赤い椅子

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チーゼル

2009-06-16 20:06:00 | ノンジャンル
昨日花屋さんへ生け花を買いに行ったら、懐かしいものを見つけました。
それでトルコキキョウを合わせて活けました。



子供のころ岸和田あたりの畑で見かけた通称「ネルカキ」というチーゼルです。
懐かしさ半分で調べてみました。

背丈は約1m60cm。
チーゼルは、マツムシ草科の2年草で和名は「ラシャカキグサ」
長さ5~10cmの穂は小さなとげ状の葉が集まっており、高級繊維の生地を
毛羽立たせるために使われます。
かつて泉州地方では多く栽培されていましたが、繊維工業の衰退とともに
栽培されなくなりました。現在、大阪府内で栽培しているのは、岸和田市上町の
畑だけだそうです。納入先の岸田喜代門商店によると、
チーゼルの栽培は約1年半がかりで、春の彼岸頃から種をまき、
翌年の7月初旬に収穫するそうです。今年は天候が不順だったせいか、
例年に比べ1週間ほど開花が遅れました。
最近では、盛んに栽培されていた頃の懐かしさもあり、問い合わせや
見物にくる人も多いそうです。
チーゼルは10日間ほど乾燥させたのち注文がある都度出荷します。
チーゼルの穂は大半を泉大津市と堺市の毛織工場に、また種子は茨城県の
チーゼル栽培業者に出荷しています。

というわけで、懐かしい風景と思っているのはmamaGONだけではないみたい…
ちなみに花はこんな感じ。茎にも葉の裏にもとげとげがあります。















繊維工場の多かった泉州も時代とともに変わったのですね。
九州あたりから若い娘さんが女工さんとして住み込み、映画館や商店街で
岸和田の街はにぎわっていたものです。
遠い昔の話でした(^_-)-☆


コメント (2)
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