今朝(18日)のラジオのニュースで、香川県全域に大雪注意報が
出ているという。
午後には雷も…そんな殺生な! などと言いながら朝食会場へ。
仲間の1人が、夕べ2回目のお風呂で滑り左手を骨折したという!
三角布で手を下げている。夜遅くにタクシーで病院へ連れてもらい、
応急処置を受けたらしい。とんだ事が起こったものだ(@_@;)
8時20分宿を出発、85番札所、八栗寺へ…
9時頃八栗寺ロープウェイ乗り場下に到着。
今日は登りの1、5キロ約40分を歩く。
骨折の彼女は納経帳を持って上がる添乗員さんとロープウェイで…
朝ごはんを食べたところだというのに、登り口にあるお店でよもぎ餅を
先達さんが18個注文、下りてきたときにもらうという予約を(^_-)-☆
古戦場屋島の東 海抜375Mの切り立つた五剣山の中腹にある寺。
五剣山の名は、五つの峰が剣の尖のようにそびえ立っていることから
名づけられたが、1698年の豪雨で西の峰が半分に割れ、
1706年の地震で東の峰が崩れ、現在は四峰になっている。
道は整備されているがけっこう勾配がきつい。坂の途中で地元の人だろうか、
男の孫を連れた人に「まだ先でしょうか」と聞くと
「もうすぐですよ!そこにお大師様が迎えてくれますよ」と教えてくれる。
まだ新しい石像だが、屋島を背にお大師様がにこやかにいらっしゃいました。
鳥居と仁王門が重なって立っている不思議な山門。神仏習合の名残り?
八栗寺には、弘法大師の作と言われている歓喜天が祀られており、
縁結びや商売繁盛の「八栗の聖天さん」と呼ばれ、お遍路さん以外にも
人気があるという。
弘法大師がここで求聞時法を修行した際に、5つの剣と蔵王権現が
現れたとされ、大師は五剣を山中に埋め大日如来を本尊とした。
寺名は、弘法大師が唐への修行の成果を試すために、あらかじめ
8つの焼き栗を植え、帰国した際にみごとに成長していたことに
由来するらしい(@_@。
大師堂横の仏さま群
写真を写したりしていて大師堂のお参りの折りに数珠のないことに気づく。
どこかで落としたようだ。本堂でお参りする時はあったのに…
ひと騒ぎしてみんなが探してくれたら、この仏さまの横辺りに落としていた!
帰りはロープウェイに乗り、あっという間に下りる。
先達さんがよもぎ餅を取りに行ってくれ、バスで頂く(*^^)v
よもぎときな粉の匂いが懐かしい味だった! 10時半バスが次の寺へ出発。
国道を東に向かって進むと20分ばかりで86番札所志度寺着。
医学や発明を通じてあらゆる分野で活躍をした平賀源内の生まれた所らしい。
志度寺山門内に源内の墓がある。
源内さんの墓…手作りらしい立て札が微笑ましい(^_-)-☆
大きな立派な塀に囲まれたお寺と山門。
姿の美しい五重の塔。
地元の老人会の方たちが寒い中、境内でお接待をしてくれていた。
温かい紅茶、コーヒー、ココア、昆布茶など注文をすれば入れてくれ、
飴もどうぞと進められる。
動いていても寒い日に待つ立場でじっとしている…
風邪をひかれませんようにと言いながら熱々の紅茶を頂く。
仁王門を入ると左に海女の墓がある。
謡曲「海士」で知られる伝説によれば、天智天皇のころ、藤原不比等が
亡父鎌足の供養に奈良興福寺の建立を発願した。
唐の高宗皇帝の妃であった妹はその菩提にと三つの宝珠を船で送つたが、
志度の浦で龍神に奪われた。兄の不比等はあきらめきれず、姿をかえて
志度の浦へ渡り、土地の海女と夫婦になり一子・房前をもうける。
やがて海女は観世音に祈願し、夫とわが子のために命を捨てて龍神から
宝珠をとりかえす。
不比等は海辺の近くに海女の墓と小堂をたて死度道場と名づけた。
後に房前は母の追善供養に堂宇を増築し、寺の名を志度寺と改めたという。
海女の墓はいたずらをされて壊されたらしくて、今は柵の中にある。
少し早いが昼食のお店に向かう。志度湾の牡蠣尽くしのお昼御飯だという!
店は海辺のスレートの倉庫のような建物で、焼き牡蠣の匂いに釣られて
細い路地奥の店を探しだす。
店のすぐ前のこの支度湾でとれたての牡蠣らしい(^_-)-☆
牡蠣フライの大きさにまず驚く。小さな牡蠣を3~4個合わせて
フライしてあるのかと思う位のでっかさ!ちょっとピンボケだが…
牡蠣フライ、牡蠣飯、牡蠣の煮もの、おみそ汁の中まで牡蠣…お代わり自由!
目の前の鉄板で2個ずつ焼牡蠣をして、カラを剥いてくれる!!!
もう食べきれないよ~と言えば牡蠣飯を持ち帰る容器をくれる。
店の前には牡蠣の殻がドンと網に詰めて積み上げてある。
家族にも食べさせてあげたいと思い殻付きの牡蠣を買う。
それが1つ70円と超安いヽ(^o^)丿
こんな大きな牡蠣、大阪では手に入らないよ~
12時半、店を出て87番札所長尾寺へ…高松自動車道の志度インターの
下をくぐり田園地帯を越えた所にある寺へ50分着。
長尾の古い町並の中に寺はあり、大きなわらじのある山門がある。
山門なのに鐘楼でもあるらしい。珍しい門だった。
仁王門を入ると、広い境内に本堂、右に大師堂、左に護摩堂などが建ち並ぶ。
本堂の屋根には鳩がいっぱい! 大師堂は落ち着いた感じのよいお堂だ。
雪の予報は今のところ外れているような穏やかな天気だが、冷たい!寒い!
自然とお経の時の木魚をたたく音が早くなり、読経もテンポが速い…
1時過ぎ、今日最後のお参り、別格20番大滝寺へ向かう。
あらかじめ知らされたのは、寺のトイレは凍って使えないから、
トイレは済ませてお参りを…ということで途中の道の駅によって済ませる(*^^)v
徳島県美馬市と香川県高松市の境にある大滝山(946m)の山上に位置し、
別格二十霊場のうちで最も高所に位置するというお寺。
山道を登るにつれて雪が激しく吹雪き、道にもところどころ積もっている。
バスの安全は大丈夫かしら…とちょっと心配になる位だが、ゆっくり安全運転で
運転手さんは走ってくれる。
ずいぶん走ったと思う。バス車内では眠る人もいっぱいだが…
1時間ばかりくねくねと山道をゆき、2時50分ころに大滝寺へ到着。
階段を滑らないように注意しながら本堂へ!
積もった雪や雪の景色にちょっとはしゃぎ気味のわれわれ(*^^)v
蝋燭立ての屋根にはつららが…止められた車の前にもつららがあった。
この寺の本尊は珍しく西照大権現というのでご真言は初めて唱えるもの。
チベット式護摩供養で火渡りの行事が行われるそうだ。
本堂上に上がっている額の写真。
別格はこの寺で満願になる。あと3月に88番札所大窪寺を参り終えると
108ヶ所のお寺をお参りしたことになるが…残念ながら去年8月の回を
欠席したので、いつか機会を見てお参りしたいと思っている。
雪の本堂を背景に集合写真を取ろうということになり、階段に並ぶが、
側の松を支えている棒に誰かが触ったものだから、上からどさりと雪が落ち、
何人かが悲鳴を上げる(@_@;)
寺からの情報で、一台のバスがお参りに向かってきているという。
道が狭いし対面通行は雪で危険なので暫く出発を待つことにする。
その間周りの写真を撮ったり、雪投げのようなことをして楽しむ人も…(*^^)v
来た道をゆっくり戻り、4時15分徳島道から高速に乗り帰路に就く。
細かい雪が降りしきる中を走っているかと思うと晴れた場所もあって、
場所により気圧の加減もいろいろみたいだ。鳴門大橋、明石海峡大橋などが
通行止めにならないと好いが…と心配しながら無事通過。
予定より少し早く7時前梅田到着。
南海電車の堺で急行待ちをしていると、娘から「鳴門道が通行止めになって
いるというニュースだが大丈夫か」とメールが来る。
あれからもどんどん降って積もったと言うことだろう。
早く帰れてよかった(*^^)v
今回も美味しいものにはじまって、いろいろな体験ができた。
あと1回でこのメンバーと終わるのかと思うと寂しい。
同窓会を結成しようと住所の交換をし、幹事を決めて会える機会を持とうと
いうことになった。楽しいつながりが続くと好いな~と思う(^_-)-☆