感想:ダンジョントラベラーズ2王立図書館とマモノの封印 その3

2024-02-25 21:32:29 | ゲーム(その他)


ダントラ1も配信開始されたし、2の感想も早めに済ませねばならん。

八大神のラスト2体を倒す前に、レベル上げも兼ねて実績を埋めることを優先。








★雑談大好き 雑談イベントを180回以上見た。

パーティに特定キャラを入れて特定条件を満たすと発生する雑談イベント。
普通に遊ぶと40%くらいしか届かないけれど、
意識してひとつひとつ潰していくのがなかなか快感。
それぞれの会話イベントが結構よくできてるし、のんびり楽しめる。
……なんて思えるのは最初のほうだけで、後半は条件が厳しくて地獄。
レベルをかなり上げたり入手困難なアイテムが必須だったりですげえ時間がかかる。
180回以上のはずなのに、なぜか196個で達成。
数え方がわからん。クマとペンギンのコントは除外なのかな。





★さすらい旅団撃破 世界をさすらっている4人の強敵を倒した。

八大神とは別のサブ裏ボス。
特定の雑談イベントで入手できるアイテムを所持して
特定のフロアでボスとランダム遭遇するようになる。全部で4体。
ここまできていれば苦戦することもないし、良い装備もドロップするのでナイス。






★獣人ハンター 全ての獣人を倒した。

ランダムエンカウントの獣人を埋めるのもまあまあ大変なのだけど。
問題はサブ裏ボスの獣人四天王。
特定の雑談イベントで入手できるアイテムを所持して
特定マップの特定地点で固定バトル。全部で4体。
火力がやばくて下位の八大神より手ごわい。






★最強マッパー 全マップのほぼ全ての床を歩いた。

これより下位の実績である『まだまだ続く』が全マップの半分なのに対し、
こちらはマジで苦行。
これまでの全マップの中で、ちょっと隠し通路を見落としてるだけで大ロスだし
落とし穴だらけのフロアの行き来を延々繰り返すという不毛さ。
具体的に何%で達成なんだよこれ。体感的には98%くらいだった……。






★食通大王 全ての食べ物を手に入れた事がある。

回復アイテムである食べ物は店で買うのが普通だけれど、
実際に手に入る食べ物のほとんどは敵のHPをギリギリまで減らしてから
パピヨンのスキルである「マテリアライズ」を使って
敵を食べ物に変化させることで入手できる。
メインパーティにパピヨンを入れるプレイヤーってまずいないと思うので
本当にクリア後のやり込み要素。
コンプはしんどいけれどガチの有用な回復アイテムが手に入ったりするのも熱い。




こういうひとつひとつのやり込みが楽しいのがこのゲームを好きな理由!!


■■■現在の進行状況■■■

証(ゲーム内実績) 46/50

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感想:ダンジョントラベラーズ2王立図書館とマモノの封印 その2

2024-01-11 23:28:07 | ゲーム(その他)




異界は全部で8つ。
ひとつの異界をある程度進むと次の異界が出現する。
そのそれぞれにいる大ボス「八大神」は、たどりついた時点ではまず勝てないので
すべての異界を回ることを優先。






でももちろん中ボスはこれまで以上に強力になっているし
ダンジョンの構造もおもくそ意地が悪くなっているので制覇は至難。



あと異界では特定の職業のキャラを入れてないと通れない、
いわゆる「職業制限扉」があって、これがファンからは激烈に叩かれてる要因なのだが、
個人的には今まで育ててなかったキャラを愛でる機会としてアリだと思うのよな。








そして最終目的地である「ボゴミールの塔」30Fへ到達。

到達したらいつのまにかプレイ時間が100時間超。
そんなにプレイした記憶がないのだが、
ソフトの時間計測機能がバグってるのか、俺の時間感覚がバグってるのか。





というわけでいよいよ各異界へ戻って八大神を撃破していくことに。


ここまでのメインパーティは

アリシア(ダークロード)
ヤエ(サムライ)
リゼリエッタ(ジョーカー)
エルトリシア(ビショップ)
コネット(エトワール)

好きなキャラ優先!!


しかしここにきてようやくサムライを防御役にしていることの無謀さに気付いた。
しかも前衛3人が両手武器という攻撃特化パーティ。

ずっとサムライで続けてきたヤエのLVを84から90まで上げて
レベルリセット&ヴァルキリーへクラスチェンジ。




ここまでのボスに対する基本戦法は
エトワールのコネットに行動速度がAクラスである短剣を装備させ、
さらに鍛冶で各装備に行動速度アップをつけて最速を目指す。

このゲームは素早いキャラほどターンが回ってくるので
500ずつダメージを与える「衰弱のサルサ」で削り続ける。
次の行動までの間隔が短い防御を繰り返すことで
相手の番が回ってくるまでに5回くらいはダメージを与えられる。

しかし八大神はこれまでのボスとは桁違いに攻撃が凶悪すぎるので
防御の脆いエトワールはすぐ死ぬ。

なのでボゴミールの塔に出現するダゴンを狩りまくって「銀の鍵」を集める。
戦闘中に使うと分身が発生して5回まで攻撃を耐えられる。

正直なところ銀の鍵はチートアイテムに近いので
いつか使わない縛りで各ボスを倒したい!!








最初に倒すべきはヴェジェカの氷穴にいるエキドナ。
八大神のなかで唯一第二形態が存在しないが、DEFが高すぎて通常攻撃が通らない。

ヤエの味方への攻撃をかばう「カバー」&打撃ダメージ無効「パリィ」のセットで
相手の攻撃を防ぎながらサルサで削り続けて勝利。銀の鍵は不要!!







次に無間地獄ゲヘナのシェオル。
職業制限でウィッチが必須。育ててないので実質4人パーティ。

第一形態は「マーダーライセンス」により毎ターン必ず即死攻撃がくるので
全員に即死無効の封印書を装備。
第二形態も眠らされたあとに睡眠中のキャラに即死を与える攻撃が恐ろしいのだが
即死無効のおかげでボーナスタイムに。

しかし一番の脅威は全体攻撃。
全体攻撃連発でたまたまコネットだけ生き残ったので
銀の鍵&サルサのインチキセットで相手の残りHPを削り切って勝利。





獣神ベヒモス。
職業制限なしのフルパーティ。

第一形態は相手の攻撃力を下げての削りあい。
第二形態はHP50000と高いうえに攻撃力も異常に高いので、安定の銀の鍵&サルサ。
しかし銀の鍵の分身が5体に対し、ランダムで4~7回攻撃のブラッドカーニバルが脅威。

ヤエを生かしてのカバー&パリィが生命線。
すぐ死ぬアリシアをときおり生き返らせてこまめにダメージを稼ぐ。

そして運よく最強の両手斧であるアリサノスハンマーをゲット!!





狂神ギルティレクイエム。

必須職業がジョーカーとマジカルプリンセス。
アタッカーをアリシアからリゼリエッタ(ジョーカー)へ交代。


おっぱい丸出しのくせにおそろしく強敵。

第一形態は即石化の攻撃を使ってくるので全員に石化無効の封印書を装備。
石化さえ防げば大して怖くない。

かたや第二形態はかなりの地獄。
全体攻撃の強さと、パリィ無視の攻撃をしてくるファミリア召喚がきつい。

一人に対して7回攻撃の「七伽」がくると銀の鍵の分身すら貫通するので
コネット単独での攻略は危険。
HP回復は最低限でいいので霊薬を惜しまず注ぎ込んで生存者の頭数をなんとかする。

サルサで削りつつも、ヤエのカバーで可能な限り引き付ける。
その隙にリゼのバーサーク&切り札&デンジャーのトリプルセットでダメージを稼ぐ。

相手が魔法詠唱後に運よくコネットに見とれてくれることが何度もあり、
ラッキーに恵まれての勝利。

ここまでやって、銀の鍵の効果が切れたときはすぐに使わず
ボスの順番直前まで待ってから使えば節約できることに気付いた……。






妖神無明毘売命。

職業制限でくの一が必須。
リゼの代わりにお飾りのLV39モニカ(くの一)
一応の盾役としてスキルは影分身。


第一形態。シェオル同様、即死無効の封印書で固める。

しかもいつ放つかわからないゴルゴンアイが全員100%石化で全滅確定の無理ゲー。
10回くらいこのパターンで全滅してハゲそうになったので
仕方なくコネット単独&銀の鍵のインチキコンボで削り切った。


第二形態。
コネット一人の状態から霊薬で少しずつパーティを立て直し。

ランダムなキャラへ4回攻撃する「色即是空」があるため
分身があってもコネット一人では厳しい。

さらには全体魔法を頻発してくるので、それをいかに防ぐかの勝負。
コネットの分身を欠かさないようにしながらヤエのスペルガードでパーティ全体を守る。
魔法超強化スキルのルーズスピリットはアリシアのオーラエリミネイトで消す。

死んだメンバーは霊薬で復活させつつアリシアに攻撃させてダメージを稼ぐ。

第一形態がキツすぎただけに、第二形態は普通に強いボスと戦えている気分で
非常に楽しかった!!

倒した奥にある宝箱に強力な装備が入ってるので
最初に攻略するのもアリっちゃアリだな。






悪神アンラ・マンユ。

職業制限がソウルサモナー。しかも4人以下のパーティ必須という鬼仕様。
リリアンLV47(ソウルサモナー)は完全にお荷物なので実質3人パーティ。

ヤエ(ヴァルキリー)・エル(ビショップ)・コネット(エトワール)の
ガチガチ守勢トリオで出陣。


アンラ・マンユはダントラ1の裏ボス。
エロいキャラに見えるけど、凶悪そのもの。

第一形態。

睡眠からの即死技コンボを使ってくるので
睡眠無効の封印書さえ装備させれば実質的なボーナスターン。

メインのダメージソースは当然コネットのマズルカ&サルサだけれど、
ヤエにアイテム「獣人印章」を使ってからのダイダロスアタックで
そこそこダメージが取れる。協力攻撃でギャランホルンを使えばさらにダメージ上乗せ。
エルトリシアは回復に専念。

長期戦にはなるけれど、銀の鍵不使用でも割と楽勝。


第二形態。

今度は銀の鍵が生命線。
分身さえ残っていれば全員のHPを1にする「創生と終焉」も怖くない。

「終わりの始まり」でステータスを超強化してくるのでアイテム「葉っぱ」で解除。
複数回攻撃の「天地崩壊」や「魔獣召喚」で分身を消されるのが怖いので
コネット単独戦法は危険。

回避率が第一形態よりも低いっぽいのでヤエのダイダロスアタックがかなり有効。

ダメージはエルトリシアのサークルヒール&フルヒールで回復。
足りなければコネットの応急処置or回復アイテムで。

運が悪いと全滅もあるけれど、銀の鍵と霊薬さえ尽きなければ割と安定。




ここまでで八大神のうち6体撃破。
残り2体がまともに戦えないレベルの強さだと知っているので
別なイベントを先にこなしていきたいと思います。


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感想:ダンジョントラベラーズ2王立図書館とマモノの封印 その1

2023-10-22 11:18:30 | ゲーム(その他)




ダンジョンRPG大好きな自分が
人生でいちばん面白かったダンジョンRPG!!

6月発売なのでだいぶ経ってしまったが
PSP版をやってVITA版をやって、地獄のように時間を取られた過去があるが
それでもまたPC版を遊びたい!!

steamで買おうと思ったのだが急に配信中止のアナウンス。
なにやら作中に出てくるロリキャラの扱いが海外基準でOUTということらしいが
そんなにダメか?








やっぱダメだね……。
作中で12歳って言っちゃってるもんね。
そもそもこのコスを考えた人間は頭がおかしいと思うね。



というわけで無事に配信されたDMM版を購入。
HENTAI国家に生まれて本当に良かった。










ストーリーはほのぼのからシリアスまで
出会って仲間になるキャラクターを一人ずつ掘り下げていくので
戦う目的が明確に描写されて最後まで感情移入できる。
戦闘ボイスを効果的に使ってるのも世界観を組むうえでの上手い点。





ダンジョンRPGとしてのマップ構成。
これが本当に良く練られていて、パズル的な面白さが抜群。
「次にどう進めばいいか」をマップとにらめっこしながら熟慮するのが楽しすぎる。




敵キャラのほとんどが可愛い女キャラ。眺めているだけで眼福。

「ダンジョンRPGは想像力!」というダンジョンRPGファンにとっての合言葉。
絵面は可愛くてもゲーム内容はクッソ硬派なので
女子たちが可愛くキャットファイトを繰り広げる様を想像してもよし、
手足がバラバラになるような血みどろ凄惨バトルを想像してもよし、
楽しみ方がプレイヤーにゆだねられているのが最高なのです!!!!




同じ敵を9匹倒すごとに封印書が1つ作れる。
装備して各種ステータスの底上げもできるし、
売れば結構いいお金になるし、武器防具を強化するための素材にもなる。
何より図鑑のコンプリート意欲が沸くので戦闘そのものが楽しい!







各ボスを倒したときのちょいエロイベント。
どのボスも強敵なので倒したときにはパーティは満身創痍。
ゆえにこういうご褒美があるのは嬉しい。
冷静に考えるとこの一連のエロネタがよく家庭用で通ったなw





中盤からダンジョン内でランダムに出会える鍛冶屋に頼んで
封印書と合成することで装備を強化できる。

封印書の効果のうちいくつかがそのままランダムで装備に乗るので
気に入った装備ができるまでキャンセルを繰り返す。
まるでウィザードリィにおけるキャラ作成時のボーナスポイントのよう。

「うまくいったときの嬉しさ」や「まあまあの出来の妥協」といった
ゲームとしての面白さを追求する姿勢がすごく好き。






ダンジョンの固定箇所で発生する、冒険者であるペンギンと熊の会話イベント。
漫才形式でさりげなくゲームシステムの解説をしてくれる。



いくらなんでもネタが古すぎるw
PSP版の発売当時はすごく流行ってた気がするが。




やってくれた喃!





時おりランダムに出現する強ザコ。
そのダンジョンにおけるボスより凶悪な攻撃をしてくるので
出会ったらほぼ全滅確定という理不尽な仕様w

それを最初に実感させられるのがこのクラーケン。
桁違いの素早さで強力な全体攻撃を撃ってきて即全滅。

このあたりから「セーブはこまめに」が自然と身についてくる。




とにかく神ゲーとしての要素がてんこ盛り。
難しくて一度はあきらめた人も是非もう一度チャレンジしてほしい!

・攻略サイトでスキルの効果を調べて吟味する
・装備をしっかり鍛える
・回復アイテムをケチらず買い込む

これをしっかり守ればクリア自体はたやすいはず。

でもマップの探索は攻略サイトを見ると一気につまらなくなるので
是非頭を悩ませながら埋めていってほしい!





慣れた自分でもストーリークリアまで37時間。

このキャラクター・世界観・戦闘バランスが素晴らしすぎて
ずっとこの世界に浸っていたくなる。

というわけでここからがゲームとしての本番。
「異界」のダンジョンが出現してさらに凶悪な戦闘バランスに突入。


やりますとも、ええ。



■■■現在の進行状況■■■

ストーリークリア
 アリシア   ダークロードLV47
 ヤエ     サムライLV44
 リゼリエッタ ジョーカーLV46
 エルトリシア ビショップLV46
 コネット   エトワールLV46

証(ゲーム内実績)17/50

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感想:イブニクル

2023-03-29 21:13:49 | ゲーム(その他)




何故突然エロゲーの感想なのかと思われるかもしれないが。

前の仕事を辞めたときに「自由だヒャッハー」という状態になって
生まれて初めて発売日に朝からソフマップに並んでエロゲーを買ってみた。
昔大好きだったアリスソフトと『閃乱カグラ』八重樫南のタッグ。
約束された神ゲー!!!

なのだけれど、結局エロゲーを遊ぶこと自体がかったるくて
クリアまで8年かかってしまったのでした。




~あらすじ~

聖母イブの加護によって均衡が保たれている世界。
そこに住む人々は姦通が行われない限り加護が継続され
幸福な生活が保障されている。
しかし、騎士として実績を重ねイブの洗礼を受けることで
主人公のアスタは多くの嫁を得ることが可能となっていく。

~~~~~






じゃあレイプされたらどうなるんだよ!!!
という当然の疑問に序盤であっさり回答を提示するのが流石アリスソフト。


結論から言うとレイプであってもイブの加護を失ってしまう。
加護を失った人間はアウトローと呼ばれ、
他者とともに暮らすことができなくなり街を追放される。

レイプされたうえ追放とか可哀想すぎる!!
とは思ったものの、レイプの悲惨さをしっかり表現しながらも
決して後ろ向きなままで終わらせない貞操観念の世界観が
人間の力強さを感じさせて面白い。

シリアスなイベントも悲惨な展開も
単細胞エロ主人公の明るさで吹っ飛ばしてくれるので
どの章も暗い気持ちで終わらないのが実に良かった。

でも自身がレイプされた経験を元に陵辱系のエロ漫画を書いて
金持ちになるのはさすがにダメだろw







最初はエロい嫁を増やすことを目的に旅に出た主人公のアスタだが
世界各地を巡るたびに次々と問題に出くわしていく。

アウトローを使ってクーデターを起こそうとする者。
己の欲望を満たそうとする権力者。
果ては神の加護を利用して世界を牛耳ろうとする組織。






陰謀をこれだけわかりやすく面白く書けるライターってそうそうおらん。
神の正体すらエロに絡めた宗教観もひっくり返るほどワクワクしたw
現実世界の神話もけっこうエロエロだったりするしね。






あと、RPGではお約束の流れなのだけれど、
各章の大きな目的にたどりつくため、途中に小さな障害が発生して
それを越えるために消化するいわゆる「お使いイベント」。

これも毎回絶妙なレベルのバカエロイベントをねじこんでいて飽きさせない。
本来プレイ時間を稼ぐのが目的ゆえに嫌われがちなお使いイベントですら
全力で楽しませようとする姿勢。
18禁のプラットフォームを存分に生かしたフリーダムっぷり。
エロゲーメーカーとしての矜持を感じられて感動する。







ストーリーもよく出来ているのだけれど、
アリスソフトの共通世界観におけるタチの悪いパロディが
そこかしこにちりばめられていて、不謹慎ネタが好きな自分にとっては神ゲー。
回復アイテムの名前が「世色癌」って、絶対大幸薬品に許可とってねえだろw






そもそも聖母イブをはじめとして、作中の何人かは生理痛薬の名前なわけでw
タイトルに関わる名前にまでこんなおふざけを入れるのだから
やはりアリスソフト大好きだ。






カニクイシキ村。
一定以上の年代ならこのネタのヤバさがわかるw






ヒロインがキチガイって言うな!!





やり込み要素のひとつ。
世界の中で100か所の『名所』があって
10か所発見するごとにごほうびアイテムがもらえる。

最近のRPGはマップのグラフィックも凝らなきゃいけない風潮だけど
比較的シンプルなグラフィックのこのゲームでも
文章で地域の魅力をしっかり表現してしまう。
こういうのでいいんだよ!!






そして肝心のグラフィック!!


キャラデザは素晴らしいし、裸体の絵も美しいのに
いざガチエロになると急にダメになる。

八重樫南は明るい健康的なエロで成り上がった絵師なんだから
やっぱりハードな本番シーンは根本的にカラーと合わないな……。


ましてや凌辱シーンともなると得意分野とは真逆なのが
まざまざと明るみに出てしまって実に悲しい。
やっぱり適材適所ってあるよな……。



それでも、この作品の根幹を支える明るさを
しっかり引き出せているのは優れたキャラデザがあってこそ。
好きなものは好きなんだから仕方がない!!






難しいことを考えず、ひたすら明るくエロに徹する主人公。
見た目も内面も魅力的なキャラクター。
あわやカオスともいえそうなシリアスとギャグが混然一体となったシナリオ。
アリスソフト特有のイカれたノリの世界観。
エロゲーならではの肌色満載の癒しグラフィック。


総合的に見れば非常に良いゲームだった!!
8年かけてクリアできてよかった!!!


■■■現在の進行状況■■■

クリア済



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感想:天ノ少女

2021-03-24 06:32:31 | ゲーム(その他)



本来は年末年始で終わらせるべきゲームを3ヶ月も遅れてしまうとは、
感想ブロガーとしてもう駄目かもしれん…。


とはいえ、ずっと待ってた三部作の完結編。
前作から7年待ったぞ!! 7年!! 富樫かよ!!





偏執(パラノイア)に支配された人々のサイコサスペンス。
昭和中期の東京を舞台にした連続殺人。
そしてそれに付随する様々な謎。




7年も待たされたせいで作中の人間関係をすっかり忘れてしまってた。
中盤以降で次々出てくる前作の重要人物たちに対して「誰だよこいつ」とツッコミ。





三部作の一作目である『殻の少女』では
殺害描写のリアルさと死体画像のグロさが今でも語り草なものの、
それに比べれば耐えられないこともない程度のグロ。

しかしBADルートでは殺しちゃいけないキャラを平然と殺しにくるので
精神的ダメージがでかい。その潔さ、良し。





若干ネタバレになるが、
そのへんを歩いてる女性を通り魔的に殺害して
全裸にしてオブジェ化とか、なんか興奮してしまうな!

このゲームをプレイしてると死体性愛に目覚めそうでやべぇ…。





一作目『殻の少女』のヒロインである冬子への偏執(パラノイア)を抱く主人公。

実際、ヒロインとしての冬子が魅力的すぎて
続編でもそれを超えるキャラを生み出せていないし、
冬子が死亡している事実が作中の人物たちだけではなく
プレイヤーすら受け入れられないレベル。

制作側もそれを十分に理解したうえで
なんとかしようと苦心してシナリオを作ってるのがうかがえて
色々と同情してしまう。





ていうかこの主人公、過去作だとJKから熟女まで、
出逢った女とことごとくハメまくる異常性欲だったのに
EDにでもなったのかってくらいエロいシーンが少ない。

まあ「エロゲーだから」という理由でノルマ的に挿入されるエロは
個人的に好きではないので、これはこれであり。
シナリオ優先で楽しませる選択をしたってことだね。

でもこの耽美で美しい絵柄でやるエロはとても股間に響くので
是非いつかまた、別ながっつりエロい作品を作って欲しいところ!!





中心となる事件が解決しないままに作中でさくっと6年経過させる強引さ。
嫌いじゃない。

でもそれでルート分岐を埋めるために2周3周が必須になってくると
時間軸&並列のシナリオがごっちゃになってしまい
老化が始まってる俺の脳内メモリでストーリーを把握するのが苦しいw
2周目のプレイ中、1周目で死んだキャラに
「あれ、いつの間に生き返ったんだろ」と思ってしまった…。




シナリオに色々と粗はあるものの、
最大の武器であるグラフィック、美しい曲の数々、大人の恋愛模様。
そして全員が抱える闇の心理描写。
どれも高いクオリティでまとめ上げられていて実に素晴らしかった。

完結作としてのカタルシス。
雰囲気ゲーとしては100点満点を出してもいいくらいの出来。
7年待った甲斐があった!!


■■■現在の進行状況■■■

TRUEエンドクリア
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2017ゲーム感想まとめ

2018-01-02 11:06:48 | ゲーム(その他)
あけましておめでとうございます!!

昨年の後半はswitchのスプラ2とスト2で終わってしまった感じで
まともにゲームの感想が書けずに申し訳ない。


本来は遊んだゲームすべての中でベスト5を選ぶべきだけど
Switchはあらためて一言感想、
それと別にVITAのベスト5、という形で今年はやります。



2015感想 2016感想




というわけでSwitch感想。順不同。






ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド





文句なしの神ゲー。
ここまでの任天堂の集大成ともいえるゼルダ。
マップを歩いているだけでも面白い。

日本人は減点法で考えがちだけど、減点する部分が見つからん。
かといって加点法で考えると際限なく上乗せされてしまう。
どうすればいいんだw





スーパーマリオオデッセイ





「面白い」というよりも、ひたすら「楽しい」。
おもちゃ箱をほじくり返すような、
遊ぶほどに詰め込まれたギミックに感動する。

そういや俺、3Dマリオをきちんと遊んだのは初めてかもしれん。





マリオカート8DX





WiiU版の焼き直しらしいが、Switchで初めて遊べてありがたい!
ひとつひとつのコースが魅力的で、走ってコースを体験するだけでも満足できる出来。
定番の面白さってこういうのを言うんだろうなー。

過去作のコース再録も嬉しいし、コースアシスト機能で子供でも遊びやすい。
ネット対戦も楽しいのだけれど、マッチングシステムのおかげで
いつも3~4位くらいにしかなれないので悔しくてやらなくなったw





スプラトゥーン2





ビビッドに染めながら相手を撃ち抜くゲーム。
エンドルフィンを分泌させられまくる中毒性。
FPSならではの様々な戦略が、ゲームデザインと相まってさらに深くなる。
まだアプデでのバランスが整わないところでセミリタイアしてしまったが
一度でいいからSランクの土を踏んでみたい。





ウルトラストリートファイター2





昔格ゲーをやり込んだ身としてはネット対戦は超危険。
いまだ猿のように遊び続けてる。
もうすぐストリートファイターコレクションも出るし
寝る時間がなくなってしまう!! 割とマジで!!



感想は書かなかったが、シノビリフレが結構楽しかったのは内緒だ!!






続いてVITAベスト5。


1位 ダンジョントラベラーズ2-2





自分のダンジョンRPG大好き補正で余裕のトップ。
そこそこレベルが低くても戦略でゴリ押せるバランスデザイン。
味方も敵も超かわいいグラフィック。
未だに裏ダンジョンをクリアしていないが、いつかは踏破したい。



2位 YU-NO この世の果てで恋を唄う少女





ADVの歴史の終着点にして頂点の作品が20年を経てのリメイク。
眩暈がするほどの壮大なストーリー。
ルートごとに異なる味わいのサスペンス。
コンプしても全部消して3周くらいしたくなる。

なにやら今年アニメ化するらしいね。
寂寥感を出すことにかけては個人的に業界トップだと信じているfeel.なので
そっちも今から楽しみ。



3位 ダンガンロンパV3





今回も濃いキャラたちのサバイバルミステリ。
ミステリファンから見ても「おっ」と唸ってしまうネタが多数。
さんざん文句を言われてるラストは確かにアレだけど
その減点を差っ引いても十分面白い。
盛りだくさんのオマケを用意するサービス精神もすごい。



4位 深夜廻





夜中の街の雰囲気を丁寧にMAPに絞り出したブラブラ型ADV。
モチーフをしっかりゲームにするプロデュース能力がナイス。
単調にならないように仕掛けられた様々なトリックもニクい。


5位 追放選挙





正直、これをランキングに入れるかどうか相当迷った。
他に取り上げるべきゲームだってあったはずだしね。
でも自分に嘘はつけない。このゲームは面白かった。
ただの雰囲気ゲーでシナリオもひどいしシステムもつまらないのに
それを覆すかのような怒涛の終盤。
内容の9割を捨てたとしても、遊んで良かったと思えたゲーム。




昨年買ったVITAソフトは13本。
徐々に欲しいソフトが出なくなってきて寂しい!!
典型的な末期ハード臭。


というより今はゲームを遊ぶ時間が全然取れなくなったので
来年はこの企画をやらない可能性が高い…。
でもできるだけ頑張ります。
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2016発売ゲーム 俺的ベスト5

2017-01-01 08:12:38 | ゲーム(その他)


あけましておめでとうございます!

2016年発売で買ったゲームは18本。
きちんと遊び尽くすのは難しいけれど
可能な範囲でベスト5いきます。


昨年の感想はこちら



ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団






RPGでこんなにストーリーの先が気になったのは久しぶり。
もう王道ファンタジーは飽きた!! という汚れた大人にとって
いい感じに汚れて爛れたシナリオにときめきまくり。
本来こういうのはエロゲーの分野だけど、最近はエロゲーが元気ないしね。

複雑で自由度の高い戦闘システムを
どんな構成でも楽しめるように作ったバランスにも驚愕。

絵も音楽も声優の演技も素晴らしくて
携帯ゲーム機のRPGとして非常に良い方向に独自進化を遂げた作品。



2 EVE burst error R







20年前のリメイク作品をここに挙げるのは間違ってる気もするけど
初めて遊んでそれだけ面白かったのは事実だし
その機会を作ってくれたことに素直に感謝できる。
次の『DESIRE』リメイクも楽しみだ!!!



3 ZERO ESCAPE 刻のジレンマ






昔からゲームをやっていると「ダメならやり直そう」という感覚が
当たり前になってしまう。いわゆるリセット脳。

しかし昨今のSFモノでは「なぜタイムスリップがいけないのか」を
きちんと説明することがひとつの命題になっている。
そこをクリアにするだけでなく、ゲームのシステムを用いて
「シーンの断片ごとに遊ばせる」ことで時系列や並行世界を
より濃密に、よりわかりやすく体感できる。

この作品を足がかりにSF小説にハマってみるのもまた良し!



4 剣の街の異邦人




ただひたすらにハクスラ3DRPGを遊びたい人向けのストイックなゲーム。
頑張れば頑張っただけ強くなるキャラクターと
どんどん強くなる敵のバランスがいい。

アイテムを収集するのも楽しいし装備を強化するのも楽しい。
こういうやり込みのあるゲームを見ると
「トロフィー」の機能は野暮にすら映ってしまうね。



5 仮面ライダー バトライド・ウォー創生






無双系はキャラが命!! ということをあらためて教えてくれた。
平成ライダーの豪快さと昭和ライダーの渋さをそれぞれ楽しめる!!
敵ボスの種類もかなり多くて、シリーズ物の強さを見せつけられた。

簡単操作で手応えのある必殺技を出せるバランスは
結構調整が大変だっただろうなぁと思う。

主題歌入りバージョンをVitaでも出してほしかった!!
という点だけが心残り。




発売されるまでは「世界樹5」が今年の1位になると思っていたのに
「経験値アップの有料DLC」があるという一点の理由で選外。

満身創痍でようやく勝てるボス戦のバランスは確かに素晴らしかった。
しかし、開始時の難易度選択があるにもかかわらず
選択後にリアルマネーでその難易度を調節させるナンセンスさが不愉快すぎる。
自分で難しいほうを選択しておきながら行き詰まり
DLCを買おうかという迷いが少しでも頭をよぎったことで自己嫌悪になった。
ゲームってそういうものじゃないよな。

今後のシリーズで同様の要素があるならもう買わない。




とまあ、昨年今年と遊んだゲームのベスト5チョイスをやってみたのだけれど
最近はゲームを遊ぶこと自体が面倒になってしまったので
来年もやるかどうかは不明。

マイペースでいくので今年もよろしく。

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2015発売ゲーム 俺的ベスト5

2016-01-01 23:31:55 | ゲーム(その他)
あけましておめでとうございます!!


去年はけっこうな数のゲームを買ったので
その中で俺的ベスト5を発表!!





1位 リズム天国 ザ・ベスト

楽曲・SE・レスポンスと
音ゲーとしてのすべての要素が気持ちいい。

「曲に合わせてボタンを押す」という内容は同じでも
ガワを変えるだけで全然印象が違ってくるという
ゲーム&ウォッチ時代からのノウハウを生かした
水平思考は流石としか言い様がない。

けっこうな人数とすれちがったけど
最近になってようやく自分と同じノリカン95の人と出会えた!!




2位 風来のシレン5Plus

「夜」システムをはじめとして
様々なマイナス要素があるけれど
持ち込み不可ダンジョンの面白さは
あらゆるローグライクを凌駕する。

寝起きに「1回遊んでから出かけよう」と思って始めると
いつの間にか日が暮れているという合法ドラッグゲーム。

発売後に追加ダンジョンをこまめに配信するのも
ディープなゲーマーに愛される理由。




3位 影牢 もう1人のプリンセス

前作「ダークサイドプリンセス」のマイナーチェンジ版。
「全100面のステージ性」を前面に押し出したことで
ゲームっぽさが格段にアップし、
「手軽に遊べる」「繰り返し遊べる」「やり込みに熱中できる」
というメリットだらけになった良ゲー。




4位 トゥハート2 ダンジョントラベラーズ

もとはPCのファンディスク内ゲーム。
鍛えても鍛えてもそれより強い敵が存在するという
マゾ仕様のゲームバランスと
ストイックな3DRPGのシステムが絶妙にマッチ。

VITAでは先に発売されている続編の2が神ゲーなので
もし今年出ていたら1位か2位に選んでいたと思う。
新作のダントラ2-2はお蔵入りなのかな…。




5位 閃乱カグラ Estival Versus

5位はだいぶ悩んだけれど圧倒的な存在感でこれに決めた。
萌えエロゲーを遊びまくったなかでも
出色の出来の良さとキャラデザの素晴らしさ。

パッチでのアフターサポートにも力を入れていて
つねに新しい遊び方を提供するこだわりは
「売れるシリーズ」としての余裕と自負によるもの!!




なんだか萌えゲーばかり遊んだ1年だったけれど
1位~3位が非萌えゲー。
キャラと絵で誤魔化すソフトがいかに多いかってことだな。
ちょっと購入チョイスを見直したほうがいいかもしれん。

重厚長大なゲームも遊んでみたいのだけれど
基本的に一度に30分くらいずつしか遊ばないので
今後も携帯機メインでいきます。

つーか積みゲーばかり増える遊び方をしてるのも反省。
しばらくは欲しいゲームが出ないので
一年分の積みゲー消化ブログになるのでよろしく。

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感想:ダンガンロンパ1

2013-12-08 01:23:48 | ゲーム(その他)


ダンガンロンパ1・2 Reload 公式サイト

Vitaの1・2カップリングを買ったのだけれど
とりあえず1のみクリアしました。

先にアニメ版を観たという前提でのプレイ感想。

アニメは色々とゲームそのままの演出が組み込まれていたけれど
ゲームをやったら逆に「アニメ的な演出が多いじゃん!!」なんて思ってしまった。

もちろん、アニメはアニメで良いところがあって、
素晴らしい声優陣の演技がフルボイスで味わえる点。
モノクマのすっとぼけたアクションがきっちり作られていた点。
ゲームでは文章のみで表現されていた、キャラの異常な動きなど
アニメはアニメでだいぶ気合を入れて作られていたのだなぁ。


というわけでここからはゲームの感想。


現代風のスタイリッシュなテキストが実に上手い。
劇中によく出てくるネットスラングも
読んで不快にならないものがチョイスされているし
いわゆる「キャラ属性」がしっかりトリックに絡んだりするので
いまどきのネット事情を知らないと楽しめないのが難点かも。


内容が内容だけに、あっさりと人が死ぬのだけれど
死体が発見された直後も天然キャラがアホギャグをかましたりするし
この緊張感のなさは逆に安心できる。
ミステリとギャグは意外と相性がいいんだよね。

どのキャラも魅力的なので、不条理な殺し合いで
次々にキャラが減っていくのが寂しく、それがまた良い味わいになっている。


で、事件の解明シーンにあたる「学級裁判」。
裁判内で次々新事実が出てくるので
前の段階で犯人を当てるのは不可能に近い。

とはいえ、伏線はきっちり押さえているので
ミステリの意外性は生かされているし、理不尽だと腹を立てることもない。

まあ自分はトリックも犯人もわかった上でのプレイだったので
アニメをなぞるだけになってしまいサプライズがなくて残念。
そういや主人公役の緒方恵美がゲームを先にプレイしろと忠告してたっけ…。

しかし、議論の中の矛盾を突く爽快感や
解明までに数々のミニゲームをこなしていくスピード感は
過去のアドベンチャーゲームにおいても類を見ないシステムによるもの。
実際にはゲーム側でリードしてくれているにもかかわらず、
「自分で頭を使って答えを導き出している」という気分にさせてくれる
システムとバランスの調整はすごい。
問題に正解した時の「それは違うよ!」「これが僕の答えだ!」
といったカットインはメチャクチャ快感。


いやー、アニメを先に観ていたにもかかわらず、
ものすごく楽しめた。


この作品全体の雰囲気を大きく支配しているのが
マスコットかつ黒幕の「モノクマ」の存在。

大山のぶ代の声ありきで作ったモノクマのキャラは素晴らしすぎる。
下ネタやブラックなネタを平然と同じテンションで演じきる
大御所の貫禄をあらためて思い知った。
ここにきて第二の代表作が出てくるなんて、世の中って不思議ですね。

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感想:WHITE ALBUM2 introductory chapter

2013-11-29 23:41:30 | ゲーム(その他)


WHITE ALBUM2 公式サイト

知り合いがアニメ版を観て悶えまくってたのでそろそろ感想を。
Vita版が発売されたのにPC版の感想ですみません!!!


色んなところのレビューで「エロゲ史上最高のシナリオ」と
絶賛されていたのを見て興味が沸いた。


純愛ゲーが流行りだした頃には自分は既にエロゲーから離れていたので
前作もプレイしていないし、どういう変遷を経て
このゲームが生まれたのかがわからないんだよな。

そもそも、このゲームを買う誰もが、買う段階で作品のテーマがはっきりわかっていて
あまつさえ、結末をオープニングに持ってくる
「アンチクライマックス」の手法でアピールしてくる。
これは内容に相当の自信がないとできないな!!


ゲームというメディアの性質上、主人公=プレーヤーという前提が
ストーリーを紐解くにあたって強い効力を発揮するのが定石。

現実世界を舞台にした恋愛ゲームであればそれは特に顕著で
「あなたにもこういう高校生活があったかもしれないよー」と
メイン層であるオタク客へ軟膏のごとく染み込ませて
癒しを与える役割も非常に大きい。

しかしながら、このホワイトアルバム2ってやつは
主人公はトップクラスの優等生だし、ヒロインの女二人は学園ワンツーの美女だしで
「おめーらにこんな青春ねーから!」と最初から通告しておくことで
第三者視点からの感情移入を促す切り口。


先に落ちを見せている以上、いかに過程を巧みに描写するかに全てがかかっていて
プレイ開始と同時に非常に心配になったのだけれど。

そんなものはまったくの杞憂で、ひとつひとつのシーンが
「うおおああああ!!」と叫びながら腕立て30回ワンセットを
行ったあとでなければ続きがプレイできないほど切ない。

登場人物の行動と、それによって発生する各キャラの心理の動きを丁寧に表現していて
その細かい積み重ねが次の行動へ違和感なく繋げる布石になるので
明らかに倫理を逸脱した行動にもプレイヤーに反発心をもたらさない。
これは純粋に文章の上手さによるところも大きいし
実に丁寧な話の作りができていることにも感心。

「わかるわーわかるわー」と呟きながら
涙を流してひたすらクリックし続ける自分を客観的に見たら負け。
これからの季節、暖房を使わずに心身を凍てつかせながらプレイすることを
是非ともオススメ致します。
Vita版を買った人はクリスマスに公園のベンチで遊べば完璧。


というわけで、精神的ダメージが大きかったので
closing chapterは今のところ未プレイです。
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