株主総会:任天堂 第77期(2017)

2017-06-30 08:14:00 | その他

タイトルでいきなり何事だと思われたかもしれないが
ここ数か月、任天堂の株主なんです俺。



理由はもちろんSwitch。

ゼルダの画面写真を見ただけで
ファミコンの初代ゼルダと同等の衝撃を受けた。

これは絶対面白い!! これは絶対売れる!!

という確信を抱き任天堂株を購入。
いまだにSwitch買ってないけどな。





結果は御覧の通り。
DSバブルのときは資金が足りなくて買えずに悔しい思いをしたが
今回はきちんと買えた!! そして爆上げ!!
落ちてる金は拾う主義です。





というわけで応援の意味も込めて任天堂の株主総会に来ました。




立派な社屋。



立派な庭。



立派なロビー。



早く来すぎた(というか敷地に一番乗り)ので
社員の出社を眺める。
会場が本社ではなく開発棟なのでほとんどが私服の開発社員。
みんな優秀な人なんだろうけどすげー普通に見えるw





総会会場に入ってからは撮影は自粛。そもそも禁止だし。

しかしなんというか、さすがに任天堂の株主は種々雑多だな。
オタク4割、ジジババ3割、ビジネスマン風2割、キ印1割。

最前列の真ん中に漫画家のピョコタンが陣取ってて噴いたw




定刻どおりの10時に開始。
任天堂役員が揃いぶみ。
生の宮本茂を見ちゃった!! すごい!!(ただのミーハー)



監査報告・事業報告に続いて質疑応答に。
気になったものをいくつか要約してピックアップ。



質問:
リオ五輪閉会式の安倍マリオの件。
政治とマリオのイメージが影響しあうのは望ましくなかった。
なぜそのような判断に至ったのか。

君島社長:
日本の文化を世界へ伝えるため、各企業のキャラクターを
出したいと担当部に依頼があったため協力させてもらった。
世界からプラスの反響をもらった。


初っ端から切り込んだ質問。
ていうかべつに政治に影響はしてなかっただろうにな。
「日本といえばマリオ」と思ってもらえれば
それは日本にとってもありがたいことだと思うよ。



質問:
ファミコンは10年で1000本、スーパーファミコンは10年で1500本の
ソフトが発売されたが、WiiUは5年で100本しか出ていない。
Switchは10年で1000タイトルを出してほしい。

君島社長:
今期は1年間で1000万台の販売計画となっており
ソフトメーカーにとっても安心して投資ができる環境を作っていく。
また、昨今はインディーズゲームが盛んであるが
インディーズの発売に対しては様々なハードルを下げる必要があり
現在、その努力を行っている。


これはアホな質問だね。
制作環境がまったく違うものを引き合いに出してどうすんだ。
DS時代は1000本以上発売されたけど、事実上粗製乱造状態だったしな。
自分は基本的にインディーズゲーは遊ばないけど
ネットのおかげでクリエイターの表現の場が広がったのは非常に良いこと。
ていうかファミコン初期は結構な数のゲームがインディーズっぽかったねw



質問:
3DSのバーチャルコンソールにおける
ゲームボーイアドバンスの一般販売は行わないのか。

大和営業本部長:
今回発売されるスーパーファミコンミニも
バーチャルコンソールの一種であり
従来のネットワーク販売型もそう。
ゲームボーイアドバンスでもやることは可能。
ビジネスモデルが成立するか検討を進めていく。


これは俺も思ってた。
3DSの早期値下げのお詫びにGBAソフトを10本もらったのに
バーチャルコンソールでは買えないのが不思議。
新作もどんどん売っていく必要があるけど
過去作のアーカイブ化ってゲーム文化として重要だと思うよ。
これに関しては現在ソニーに大きく後れをとってる。
レトロゲームのコレクターが言っても説得力ないけどなw



質問:
スマホアプリに関する質問。
スーパーマリオランの買い切り型。
ポケモンGOのアイテム課金型。
ファイアーエムブレムのガチャ課金型。
個人的にガチャは不公平感があって望ましくない。

君島社長:
モバイルゲームに関しては我々は新参。
現在の3本のソフトで異なる課金方式をとることで
色々学ばせてもらい、今後検討していく。
IPによって客層・絶対数も変わってくるので
それぞれ納得してもらえる展開を考えている。


この答弁で驚いたのが
「FEはマリオランの1/10以下のDL数だが売り上げはそれ以上」という点。
俺はガチャゲーでは絶対課金しないが
世間がそれを受け入れてしまってるのがゲーマーとして不思議。
世の中のあらゆるコンテンツがこんなものに食われる時代になってる。
依存症対策はギャンブルだけに限らないね…。




こんなとこかな。
詳しいところは後日任天堂の公式サイトにアップされるはず。

君島社長ってなんだか政治家みたいな受け答えをする人だねw
ひたすら失言しないように、相手を怒らせないように
危険なところを避けて避けて通っていく人。
その結果、歯にものの挟まったような聞こえ方になる。

一方、宮本茂は自分で地雷を撒いてその中を走り抜けてく感じだったw
さすが別格w




というわけで、非常に良い経験になった。
来年も出席したいな。そのころは株を売り抜けてるだろうけど。






おみやげ。



マリオタオル。


ピカチュウの抹茶ラスクと伊右衛門(ノータイアップ)。






せっかくなので任天堂のお膝元でSwitch買って帰ろうと思ったけど
売ってなかった(当然)

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感想:時計仕掛けのレイライン -陽炎に彷徨う魔女- その1

2017-06-26 10:48:56 | ゲーム(VITA)



公式サイト


PCで発売されたノベルゲームが3本セット+αになって移植!! お得!!



大きな魔力により昼と夜でその姿を変える天秤瑠璃学園。
学園には遺品<ミスト>と呼ばれる魔法の品々が封じられており
何かの拍子に封が解かれた遺品はそれを求める生徒の元に現れる。
奇妙な入学案内に誘われた久我満流(こが みちる)は
学園のトラブルを解決する特査分室に配属され
遺品の対策に奔走することとなる。






こんな萌えシナリオゲーを遊んだのは何年ぶりだろう。
シリアスな学園ミステリかと思ったらひたすらファンシーな内容で
クラクラするわw





ていうかそもそもこれミステリじゃねえな…。
伏線はきちんとできてるけれど、
ストーリーにおける謎の主点がブレるので
推理モノを期待すると肩透かしをくらうね。

1話ごとに異なる遺品を元に展開するオムニバスなので
意外とアニメ向きかもしれないと思った。
実際に作ったら面白くなるかどうかは別として。





かわしまりの!
俺が知ってる数少ないエロゲ声優。
純粋な移植作品だと表名義は使わないのな。





ストーリーは終盤のキャラ別ルートを除けばほぼ一本道。
でもクリア時に途中の設問の回答によって評価が表示される。
適当に選んでたらC判定になった…。






さすがにもともと個別パッケージなだけあって
1作目だけでも結構長かった。
値段は高かったけど、それ以上のコスパはきちんとありそう。


キャラもストーリーもしっかりしてるし
安易なハーレムといった内容でもないので
ノベルゲーが好きな人は十分楽しめるはず。
普段ノベルゲーを遊ばない人間が言っても説得力ないかもしれんけど。



■■■現在の進行状況■■■

黄昏時の境界線クリア
トロフィー10%

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感想:DESIRE remaster ver. その2

2017-06-15 13:07:51 | ゲーム(VITA)


ただいま積みゲー消化中。



というわけで一応クリアしました。

マコト編で全て謎が解けるのかと思ったら全然そんなことはなく
かえって謎が深まってしまった。

ていうかマコトなんなんだよ。
あっさり色んなやつに洗脳されるし
恋人のアルはほったらかして浮気するし。

キスしただけでなぜかセックスしたことになってる理不尽。
コンシューマーへの移植の仕方が本当にヘタッピだわ。
当時の声優の再録ができない関係上、
Vitaへの移植に際してシナリオの修正もきかないんだな…。

グラフィックはおそらく相当頑張ってリファインしたのがわかるだけに
なんだかもったいないなぁ…。







ティーナは非常に可愛いです。
べつにロリコンじゃないよ。





そしてその次に始まったのがマルチナ編。

ババアが主人公じゃ感情移入できねえんだよ!!
見た目がババアなら声もババア。
この当時でも池田昌子は無理があったんじゃないかね…。
たぶんサターン版のスタッフがメーテルのファンで
作品のテーマに合わせてゴリ押ししたんじゃなかろうか。


一応謎に関してはある程度の説明があったけれど
作中のキャラがそれを理解して納得する展開がないので
結局色々なところがモヤモヤしたまま終わって
あまり面白い作品とは思えなかった。

設定はおそらくかなり練られているだけに
それをプレイヤー側で考察して補完しろってのはなかなか厳しい。
残念ながら自分はそこまで脳内メモリの多い人間ではないです。



しかし前回も書いたように、
当時の近未来に向けた憧憬の雰囲気が非常に良く出せていて
この作品からシナリオゲーの過渡期として
非常に重要なポジションの匂いがする。

この時代から徐々にエロゲはノベルゲーに移行していくけれど
たとえ雰囲気ゲーと揶揄されても、サブカルチャーとして
文・絵・音の三拍子そろっての世界観を作るのは容易ではないし、
そのターニングポイントのひとつを確認することが
この作品をプレイしての大きな収穫になった。


ちなみに。
なぜ後発の『EVE burst error』を先に出したのか疑問だったのだけれど
こっちを先にプレイしてたら『EVE~』は買わなかったかも知れないので
販売戦略としては一応正解だったんだな。




■■■現在の進行状況■■■

オールクリア
トロフィー100%

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感想:死印 その2

2017-06-11 18:21:39 | ゲーム(VITA)




クリアしました。


ボスを倒すたびに同行するパートナーが死ぬ。
ホラーだからキャラを殺すのはいいんだけど、殺し方が雑すぎる。
倒したあとにわざわざ自分からはぐれてボスの残留思念に殺される。
まるっきり守る気がない主人公。アホだろこいつら。

せめてキャラ別のグロ死グラフィックがあればコンプ意欲も沸くけど
その場にいない状態での断末魔ボイスのみ。
もともとボイスがごく一部しか入ってないゲームだし
テキストに集中できるので無理に必要ないと思ってるが
こういう中途半端なボイス起用は逆効果だよなあ…。

「犠牲はあったが助かった人間もいるのだから気にするな」と
1章から5章まで同じ言葉で慰める仲間たち。
ふざけんな。



…と思ったら、どうやらボスの撃破には「破壊」と「救済」があり
救済であれば同行者も助かる模様。
救済ルートのほうが難易度が高いとはいえ、
5章すべてでパートナーを死なせたのは不覚。

正直言えばホラー作品的には仲間が死んだほうがそれっぽいのだけれど
殺し方に芸がないのがいただけなかったな。



同行するキャラによってちょっとした会話や展開が変わるので
周回前提で作られたゲームだとは思うのだけれど
ホラー物の宿命というか、一度見て驚いた演出をもう一度見ても面白くないし
むしろ不快に感じてしまう部分もあるのは惜しいと思った。







グラフィックの力の入れ具合は全編通じてGOOD。
50年前のエロ本みたいなノリが素晴らしいw





恐怖の演出はとても良くできているので
「学校の怪談」的な怖さを求めたければ是非ともオススメ。
ただしゲームとしてはかなり微妙なところ。

長く遊べる内容ではないので、もうちょっと暑い盛りに発売して
瞬間冷却を提供してくれたほうが良かった気がするなー。



■■■現在の進行状況■■■

オールクリア
トロフィー100%


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感想:死印 その1

2017-06-02 23:20:53 | ゲーム(VITA)



公式サイト



突然体のどこかに"シルシ"が現れた者たちが集う「九条館」。
印人となった者は徐々に記憶障害が現れ、いずれは死ぬことになるが
自分を呪った怪異を消滅させることでシルシから逃れることができる。






舞台はおそらく90年代後半。
都市伝説に基づいて怪異をたどっていく。
どこかで聞いたような怪談がなんとも懐かしい感じ。





懐中電灯の灯りをカーソルがわりに画面内を調査。
照らすとたまに「そこにないはずのもの」が見えたりする演出が怖すぎ。
プレイヤーへの精神的ダメージを用意することで
探索がただの作業にならず、つねに気が抜けない!





館とMAP(そんなに広くない)を行き来しながら
手がかりやアイテムを探していく。
ところどころの障害をどのアイテムで切り抜けるかという
ちょっと頭を使う感じがADVとして良いバランス。





いきなりこういう絵を出すのやめて!!





ボス戦。
パートナーと協力しながら決められたアイテムを
順番に使っていくことで倒すことができる。
ファミコンの「スウィートホーム」のラストバトルを思い出した。





かっこいい一枚絵も多数入っているし
ストーリーもテンポよく進むので、どんどん先を見たくなる。





これなんてエロゲ…。





バックログが見れなかったり移動の操作が直感的でなかったり
色々なアラはあるものの、これからの季節にピッタリのホラーゲー。
「怖いゲームが遊びたい」という人の需要に見事に合致してる。
夜に一人で遊ぶとかなりヤバイ。
普通にグロい死体画像も満載なのでそっちが苦手な人はプレイ禁止。


■■■現在の進行状況■■■

3章
トロフィー22%

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