は駆け出しのルポライター。
バイクで北海道を駆け巡り、各地のスポットの記事をブログに書く。
「鋭明展」なるコンテストで随時さまざまな要素を評価され
4週間後の最終結果でグランプリを取るのが目標。




バイクでの移動シーンは風景の写真が次々表示されていく。
身も蓋もないことを言えば、本当にその風景が見たいだけなら
ストリートビューのほうが断然便利なのだけれど
その道での良い景色だけをテンポよく切り替えることで
充分にツーリング気分を味わえる。




各スポットに到着したら、歩き回ってブログのための写真を撮る。
農家のおっさんや他のライダーたちとの一期一会の交流も
旅情気分を醸し出してくれてナイス。




一人旅でその地の空気にふけったときの青臭いポエムが
移動するごとに挿入されるので、読んで恥ずかしいことこの上なし。
でも気持ちはものすごくわかるわー。




一日の終わりにブログを書いて就寝。
記事を書きたいスポットを選び
写真を貼るだけで自動作成される。

書いたあとはツイッターもどきでファンの感想を読めるのが
なかなか心にくい要素。




ゲームとはいっても4週間ぶんとなれば
数十箇所の名所を回ることができて、結構な長旅に感じる。

初回プレイだけでも
北海道の素晴らしさをかなり満喫できた!!



でも実はこのゲームはそれだけではなくて。





初回プレイは一人旅だったものの、
序盤に出会う数人の女の子が次に行く場所をさりげなく示唆するので
おそらくそれをストーキングすることで各ルートに突入すると思われる。
2周目は温泉で出会った、恥じらいもなく混浴してくる
ナイスビッチちゃんを狙ってみたいと思います。


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