昨日は、友人が取引先のスイス人バイヤーご夫妻と一緒に関市に来てくれました。 お店に寄ってくれたので、一緒に夕食を食べに行きました。 友人が私までフレンチをおごってくれ とてもラッキーでした♪
スイスのジュネーブにお住まいのお二人で奥様は日本人です。
スイスは学生時代に一度訪問したことがありますが、本当に風光明媚な美しい観光国という印象があります。
同じ国でも地域によって フランス語、ドイツ語、イタリア語と母国語が違うそうですが、その全てプラス英語も話せる方も多いようで、非常にインターナショナルな国ですね。
昨日のお二人も母国語はフランス語ですが、英語はもちろんドイツ語も話せるようです。
スイスは 美しい観光地そして永世中立国であるという程度のこと以外、国の内情は知らない無知な私でした。
スイスでは、国の重要な議案は国民が直接選挙で決めるそうです。
1848年に連邦が設立されてから現在まで、国民が投票で決めた案件はなんと562件(2010年までで)だそうで、これは世界記録だそうです。 もちろんギネスを毎年更新しているのでしょう。
連邦の国民投票だけでも年間3~4回ある上に州や市町村が行う投票もあるので、そのたびに国民は投票に出かけなくてはいけないそうです。
確かに本当の民主主義だと思いますが、国民の負担はかなりなものだと思います。
案件によっては、専門知識がないと判断できかねるものがあるため、テレビの専門家の解説を聞いた上で判断して投票するのだそうです。
投票はほとんど YESかNOかという内容だそうですが、責任を持って義務と権利を全うすることで意識の高い国民を育んでいけるのでしょうね。
具体的ないくつかの案件も教えてもらいました。
スイスでは高速料金は車ごとに年間4000円払って乗り放題だそうです。 少し前の案件で、鉄道やバスなどの公共料金を全額無料にしたらどうかというのがあったそうです。
自分の利益だけ考えれば、「YES」が勝つと思いますよね。 でも、実際は「NO」・・・公共の乗り物は子供や学生が利用するので、無料にすることでどんな人も乗り込んできて、安全性が保たれないこと。 また、無料にするとバスや電車を対して大切に扱わなくなり、きれいな状態を保てなくなることなどがその理由だったそうです。
もうひとつ、今スイスではバカンスは4週間が義務付けられています。 もちろんその間はお給料も支給されるのですが、そのバカンスを6週間にしたらどうかという案件もあったそうです。
これも、答えは「NO」だったそうです。
企業側の負担が大きくなることや、もちろん同僚への負担が大きくなるということは自分にも負担になるから。
選挙の結果を聞いてみると、私利私欲だけで判断しないで、非常に道徳的であり長期的な観点から判断しているなと思いました。
自分達で判断しなくてはいけないと、モラルや常識が自然と働き、国民は信頼に値する判断ができるのですね。
日本の政治家のブレっぱなしの政策を思うと、もう少し日本も国民が直接かかわったほうがいいのかもしれませんね。
そのほうが国民の意識のレベルが上がると思いますが・・・
またスイスでは、自分のことは自分で守れるように各家庭や公共施設にはほとんどシェルターが作ってあるそうです。
私たち日本は本当にのん気で安全に慣れっこになっていて、国民性の違いをひしひしと感じました。
初めて会った方たちとも、楽しいおしゃべりとおいしいフレンチで旧知のような感覚になり、本当に有意義で楽しいひと時を過ごすことができました。
もし、今度スイスに行くことがあれば 美しい景色だけでなく現地の人の国民性を少しは感じることができるなかと思いました。
スイスワインの話もしました。 日本にはあまり紹介されていないのですが、微発泡の白ワインがおいしいそうで良く冷やして飲むそうです。
次回はチーズフォンデュとスイスワイン、ぜひご一緒したいです!
Mさん、有意義な時間をありがとう♪ 次回は私がおごります!
|
*~*~*~ アミの想い ~*~*~*~*~*
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*