感想:ロックマンクラシックスコレクション その1

2016-02-29 00:42:49 | ゲーム(DS)


公式サイト


ファミコンで発売されたロックマン6作品が収められたソフト。


子供のころ、何故かうちの地域のガキコミュニティでは
「ロックマン2をクリアできない者は人に非ず」
という不文律があったせいでみんな必死に練習していた。
ノーコンティニュークリアをしてる奴はいなかったと思うけど
ジャンケンで順番を決めてさくっと各ステージをクリア、
なんて遊び方も流行ってた。


というわけで収録されているロックマン1~6のうち
目をつぶったままでもクリアできそうなロックマン2から開始。





いやー、楽勝だと思ってたけどかなりしんどいなコレ…。
ワイリーステージのドラゴンで何回もやり直したわ。

あと、やたら強いと持ち上げられているエアーマンは
うちの界隈ではみんな最初に倒してた。
そのせいでそんなに強いイメージがなかったけど
絶対避けられない攻撃をしてくるうえ
こちらからのまともに有効な反撃がないせいで
体力と連打でゴリ押しするのが必須っていう理由なんだな…。

ちなみにオールドゲーマーの意地として
ステージ開始画面以外でセーブ機能は使ってませんよ!





ロックマン2無事クリア。



続いてロックマン3。


ロックマン3ってこんなに難しかったっけ…。
スライディングができるようになって
操作性アップで楽勝だと思ったら
ボスから受けるダメージがでかすぎて超厳しい。

2はロックバスターでも全ボス倒せるけど
3は無理だな…。





ロックマン3なんとかクリア。


しかしまあ、ロックマンはやはり名作だわ。
各ステージのモチーフは楽しいし
頑張って練習すれば諦めなくて済むレベルで
ステージ構成も計算して作られてるし。

もちろんボスの個性も、ボスを倒して自キャラを強化する、
というコンセプトも子供のツボに必中だしね。



で、当たり前なんだけど、もとは1本ずつの販売なので
ボリュームが結構あって一度に続けて遊ぶのが大変。

本編のほかにタイムアタックモードも入ってるので
まだまだ頑張れそう。


バッジとれーるセンターにもコラボとして
ロックマンシリーズのバッジが入荷してたw




■■■現在の進行状況■■■

ロックマン2・ロックマン3クリア


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感想:新世界樹の迷宮 ミレニアムの少女 その1

2016-02-24 21:13:26 | ゲーム(DS)



公式サイト

大好きな世界樹1のリメイクということで
喜び勇んで発売日に買ったものの
なぜか3年近くも積んでしまった。


昔からダンジョンRPGが好きで
今でも色んなゲームのマップを描いた方眼紙が押し入れに残ってる。
手書きで埋めていく面白さをDSで再現してくれたのは最高。

敵の強さもシリーズの魅力。
難易度選択はファンの礼儀として当然EXPERT。

鹿強い! 蟹怖い! 楽しい!!!
何回も死にまくりながらも
旧作を大切にしたゲームバランスに熱中してしまった。



でもねぇ。
やはりキャラクターが固定ってのは世界樹っぽくないねぇ。


主人公は正義を求める一族。
無口で中二臭いキャラなのに他のキャラとの会話では
ふざけたセリフの選択肢が毎回あったり
ちょっと何をやりたいのかわからんな…。

ヒロインのフレドリカもパッケージで聖女キャラぽく見せかけて
中身はただのクソガキだったのでガッカリです。
しかも貧乳なので二度ガッカリ

まあ要するに自分で作ったキャラにブヒるのが世界樹ってこった。
バード使いたいなぁ…。

一応「クラシックモード」ではキャラメイクできるけれど
遊ぶにあたって製作者の意図を受け取るのが自分のスタイルなので
用意されてるストーリーを無視するのもしのびないんだよな…。



システム関連も色々と微妙。

戦闘中に獲得して装備することで他のキャラや敵のスキルが使える
「グリモア」のシステムがイマイチ。
スキルポイントを悩みに悩んで振り分けるのが楽しいのに
なんでも好きなスキルが使えるようになったら台無しだろ!!

あと探索済みフロアの階段まで即座にワープできる
「フロアジャンプ」が最悪。
探索が進むことでルートが開放されて
その地点までショートカットできるようになるのが
ダンジョンRPGの良さなのに、
しかもその手段をゲームの中できちんと作っておきながら
それ自体を丸っきり不要にしてしまう糞システム。


旧作のリメイクとして楽しめてるのは確かだけど
良くなった点が何ひとつ見つからない…。



それでも頑張って本編だけはクリアしてみた。


旧世界樹では第五階層に踏み込んだ瞬間に
世界が広がって衝撃を受ける仕組みだったけれど
今回は最初からネタバレしててクソ萎え。

隠しボスだった「フォレストセル」の存在も
序盤から諸悪の根源としてバラしたうえに
普通にラスボスに降格させられてるし
旧作で初めて出会ったときの禍々しさと凶悪さが
おもっくそチープになってて泣きたくなった。


最初は楽しかった絶妙な敵の強さもいつの間にか崩壊して
裏ダンジョンに入った途端、レベルMAXに関わらず1ターンで全滅。


もういいわこのゲーム。
よくもまあここまで世界樹の良さをスポイルできたもんだな…。


ちょうど世界樹5が3DSで出るというニュースが入ったので
ファンとしてはきちんとした形での製作をお願いしますよ。
マジで。


■■■現在の進行状況■■■

本編クリア(EXPERT)

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2016冬アニメ感想 中盤

2016-02-21 22:21:06 | アニメ特撮


過去の感想はこちら



ルパン三世(2クール目)
B 78

一話完結でスケールの大きい話を作るアニメって最近は珍しい。
ダレないように手を変え品を変えて頑張ってるのは伝わるけど
さすがにちょっと飽きてきた。
旧作がレジェンドすぎるのも考え物だな。


うたわれるもの 偽りの仮面(2クール目)
C+ 69

ストーリーの核心が見えたらなんだかガッカリした。
割と色んなゲームで見た設定だしね。
序盤からのキャラが傍観者になってしまってるのも
出だしでこの作品に期待した人間からすると残念な感じ。
とはいえ、これからラストがどのように盛り上がるかに期待!


おそ松さん(2クール目)
B+ 86

ここにきてフルスロットルで赤塚不二夫の狂気を表現。
テレビ的な制約こそ多いものの、
今時のギャグアニメとしてここまでぶっ壊れてるのは凄い。
こんな面白いアニメを腐女子だけのものにしておくなんて
メチャクチャもったいないぞ!?


GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(2クール目)
C+ 74

盛り上げ方が上手い!!
まさに主人公のキャラのおかげだよなあ。
観れば観るほど作画の迫力にも圧倒されてしまう。
自衛隊と異世界の陰謀とのストーリーの絡み具合が楽しくて
毎回次の週が待ち遠しい。


ハルチカ~ハルタとチカは青春する~
D 47

5話観て終了。
肝心の謎が毎回つまらなくて嫌いです!
登場人物の思考も幼稚で嫌いです!
キャラデザも音響のショボさも嫌いです!
根拠と必要性の薄い同性愛ネタも嫌いです!
ここまで感情的に受け付けないアニメは久しぶりだわ…。


だがしかし
D+ 58

あくまで「懐かしい」ってだけであって
歳とった人間の味覚ではもう駄菓子は食えないんだよなー…。
内容が面白いかと言われれば面白くないし
女の子が可愛いかと言われればそんなに可愛くないし。
舞台の雰囲気はいいけど逆に原作の良さを殺した感じがする。


僕だけがいない街
B+ 87

主人公の演技以外は完璧な出来。
先を知っていてもストーリーテリングに熱くなれる!!!
原作も舞台のリアリティが素晴らしいけれど
アニメはそれを上回るほどの力の入れ具合。
結構な期間忘れていたワクワク感を引っ張り出された!!


ナースウィッチ小麦ちゃんR
D+ 56

最初に比べたら作画が綺麗になってきたし
随分ひどかった主人公の演技も良くなってきたし
弱点の補強をする姿勢は素晴らしいと思う。
そしてそれらを踏まえたうえで全然面白くねえ!!
せめて前作のぶっ壊れ具合を再現してほしいなぁ…。


無彩限のファントムワールド
C 61

4話観て終了。
これ境界の彼方のダメだった部分をそっくりなぞってるな!!!
コメディとして明るい雰囲気を出すのはいいのだけれど
キャラと演出とシナリオが壊滅的につまらない。
舞の脂肪を見てるときだけが楽しいけど、それじゃアカンわ。


少女たちは荒野を目指す
C+ 70

内容は面白いがちょっと夢物語すぎる。
ゲーム製作者が描くゲーム製作話はリアルで魅力的だけど
冴えカノの後追いであることを考えると
現役高校生で商業製作という設定のバランスがちと厳しい。
ま、難しいことを考えるのを抜きにしても楽しめるから別にいいか。


灰と幻想のグリムガル
B 80

ゴブリン一匹倒すだけでとんでもなく作画に力を入れてる!!
モンスターの質感と血なまぐささと殺す側の葛藤。
昨今のファンタジーにはこのリアリズムが欠けてるんだよな。
一方的に作品が暗くならないような工夫も良くできててナイス。


蒼の彼方のフォーリズム
C 65

女の子の作画がビューティフル。
体操着&ブルマやピッチリ全身スーツという
エロ的な媚びを絵の力で説得してしまう強引さがよいね。
で、架空の競技で架空の技術の説明をされても全然面白くないんだけど
本当にただのスポ根で終わらせるわけじゃないよね…?


この素晴らしい世界に祝福を!
B 77

適当に流し見してたらいつのまにかめっちゃ気に入ってたw
バカバカしさだけで切り抜けるシナリオは予想外。
やっぱ観てて楽しい気持ちになれるアニメはいいね!
超がつくほどのB級を意識して開き直ると
ここまで清々しい作品が出来上がるのか!!


魔法少女なんてもういいですから。
(ショート作品なので評価なし)

主人公の女の子が見た目も性格も可愛い。
エロさのさじ加減も絶妙だし掛け合い漫才も面白い。
何だかまるでいいとこだらけじゃないか!!!
30分アニメにしたら一気にダメになりそうな
ギリギリのバランスがうまいこと働いてるわ。



ドラクエのおかげで市民権を得たRPGというジャンル。
しかしそれ以前の作品には非常にバランスが悪いものが多く
序盤で死んだ仲間を生き返らせる金が足りずに
データを消して最初からやり直すのが当たり前だった。

その世界に残された冒険者たちはその後どうなるのだろう、
と考えるといたたまれなくなるけれど
そんなテーマと正面から向き合った
「灰と幻想のグリムガル」がたまらなく面白い。

現状の1クール制アニメと俺TUEEの相性が良いのはわかるけれど
そればっかりになるとやっぱり変化球が欲しくなるよね。

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感想:バッジとれ~るセンター その1

2016-02-10 02:34:30 | ゲーム(DS)
もうしばらく欲しいゲームが出ないので
つなぎのゲーム紹介。

3DSのニンテンドーショップから
無料でダウンロードできるんだけど
みなさんはこのゲームやっておりますかね?




練習台を毎日5クレ遊べて
仮バッジを10個集めるか、当たりを引くと本番の台を遊べる。
大体1日につき1クレはもらえるようになってる。

本番の台は課金でも遊べるのだけれど、
90円で5クレ。はっきり言って高ぇ。

しかもバッジの配置は再起動で元に戻るため
ひとつのステージをコンプするには
一度にまとめてプレイする必要がある。
結構えげつない商売だな任天堂!!



取ったバッジは3DSのホーム画面に飾れる。
自分の場合は飾るのが面倒で放置中。
「欲しくないけど取るのが楽しい」というのは
実際のクレーンゲームと通じるものがあるなw




あとこの案内役のウサギが激烈にウザくて最高w




このゲームが始まった頃はコンプ欲にかられて
ガツガツ課金していたのだけれど
毎週新しいステージが配信されるし
バッジの配置もどんどん悪質になっているので
今は無料のみでのんびり遊んでます。




結構ポコポコと取れるので軽いストレス解消。
課金さえしなければ1日1回のお楽しみとして
日々の生活に潤いが出る。
ちょっとムシャクシャしたときは課金すれば
ガッツリ遊べてスカッとできる。

でもあくまでご利用は計画的に。



■■現在の進行状況■■

バッジ1980個

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感想:女王はかえらない

2016-02-04 02:17:37 | ミステリ


女王はかえらない 降田天
2015年作品

「このミステリがすごい!大賞」2014年度大賞受賞作品。


とある地方の小学校の三年一組。
クラスではマキが絶対的な権力を持って牛耳っていた。
マキに認められた階級に応じて
女子が着ける髪留めの模様も定められていて
少しでも女王の機嫌を損ねれば
凄絶なクラス内での仕打ちが待っている。

ところが、進級してクラスが四年になると同時に
東京から大手企業の娘であるエリカが転校してきて
その圧倒的なカリスマ性によって
パワーバランスに変化が起こり始める。



小学校でこんな生々しいヒエラルキーがあるか!
と思ったりもしたけれど、もしこの舞台が中学高校だったら
よっぽどえげつないイジメにしないと逆にリアリティがなくなるので
なかなか絶妙なバランスの設定だと思う。

二人の女王が女王たる理由も文章で見事に表現できていて
徐々に取り返しのつかないバトルに発展していく過程は
読んでいてヒリつく恐ろしさ。




で。
読み終わった感想。


あぁーーーーーーーー!!
もぉーーーーーーーー!!
またかよ!!!!!
俺は推理小説が読みたいんだよ!!!!


ぶっちゃけ、作者も作品も悪いわけではないけれど
読んだタイミングが最悪だった。
理由はここまでのミステリのエントリを遡ってください。

疑心暗鬼に陥りすぎてたせいで
途中である程度のトリックを見抜けてしまった。


第一部 子供たち
第二部 教師
第三部 真相

の3つに物語が分かれていて
はっきり言って2部は丸ごといらないし
わずかでも真相から目を逸らそうとするためのミスリードのせいで
1部での「クラス内の仁義なき抗争」という
素晴らしい着眼点のプロットまで台無しになってしまっている。

あとがきの「このミス大賞」選評にも書いてあるとおり、
トリックそのものがまさに「やりすぎ」な印象。



降田天という作家はプロットと執筆に分かれた女性二人組で
すでに少女向けラノベで実績があるとのこと。

今回の作品に関して言えば
荒削りだけれど文章で引き込む力はかなり高いし
順序立ててストーリーを積み上げていく構成力も申し分ない。

こういう小説が書きたかったんだ、というのはわかるのだけど
肝心な部分があまりに雑だったのが惜しすぎる。
この作者にはもっと色んな推理小説を読んで欲しい。
受賞したこの作品を自分の持ち味だと勘違いせずに
ひとつずつステップアップしていけば
後世に名を残すミステリ作家になれるかもしれない!!


文章   ★★✩
プロット ★★★
トリック ★
(★5個で満点)
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