任天堂の株主総会へ行ってきました!!
今までは個人株主の空気を感じることで
直後の値動きの判断材料にしてたんだが。
今回は新型コロナの影響をモロに受けていて
「入場人数に制限あり」「開催時間短縮」「おみやげなし」という旨が
事前に公表されていたので、さすがに出席を諦めようと思った。
しかし!!
例年は木曜に開催のところ、今年は金曜開催になってる!!
土日で外国人観光客のいない京都を楽しめるチャンスは最初で最後かも!!
ということでこの週は無理をして23時までの残業を続け
なんとか金曜に休みを確保。
限界まで疲れれば夜行バスでも熟睡できるもんだな…。
毎年ルーティンのように食ってる高級ホテルのビュッフェは休止中。
なか卯の目玉焼き朝食はおいしいなあー。
ちなみに去年の俺の取引履歴を見るか?
全勝。
コロナで相場崩壊したときに買えばもっと儲かってたんだが
さすがにそこまでは読めんからな…。
9時入場。おみやげはナシだがペットボトルのお茶を1本もらえた。
会場は当然ソーシャルディスタンスで椅子の間が離されてた。
にもかかわらず会場の半分も埋まっておらず
要は通常の2割くらいしか出席者がいなかったってことだなー。
暇つぶしに参加してたジジババは駆逐されて
参加者はほぼ全員がオタク。
というわけで質疑応答を一部抜粋。
最近は株価が上がっており、最低単元で500万円近く投資しづらい。
多くの人に投資してもらうために株式分割してほしい。
また、これだけの世界に名だたる企業が日経平均にも採用されていない。
それについてはどう考えているか。
古川社長:
株式の分割は流動性を高めるために有効な手段ではあるが
株主の皆様からは賛否両論であると認識しており
総合的・多面的に検討していく。
日経平均に関しては先方の判断なので任天堂としては関与するものではない。
こんな不勉強な人間の要望が通ったらそっちのがビビるわ。
感染症の対策について。
世界規模の温暖化が進むとコロナ以上の疫病が増える可能性がある。
そうなったときに社員を守るためどう対応していくか。
また、現時点でリモートワークは採用しているか。
古川社長:
生産について。一時期中国での生産が停止し、かつ部品の調達にも影響があった。
5月までは生産が止まっていたが、6月に入ってからは回復しており夏には正常に戻る。
販売について。世界的な外出規制・小売りの停止はあったが
eコマースでの販売やダウンロード版もあるので影響は軽微である。
現在は在宅勤務も実施しており、密にならないようローテーションで出社している。
高橋企画制作本部長:
現在、開発は予定通り進んでいるが、第2波第3波により遅れる可能性はある。
今の世界的状況についてお手本のような質問。
古川社長も決められた台本を読んでるようだったw
switchの品薄により転売ヤーと呼ばれる人たちの高額転売が続いている。
コーポレートメッセージとして供給量の予定を公開したり
転売ヤーから買わないよう発信できないか。
また、星のカービィ夢の泉の物語のサントラがamazonで120万円を超えたので
一般販売していただけるのを待っている。
古川社長:
法律上で許可されている範囲での転売を規制するのは難しい。
増産できるよう努力していく。
今年もきたカービィ大好き兄ちゃん。
質問後に若干名が拍手してたけどなんなの…。
転売に関してはゲームファンとしても苦しい気持ち。
ゲームを好きじゃない人間が金のためにゲームを占領するのはな…。
3日坊主になってるリングフィットが2万で売ってるのを見て
つい転売したくなったが、まごまごしてるうちに割と正常な値段に戻ったw
次ハードの展望について。PS5が12月に発売予定であるが
任天堂はどのように対抗していくのか。
また、スクリーンに映して遊ぶという手段にゲームの限界を感じる。
それを打破するアイデアはあるか。
古川社長:
Switchは4年目に入っているが、普及の勢いは増している。
開発リソースをSwitchに集中しているので継続していきたい。
塩田技術開発本部長:
ゲーム専用機は性能そのものよりも、ゲームを遊んでもらうための起点と考える。
スクリーンでも遊べ、携帯機としても遊べるSwitchによって
あらゆるシーンで遊んでもらう機会が増えた。それこそがゲーム専用機の価値と考える。
それを踏まえて今後のハードの開発を続けていく。
この質問者はVRみたいな映像手法の情報を引き出したかったのかもな。
バーチャルボーイは非常に没入感の高い素晴らしいハードだった。
昨年、ファミコン探偵倶楽部の開発が難しいと聞いたあとに
リメイクの情報が出て非常に驚き、喜んでいる。
新作も是非期待している。
ボタン操作によって返ってくるリアクションの面白さが
任天堂の強みであると思っている。
任天堂のゲームに対する取り組み方、発展のための任天堂のこころがあれば教えて欲しい。
古川社長:
昨年の株主総会の時点でファミコン探偵倶楽部のリメイクは決まっていたので
話題が出て驚いていた(笑)
宮本フェロー:
ゲーム機は性能が上がれば良いというわけではなく、ユニークな遊びをつねに考えている。
インターフェースは人とつながることであり、それは任天堂が一番得意とするところ。
手段としてビデオゲームにこだわるわけではないが
現状、ビデオゲームが一番その目的に近いと考えている。
昨年もいたファミ探おじさんw
「任天堂のこころ」という聞き方が非常に上手くて
宮本フェローもノリノリで答えてた。
アメリカで暴動が起きたりした影響でE3が延期になった。
それに加え、ニンテンドーダイレクトがないことが株主として引っかかっている。
古川社長:
新型コロナの影響で大規模なイベントはないが
オンラインでの情報発信は継続してやっていく。
ニンテンドーダイレクトについては時代の推移とともに何がベストかを模索していく。
今のアメリカ色々やべえからな。
エンターテイメントの業界にまで飛び火するとかファンとしても非常に迷惑。
DeNaの株主総会へ行ってきたが、DeNaは任天堂を頼りにしており
今後も任天堂IPのモバイルゲーム開発で頑張っていくようだが
任天堂はモバイルゲームから撤退を検討しているとの情報もあり温度差が大きい。
今の状況で提携を解消されるとDeNaが可哀想。
スーパーマリオラン等、非常に意義のあるアプリもあったので
個人的にはチャレンジを続けて欲しい。
古川社長:
モバイルの目的は経済的な話はもちろんだが
IPのファンを拡大させることと、ニンテンドーアカウントの拡大をさせること。
モバイル自体の規模は大きくないが、複合的な成長を見込んでいる。
事実、どうぶつの森は女性客や米国の客といった新規層の開拓に成功し、
マリオカートツアーはアカウントの増加につながっている。
DeNaとはグローバル化を目的として業務資本提携しており
スマホの基幹システムの開発等を通じて企業同士の信頼は強まっている。
役員のあいだでの決め打ちだったのか知らんけど、ラストがピョコタン。
上からの質問でめっちゃ鬱陶しい株主だなw
確かにDeNaにはひたすら肩透かしをくらってるからこう言いたくなるのはわかる。
というわけで株主総会終了。
変な質問もあまり多くなくて、時短開催でも結構な充実感だった。
いつも株主の空気を見て直近の売買を決めてるけれど
今回は業績も株価もかなり良かったこともあり非常に和やか。
ただ、集まっているのが熱心なオタクばかりで
雰囲気としてはかなりアグレッシブだったので株の売買の参考にはならんかな。
帰りのエレベーターを降りたところで「ファミ探おじさん」と隣り合ったので
「私もファミコン探偵倶楽部が好きで!!」と声をかけて
少しファミ探の過去作についての話をした。
非常に物腰が柔らかくて本当にゲームが好きそうな
いかにも任天堂の株主といった感じの人だった。
終わった後は任天堂の隣のステーキガストでステーキ!!
…をすかいらーくの優待でタダ食い。
すかいらーくの株主になってから3kg太った。
みんなもっと株買おうぜ。
先日はお声がけを頂きまして有難うございました。
ブログをやっておられるのを知らなかったので、記事を読んでびっくりしました。
BS探偵倶楽部はやってないですけど、やはり新作を期待してしまいますね。(坂本さんのシナリオ次第ですが)
リメイク2作も早くやってみたいです。
来年も株主総会には出席すると思います。
(今回の任天堂の質疑応答にはファミ探部分が削られていて残念でした・・・)
SFC版うしろに立つ少女の話もしたかったんですがw
今回のリメイクがどうなるのか本当に楽しみですね。
自分もBSは全く未プレイで。
サテラビューを持っている友人が羨ましかったです。
そういやHPの質疑応答も確認しないとですね。
メモしきれなくてどうしても嘘を書いてしまってる部分もあるので…。
こちらも時間が許せば来年も参加しますのでよろしく!!