2023夏アニメ感想 中盤

2023-08-23 06:58:40 | アニメ特撮
無職転生II
C 64

いやもう本当に何回でも書くが
内容は完璧なまでに面白いのに中身がニートってだけで台無し。
第三者視点で斜に構えた台詞回しをしてたら
挫折も奮起も全部偽物にしかならねえじゃねえか。
制作が変わったせいで前期と比べて演出が格段に衰えてるのも悲しい。


スパイ教室
C+ 72

「いかにもラノベ」という鼻につく要素は大きいものの
最近はラノベ作品自体が減ってるから逆に新鮮w
あんな安っぽいキレキャラは久しぶりに見たわw
割と色々盛り込んだシナリオは贅沢だし、ベタベタなキャラも声優も好き。
ただの後出しジャンケンを頭脳戦と言い張るのはダサいけどね……。


ライザのアトリエ
C+ 71

ライザもクラウディアも可愛いのに中身はただのガキなのがなぁ。
JRPG的なおつかいイベントを繰り返しながらも
1話内で完結させていく構成がなかなか上手い。
「太ももに挟まれたい」という当然の願望。
太もものアップ頻発は実にわかりやすくてよろしいw


うちの会社の小さい先輩の話
C+ 72

なんだこいつら。中学生か。
社会人になっても恋愛観をアップデートできてないのは非常に痛々しい。
でも乳を見てるだけで癒やされるからすべて許す!!


ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと
C+ 73

ゾンビに囲まれた世界を全力で楽しむというお約束のひとつを
ことさら強調した潔さ。実に気持ちいいではないか!!
夕方アニメで結構ガチめのグロ描写をやってるのもいいね。
主人公たちのわかりやすいアホさがいい感じに作品を引っ張ってる。


好きな子がめがねを忘れた
C+ 72

原作を読んでみたが、画面の「白さ」がチャンピオンにいた頃と変わらんw
逆にそこを強みにしたテンポや表現の作り方が実に巧みなので
やはりCGアニメにしたのは失敗じゃないかな……。
内容自体はとても面白いので満足してるが。


デキる猫は今日も憂鬱
C+ 71

これ、絶望的にCGが作風に合ってなくねえか……?
手書きっぽい部分はとても楽しいのに!!
あと猫が普通に外出して市民に受け入れられる説得力のなさがマズい。
リアルと不条理のバランスをどう取るかってのもコメディ作品の悩みどころ。
観てるうちにそんなことはどうでも良くなるけどw


AIの遺伝子
C+ 74

実際にこんな社会があったら一瞬で破綻するよな……。
その舞台を含めてのSFとしての面白さだけどな。
AIが職人の仕事を奪う話はやはりつらい。
連載当時から結構時代を先取りして話を作ってたんだなー。


夢見る男子は現実主義者
D 45

3話観て終了。
セリフのひとつひとつが吐きそうなくらいつまらん。
登場人物全員サルかってレベルのIQ。
女の手も握ったことがないような作者が無理して陽キャを書いたんだろうな。
作品として残すならせめて残す価値のあるものを作ってくれ。


あやかしトライアングル
C+ 75

エロいものをエロく見せる技術が流石。
わかりやすいキャラとわかりやすい作劇も流石。
シンプルに良いものを作るのがどれだけ難しいことか!!
ダイレクトに満足感を与えてくれるアニメ。実にありがてえ。




序盤は今期のラインナップに絶望したが
続けて視聴してると結構楽しくなってくるな。
なろうアニメを0話切りするだけで結構な安牌を拾えるので
実はアニメ業界全体で質が底上げされてるのかもしれんw


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聖地巡礼:君は放課後インソムニア 七尾

2023-08-19 01:00:31 | 聖地巡礼

行ってきました!!


とてもいいアニメだったので
お盆休みを使った富山石川のゲームショップめぐりの帰りに寄ってみた。




普段はベタベタな萌えアニメが大好きではあるけれど
伊咲ちゃんのような自然体なヒロインはすごくいいね。











基本の舞台は七尾駅周辺。
いかにも田舎の商店街といった風情なのだけれど、
綺麗に整備されてるので町おこしを頑張ってるなあという印象。





駅の中も飾り付けされていてあざやか。




でも電車は1時間に1本。








聖地巡礼用のアプリがダウンロードできて、スタンプラリーっぽい楽しみ方ができる。
各地点でARでキャラクターも表示されるが、残念ながら自分の機種は未対応。うぬ。

全部まわれば2時間ほど。
よくできてるけど、七尾市はこのアプリにいくら予算かけたんだ……。

すべてチェックしてから特設ブース?へ行くとグッズがもらえるらしいが
外気温38度のなかを歩き続けるとマジで死にかねないので
他の聖地を回ることを優先。








つーかリアルに倒れる直前で「中央茶廊」へ辿り着いてアイスコーヒー。
けっこう混んでたので店の奥の席に座ったら偶然にもアニメ関係者のサインを発見。

マスターが「聖地巡礼ですか?」と声を掛けてきてくれて
ファイルに入った原画を見せてくれた!! 超いい人!!

原画は撮影不可なのが残念。
普段はすぐに読み進める漫画でも、
原画だと1コマ単位でキャラクターの表情が練り込まれてるのがわかって感動する。
プロの漫画家は本当にすごい。




アニメにマスター本人も出演してて草。




レジ横に100個限定?のポーチが売っていたので購入。
中にドリップ用のコーヒーも入ってる。
ポーチにデザインされているシーンのチョイスがいいねw

「転売しないでね!」と言われたけど
第1回ぼんぼり祭りで買ったぼんぼりをいまだに飾っている俺には無用な心配だw










道の駅である「能登食祭市場」。
連休中の道の駅の混雑ぶりはどこも異常。
やはりどんな人間でも旨い食べ物には勝てないよなー。




浜焼き屋にもアニメ関係者のサイン。
浜焼きを食べたかったが行列がものすごくてあきらめた。





誰も並んでいなかったカニ汁をゲット。これで300円なので超お得。
外気温38度の中でいただくカニ汁がたまらねえんだ!!









和倉温泉駅。
田舎の駅なので入場券を買わずにホームに入れる。

温泉にも入りたかったがどう考えても混みまくってるだろうから今回はパス。






作中の重要スポットでもある、ゲームセンター「ベティ」。
ガチで辺鄙な場所にある音ゲーの聖地。
この立地と敷地面積で30年も続いてるって凄すぎる……。
まぁ新潟の音ゲーの聖地も田んぼの真ん中にあるしな。





本当に猫がいるw

あまり広くない店内に音ゲーがぎっしり。
アストロシティが数台。
稼働してれば何か遊ぼうと思ったけど整備中なのか動いてなかった。

仕方ないのでDDRをプレイしていたスカートの女の子をしばらく眺めてから退店。









西岸駅。
なんで七尾の観測会でここまでポスターを貼りに来る必要があるんだよ!!





この場所をこれ見よがしにアニメに出すあたり、聖地巡礼させる目的が明確すぎてなw
緒花ちゃんが元気そうでなにより。












ついでに能登島へ渡ってガラス美術館へ。

どの作品も色彩がすごくて見入ってしまう。
子供の頃にこういうものを常時見れる環境だと色々な芸術性が身に着きそう。

残念ながら能登島水族館は営業時間に間に合わなかった。







七尾駅へ戻り居酒屋で夕飯の刺身定食+晩酌。
北陸の魚は本当に旨い。
こういう大事なときに限って写真がブレよるw


店主ご夫婦にアニメの聖地巡礼にきたと伝えたところ、
さすがに地元だけあって二人とも内情に詳しくて色々教えてもらえた。


『スキップとローファー』の聖地も教えてもらったけれど、
前日に泊まった宿の近くだったと聞いて絶望。
戻るにしても片道2時間はさすがに厳しいので次の機会にしよう。
忙しくてろくに準備もできなかったのが悔しいわ。











じゃらんで適当に取った宿が偶然にも七尾駅のすぐ近くだったので夜に再探索。
バス停にもう一度行くべきだったけど飲みすぎて危険だったのでギブ。
相変わらずアホだな俺。







もう一日待てば台風の場面も再現できたかもしれなかったけどw
非常に楽しかったので満足して帰路へ。




アニメの舞台におあつらえ向きの非常に気持ちの良い土地だった。
でも聖地巡礼している同志をまるで見かけなかったので
作品自体の人気が今ひとつなのかなぁ。

良作なので未視聴の人は是非今からでも観てくれ!!



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感想:特別編 響け!ユーフォニアム ~アンサンブルコンテスト~

2023-08-07 06:16:16 | 劇場アニメ




観てきました!!

舞台は2年目11月。黄前部長の初仕事!!

3~8人編成でのアンサンブルコンテスト。
出場できるのは各校1組のみのため、
部内でいくつものチームを編成し、部内投票と一般投票で出場チームを決める。



3年生が引退したことで部員同士の関係性にも変化が見られ、
久美子の人たらしっぽさが偶然にも部長に相応しく描かれている面白さ。
後輩たちから敬意のまなざしで見られる場面もリアル感に溢れていて
自分の青春時代がフラッシュバックして死にそうになった!!


前回の劇場版で強烈な腹黒キャラだった奏ちゃんが
懐いて媚びキャラにクラスチェンジしてたのも最高。
もっと冷笑してくれてもええんやで!



そしてこれまでのシリーズに出てきた部員が
そこそこバラけてチームを組んでいく過程が熱い。



久美子麗奈チームに加わるのも天才型ではない普通の部員。
マリンバのメガネ子ちゃんがとてもいいキャラだった。

アニメというものは当然ながら活躍するキャラにスポットが当たるけれど
陽が当たらないキャラにも強い個性や意思があって然るべきだし
それをしっかり作り上げるからこそリアリティが出る!!

「ぽっと出のキャラに回想シーンを入れてキャラ立て」のような
安易なやり方に逃げず、部の活動を通じて人となりを浮き立たせていく。
この流れるような花田脚本の美しさ。




最後の部内全チームの紹介が実に良かった。
各チームごとの記念写真と全員のパート・名前を表示。
どのチームも文化部特有のイキリポーズが最高だったw

部員全員の紹介にもつながるし、
キャラデザの秀逸さを前面にプッシュする意味でも非常に効果的!!



だからこそ、投票の結果発表が文字のみだったのが残念!!
せめて1フレーズずつでいいから演奏シーンが観たかった!!!
作るのがものすごく大変なのがわかるから要望するだけでもおこがましいが
それでもやはり期待してしまってたんだよなー。



幕間としての70分の中編作品ながら、
非常に細かい作り込みで楽しめた。

原画に関しては文句ナシにキャラの魅力を出せていたが
やはり演出がところどころ弱くなっていたのを実感してしまって淋しい。
旧演出の山田尚子は新天地でさらに飛躍してるので、そちらもあらためて応援。



内情に関しての邪推は書かない。
よくここまで作ってくれた。感無量。
来春に3期をTVアニメでやるらしいので、今から待ちきれない!!!


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