9月24日(土) 「熟成古酒の魅力と楽しみ方」という内容で、白木酒造の第7代目女将 白木滋里さんを招いてスペシャルセミナーを開催しました。 3年・5年・10年古酒と 田崎真也監修 Sigeri (しげり)の飲み比べ アイスクリームにかける古酒を試食しまました。 大好評でお客様に大変喜んでいただけました! ほとんどの方が 日本酒の古酒に関しての知識もなく どのように造られるのかなど 興味シンシンでした。 3年・5年・10年古酒の飲み比べは 貴重な体験です。 3年は黄金色で少し甘みがある味わいです。 10年となるとこげ茶色でまるで紹興酒のような趣になります。 10年古酒はとてもまろやかでコクがあります。 紹興酒はもち米で造られていて やはり10年もの20年ものもありますので味わいが似るのも納得ですが、紹興酒のもち米は90%しか精米していないため 元々日本酒ほど繊細な味わいではないようです。 中間の5年古酒が一番人気でした。 香りや味わいが受け入れやすく バランスが取れているからだと思います。 シェリーのような味わいでした! 5年や10年はぬる燗にしてもおいしくいただけるそうです。 最後に田崎真也さん監修の Shigei(しげり)は、それまでの古酒とは趣が違いました。 白木酒造の6代目(滋里さんのお父さん)は昔から田崎さんと親交がありフランスのワイナリーを一緒に回られたときに ボルドーの貴腐ワインのシャトー・ディケム(ソーテンヌで唯一の特級)に 使い終わった樽があるのをみて その樽を使って日本酒を古酒にするための熟成をしたらと思いつきました。 その樽を日本に入れてみましたが 酸化防止剤が使用してあるワインの後に日本酒を入れることが出来ず(酒税法の関係で) オークの新樽にて 熟成しています。 Shigei(しげり)は 20年以上の古酒をベースにしたものを樽にて熟成しました。 バニラやハチミツ香 ほのかな樽の香りが 上品でありながらきちんと自己主張している古酒でした。 Shigei(しげり)ができたその頃 蔵を継ぐと決めた次女の名前をつけたそうです。 Shigei(しげり)は毎年田崎さんに試飲していただいてOKの出たものを商品としています。 ワイン好きな方には Shigei(しげり)はおすすめです! 最後に アイスクリームにかける古酒をバニラアイスにかけてみました。 ちょうどラム酒をかけたような感じになり すごくリッチな味わいです。 安いアイスクリームのほうが相性がいいそうで 高価なアイスを食べているように生まれかわりますよ! 右から 3年・5年・10年古酒です。 おつまみにチーズを合わせました。古酒と同じく熟成してあるタイプのものと 少し塩分の強い青かびタイプのものです。 青かびタイプはよく甘口ワインと合わせます。 ★ミモレット ヴィエイユ 24M (フランス ハードタイプ 牛乳) 2年間熟成させた高級品。西洋のからすみと称され 吟醸酒や芋焼酎にもよく合うチーズです。 ★ゴルゴンゾーラ ピカンテ (イタリア ブルー 牛乳) 上品な青かび ピカンテ(辛口)タイプのチーズは大変珍しくレアものです。 コクのあるワイン 甘口タイプのワインに良く合います。 ハチミツを添えてもおいしくなります。 日本の造り酒屋さんは 存亡の危機にあります。 1994年には 2350あった酒蔵が2009年には1711。15年間で641蔵が消滅したことになります。減少率 27.3%。ピーク時の昭和50年代に比べると 60%の減少だそうです。 日本酒も日本の文化の一つです。 地元の酒蔵は、地元の人たちが支えていって守っていけたらと思います。 7代目女将として日本全国飛び回っている滋里さんに心からエールを送りたいと思っています。 またの機会に是非飲み比べ会してほしいですね♪ |
*~*~*~ アミの想い ~*~*~*~*~*
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
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