感想:地球防衛軍2 PORTABLE V2 その1

2020-12-31 22:55:25 | ゲーム(VITA)


その昔、PSPを買って遊ぶソフトがなかったときにこれをやってみたんだが、
処理落ちがひどすぎてゲームにならなかった思い出。

というわけでVita版にてリベンジ。





ゲーム開始と同時にチュートリアルもなしで
アリさんをぶっ殺しまくれる爽快感!!
特殊操作は必要になったときにマニュアルを見ろ!! という潔さ。

今のアクションゲームにはこういう気持ちいい不親切さが足りない!!







敵の種類自体はそこまで多くはないものの
出現の組み合わせやステージごとの配置によって
戦略を変えていく必要のある面白さ。
「これぞゲーム」って感じがする。






ラスボス戦。
巨大円盤の細かいパーツをプチプチ潰していく楽しさ。
なんかもう、この製作者の「ワクワクさせたい」という志に
ひたすら頭が下がる。





というわけで、陸戦兵のNORMALクリアで28時間。
トロコンにはこれを3兵種×5難易度。
この条件考えたやつ基地外じゃねーのか。

でもトロコン率が現時点で4.9%もある!!
愛されてるシリーズだな!!


HARDまでならソロでクリアできそうな気がするけど
それ以上はやっぱマルチじゃないと厳しいのかな。



■■■VITAソフトお気に入り順位■■■

16/83位 順位一覧

■■■現在の進行状況■■

陸戦兵NORMALクリア
トロフィー15%

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感想:ガレリアの地下迷宮と魔女の旅団 その1

2020-12-30 06:44:02 | ゲーム(VITA)



毎日帰りが0時を過ぎる社畜生活が数ヶ月続いて死にそう。
自分がブログを運営していることすら忘れてた!!

4日までお休みなので、1日ひとつ何か書いていきたいと思います。



というわけで発売から1ヶ月以上経ってしまったこのゲーム。

半年以上の発売延期。
期待ばかりが膨らんでいたが、裏切られることなくすげえ面白い!

せっかく待ちに待ったVitaの新作なのに
実際のところ仕事が忙しすぎて全然遊べてないんだが
とにかく面白いよ! ということだけは書いておかなければいけない気がした。




もう、最初の世界観の説明部分だけでも面白い。
導入とはかくあるべき! といえる素敵さ。





主人公のユリィカちゃん可愛い!!
貴族のお嬢様なのにドジっ子というキャラ付け。理想!!




それでいて中世の淫靡な雰囲気を醸し出すシナリオ。
ダークファンタジーにはエロスが似合う!!
このインモラルさにいい歳したおっさんがドキドキしてしまう中二感!!





「ルフラン」から引き継いでいる
壁をぶっ壊せるというダンジョンRPGにあるまじきシステム。

それでいて探索の面白さが失われないマップデザイン。神!
マップを埋めていくとアイテム報酬がもらえる達成感!





そして敵が超強い!!
雑魚でも泣きたくなるほど強い!!
雑魚戦闘でもうまく相手の弱点をついて攻めないと
ボコボコにされる鬼バランス!

戦闘で腕や足や首がもげる「ゴアヒット」のエグさ!!
でも使役している人形という設定だから
コンプライアンスも大丈夫だよ! という抜け道!!
それでも思い入れのあるキャラだからプレイヤー的に痛みも感じる。




なんかもう、遊んでいて文句をつける場所がないほどの神ゲー!!
クリアまでまだかかりそうだが、これだけ褒めたから許してくれ!!

欠点を上げるとすれば、前作では色々なダンジョンを回るのが楽しかったんだが
今回は同じダンジョンを潜っていくんだな。なんか物足りない。
社内でブリザードが吹いていそうな日本一ソフトウェアのことだから
いろんなグラフィックを用意するのは予算的に厳しかったのかな…。

もともとダンジョンRPGなんてストイックなジャンルなんだから
シナリオとゲームデザインさえしっかりすればOK! とする潔さ。
いいね!


■■■VITAソフトお気に入り順位■■■


プレイ中のため保留


■■■現在の進行状況■■


トロフィー46%


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感想:エスカレーション

2020-12-04 06:26:53 | その他



うおおお!! 表紙がいとうのいぢ!! すごすぎる…。


というわけで、伝説のくりいむレモンノベライズ復刊第二弾。
「今夜はハード・コア」「禁断のソナタ」「天使たちのエピローグ」の三部作を
伝説の作家・倉田悠子が小説化。
実質的に日本最古の百合ラノベ!!


ミッション系女学院における愛欲渦巻く嗜虐と被虐の狂宴。

百合という言葉がいつできたのかはわからないが、
ここ最近で急に百合にハマってしまった自分にとって、
実に素晴らしいタイミング。



復刊を機に、先に三部作のアニメを全部観た。

「黒猫館」と同様に、ノベライズの意義が非常に大きい良作。
アニメ版ではおそらく細かい設定を詰めていたのだろうけれど、
やはりエロに尺を取りすぎて伝えきれない部分が多かった。
情景描写・心理描写が詳細になるだけで、作品として
一気に深みが出て面白くなるのだなぁと感心しきり。
(もちろん、アニメはそのエロさにおいて非常に大きな意義はあるのだけれど)



編入してきたリエが一目見て憧れを持ってしまった生徒会長のなおみ。
なおみもまた、リエの奥底に眠る被虐志向を見抜き、
危険な誘惑に持ち込んでいく。

愛情と友情と肉欲の三位一体が
舞台となる敬虔な学園と濃密に絡まって醸し出されていく、
えもいわれぬ背徳感。

80年代の天真爛漫な女子高生像と、禁忌ともとれる女同士の営みが際立って
実に素晴らしい世界を描き出している。



そして『エスカレーション』というタイトルの意味。
徐々に激しさを増していく狂宴と、三部作で学年が上がっていく様子。
「お姉さま」が代々受け継がれていく過程。
ダブルミーニング・トリプルミーニングがたまらなく美しく映える。

アニメでもそれらは表現されていたものの、
やはり小説としての表現の美しさがあってこそ煌めくタイトルだと思う。



あとはまあ、二作目「禁断のソナタ」のなかにおいて
なおみの父と弟が性の狂宴に参加するのだけれど
本人たちが直接まぐわうことがなくてガッカリです。
目の前でJKがくんずほぐれつしてるのに平気なのがマジでおかしい。
男を描写するときに性欲に関して嘘をつくと一発で説得力がなくなるんだよな…。

とはいえ、最近「小説家になろう」で百合小説を書いて
おっさんにレイプされる話にしたら読者から袋叩きにされた自分からすると
百合作品には男に手を出させてはいけないという不文律があるということを
30年越しで教えてくれた素晴らしい教科書にも感じられた。


やってることが滅茶苦茶なのに「なんとなくいい話」で締めるのは
エロ系作品のセオリー。
それをいかに自然にもっていくかが作者の腕の見せどころなのだろうけれど
本当にこの作者はそれが上手い。
「黒猫館」の読了時と同様に、ちょっと泣きそうになってしまった。



最近は少しずつくりいむレモンのアニメを観ているのだれど
やはりどれも舞台設定が秀逸だなあ。
80年代のオタク向けアニメはロマンがあるね。
懐古主義と言われてしまうと何も言い返せないが。


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