赤い椅子

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お遍路 第5回 2日目

2011-03-28 20:31:00 | ノンジャンル
26日、朝7時半ホテル出発。
今日は、何となくワクワクする寄り道が多いので、少し早い目の出発だ。
バスは太平洋を眺めながら香南市を経て東へ…

我々のツアーに3回ご一緒した和歌山のHさんが、3月初めからお一人で
歩き遍路に周っておられる。
昨日、先達さんが電話を入れると、偶然我々と同じ辺りを歩いているという
情報を得る。今朝また連絡を取り、27番神峰寺へのお参りの前に道の駅で
出会えるという。
日に焼けたとてもお元気そうな笑顔のHさん!
約6キロのリュックを背負い、時速6キロの速さで毎日歩かれているという。
4月中には満願の予定なので、5月の我々のツアーに参加を希望される。
いろんなお話がお聞きできるのでとても楽しみだ(*^_^*)

Hさんを見送ってバスで神峰寺の参道登り口へ9時40分到着。
約3.4キロ、標高差400mの高知の札所1番の難所らしいが頑張るぞ~
ふもとのれんげ畑は何か懐かしい風景。すみれも可愛い!




風は寒いが山道を登るとじんわり汗が…少しだけだがワラビを摘みながら登る。



帰宅して早速あく抜きをした初ワラビ!

ゆっくりゆっくり約1時間半、山門の色鮮やかな仁王さんが迎えてくれる。


境内は掃除が行き届き、花桃が満開の華やかさ。



帰りはタクシー2台に分乗してさっと下山(^_-)-☆
また海沿いを西に…安芸市に入る。
亡母の生まれ育った所で、国道55号線沿いに従姉や叔母たちが今も暮らす。
何回か訪れた懐かしい景色をバスの窓から眺めて走る。

ふるさと切手でおなじみになった安芸の野良時計を見に行く。


野良時計というイメージにしてはあまりにも立派でビックリ!
明治時代のこのような時計台は、札幌時計台がよく知られている。
これらは専門の技術者によって作られたものであるが、この土居の櫓時計は、
一人の機械文明に憧れた青年の好奇心が作りあげたものであるらしい。
菜の花を前景に抜けるような青空の下の野良時計。

11時半到着し、昼食は廓中ふるさと館のシラスかき揚げ丼! 
季節のシラスの釜あげがたっぷり乗った上に野菜のかき揚げが乗った丼だ。



シラスが美味しかった(^_-)-☆ その後土居廓中散策。
一角は土佐藩の安芸奉行の五藤氏の廓中で、約40戸の武家屋敷がある。
それぞれの役に応じた屋敷が与えられ、廓中武家屋敷が成立し、
現在も地形は昔のままで、碁盤目状の路地に土井竹・うばめ樫・土塀などで
区画され、簡素な書院造り風の家や門などが落ち着いた雰囲気の街。

江戸時代にタイムスリップした気分になる街をぶらぶらし、柚子や焼き芋、
焼き茄子などの珍しいシャーベットを買った人達に、少しずつ味見を
させてもらう。中でも焼き茄子シャーベットは焼茄子の味!(当然だが…)


土居竹といわれる竹の生け垣が刈り込みもきれいにされて街並みが続く。



安芸城跡のどっしりとしたたたずまい。

折しも高知の東海岸を周遊するボンネットバスが入ってくる。

   

レトロな街にレトロなバスの「ごとごと号」

安芸から高知市内の30番札所、善楽寺へ向かう途中にある、手結(てい)の
従姉の餅屋に立ち寄ってくれることになる(^_-)-☆  1時半ころ。
従姉の主人は2年前に亡くなったが、今は息子が8代目という老舗の餅屋。
ここでこの餅をツアーの皆さんにお接待をし、みんなで休憩。
肉桂の入ったこし餡を搗きたてのお餅でくるんだ大福のような餅が喜ばれた。
こんな我が儘な願いも聞いてもらえるのがこのツアーの団結のおかげ(^_-)-☆

美味しかったから…とみんながお餅を買ってくれたようです<m(__)m>
国道55号線をまた高知に向けて走る。
安芸の辺りはビニールハウスで促成栽培の野菜を作る農家が多く、辺り1面が
白く波打ったような景色が続く。
先日の津波が名寄川のビニールハウスを飲みこんでいった様子が
思い出されて恐ろしくなる。

途中、バスの窓からお遍路中のHさんが地図を片手に歩いている…と
仲間が見つけバスを止め、朝お会いしてからここまでひたすら歩かれたHさんと
再会をする(^_-)-☆
お土産用に頂いていた手結のお餅を少しおすそわけをする。

海を眺め、空を仰ぎ、ひたすら前へ。室戸、足摺の2つの岬を回り16の札所を
巡拝する高知のお遍路は、はるかな道のりの修行の道場だといわれている。
お身体に気をつけて無事に満願されますようにと後ろ姿を見送る。

3時、高知インター近くの30番札所善楽寺到着。
善楽寺は土佐神社と一体化しているような印象だったが、昭和57年建立という
近代的な立派な本堂だった。その左側には歴史を感じさせる大師堂がある。



ここで今回のお参りの打ち止めということで、夕べのお祈りを兼ねて読経。

先回と今回、私の個人的な身内との再会に協力していただいた先達、添乗員、
運転手、そしてツアーの皆さん、ありがとうございました(^_-)-☆

お参り、美味しいもの巡り、人とのご縁…何だか寄り道の方が多かったような
今回の遍路ツアーだったが、今日の午後から少し春らしい暖かさも感じられた。
今度こそ春はそこまで…明るい日差しの中でホッと気持ちが安らぐ(*^_^*)

3時半、高知道を経て徳島道、第2神明、阪神と高速を走り8時半梅田着。
帰途の高速道路は「節電のため減灯」との表示があり、いつもより暗い。
でもこれで安全運転ができるというのなら、今までの明るさは何だったろうか?
物が豊富すぎて、人がそれに麻痺してしまい当然としていたことが見直され、
考え直され、意識の改革をするいい機会かもしれない。

コメント (4)
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四国88カ所巡り 第5回 1日目

2011-03-27 13:58:00 | ノンジャンル
3月25日、梅田出発は定刻8時。 今回のツアー仲間は14人。
1ヶ月ぶりの懐かしい人、今回初めての人、2ヶ月ぶりの参加の人たちも…

阪神、第2神明を通リ、静かな鳴門の春の海を見て走る。
こんな穏やかな静かな海も、ひとたび事が起こると、あんなに大きな
犠牲を出す大津波になって大勢の人たちを悲惨な目にあわせてしまうんだ…と
複雑な気持ちでながめる!

順調にバスは走り、11時過ぎ徳島自動車道、吉野川サービスエリアへ着く。
ここの庭に桜満開の木が…彼岸桜だそうだ。遠くに雪をかぶった剣山が見える。



ここから井川池田のうだつの街に入り、酒蔵を改装したお店で少し早い目の
郷土料理の昼食を頂くことになる。
女将さんが話の好きな人で、この街は明治初期には手きざみの煙草製造で
全盛期を迎えるが、煙草製造が官営に移って専売となり、機械化されていき、
業者にとっては大転換期となる。吉野川の水を使い酒作りの街として再生、
この時に手に入れた転廃業資金で豪華な家を新築し、その防火壁として卯建を
飾り立てたという物語をしてくれ、名残の街並みを案内してくれる。


酒樽を改造したテーブルで素朴なお料理を頂く。
素朴な料理ですぐ使えそうなものを一つ。
切干し大根を戻し、マヨネーズで和えゴマをふる…
ちょっと砂糖の甘みがあったように思うが、使えるな~と思った1品(^_-)-☆



これは確か、池田高校の元野球部監督の蔦監督のお家だったと聞いたような…
なんだか急に空が暗くなり小雨が降り出す。
今から別格15番、箸蔵寺へ約2キロのウォーキングなのに…
お天気マークだったので雨の用意もないし…と心配しながら登山口へ。

ゆっくり歩いて約40分、うまく雨もやんでくれて12時30分山門到着。
讃岐・金刀比羅宮の奥の院で、空海自らの刻んだ金毘羅大権現の像が
まつられているという。寺は箸蔵山(600m)の山頂近くにあり、
山門から本殿までは約600段の階段があり、さすが金毘羅さんの別院だ。
本殿は銅板葺き八棟造りで、小天狗と鴉(からす)天狗の奉納額が
掲げられている。左甚五郎の弟子の作といわれる。
お寺なのに鳥居があり???と思いつつお参りする。

般若心経のほかいくつかの読経の後、「各自の祈願」と先達さんが言われる。
いつも「2つの実家の先祖をよろしくお守りください」と「家族が
健康でありますように…」とお願いをするが今回はその上に厚かましくも
「東北の方々が早く平穏に暮らせますように…」と祈願した。





箸蔵寺の名前の故か、寺のお守りなどを売るところでお箸初め用の祈祷済の
お箸が5000円で売られていた(@_@;)
山麓から方丈近くまでロープウェイがあるが、帰り道もウォーキング約30分。

山の上ということで冷たい風がきつくて真冬のような寒さ…
桜はもうすぐにでも開きそうな蕾だが、この寒さで開花しかねているみたい…
階段でかいた汗が冷たくて早々に引き揚げる(^_-)-☆

3時過ぎ、高速道路に戻り高知道を走り南国市へ入り、29番札所国分寺へ
境内に入ると一本のしだれ桜が見事に満開で迎えてくれる。




あちこちの桜はあと一息という蕾状態なのに、これは何という種類の桜だろう。
少し日が傾きかけた4時過の境内がほの白く映る。

今日中にあともう1ヶ寺、8番札所大日寺へ5時までに到着しなければ
ご朱印が頂けない!
のんびり観光だかお参りだかわからないペースでここまで来たが、
俄然スピードを上げて10分前に駐車場到着(@_@;)
14名分の朱印帳を抱えて少し太めの添乗員のSさん猛ダッシュ!
緩いけれど坂道を大変だったろう(^_-)-☆
5時を過ぎるとお線香、蝋燭はあげないという決まりがあるようで、
納札と読経だけの略式だが、おかげで無事にお参りが出来ました(^_-)-☆



参道の売店前で夕日を受けて健気に咲くクリスマスローズ。


5時半過ぎ香南市にあるホテル到着。
ここはビジネスホテルで、このツアー初めての個室。でも大浴場は温泉!
食後2度目のお風呂から帰るとお喋りする相手もなく早々に(9時半)就寝。


コメント (3)
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意外と簡単!

2011-03-22 20:19:00 | ノンジャンル
よくお彼岸にはおはぎを作るのですが、今年は桜餅を作りました。
お雛祭りに作るつもりが、近くに桜の葉の塩漬けを
売っているところがなくて…伸び伸びのなっていました(^_-)-☆

実はその時、和菓子屋さんに入り、桜の葉の塩漬けをわけて頂けませんか…
というと「桜餅なら売っていますが…」と冷たい目で見られました(@_@;)

案外簡単に、レンジで道明寺粉と水と砂糖を混ぜてチンするだけで
出来ちゃいます(^_-)-☆
我が家は例によって(てんさい糖)を使うので、桜色ならぬ薄い飴色!

でも桜の花と葉の香りとで春を感じることが出来ました(*^_^*)



義父母にも届けて喜んでもらいました。

それからついでで申し訳ないですが、kuritanさんからせつぶん草と蜜蜂の
ツーショットの写真を送っていただきましたのでハリコします。
良いタイミングで、とても素敵な写真が撮れたんですね~(^_-)-☆
ここにも春が…ですが今夜は寒い風が吹いています(@_@;)


コメント (5)
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めでたくもないけれど…

2011-03-19 20:50:00 | ノンジャンル
こぶしの花が開いてきました。
今日のお昼は暖かかったです(*^_^*)

昼前に息子の所から電話があり、お彼岸なのでお墓参りに行き、
少しだけだけれどそちらへ寄る…という。
お正月に会ったきりの孫たちに会える…嬉しい電話だ!

ぴったり昼に、市販のお弁当など持参で賑やかにやってきた!
舞優が後ろに隠し持ってきた花束を「おばあちゃん、誕生日おめでとう!」と
渡してくれる(^_-)-☆
そうなんだ、今日は私の誕生日なんだわ…と気がつく有り様。

久し振りに会う2人は少し背が伸びたようだ。
どんどん大きくなっていく。
もうしばらくしたらチビの私を追い越すだろう(^_-)-☆






父親がかけた昼のドタバタ番組に夢中で、ようやく写真を取らせてくれたが
気もそぞろの2人(@_@;)
誕生日のお祝いメッセージ、2人分を写したつもりなのに舞優の分しか
写っていなかったみたい。
今度の四国参りの時は下の娘と旅行が重なるので、いつも自分のもののように
使っているカメラを返すことになる(;一_一)
それで今、上の娘の新しいカメラで練習中だが、ちょっと勝手が違う。
本番がうまくいくかな~25日、26日の1泊2日だが…
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地震被害お見舞い申し上げます

2011-03-14 19:49:00 | ノンジャンル
『唐山大地震』の映画を見た話をカキコして間もなく、日本でも
信じられない地震、津波の被害があり、つぶさにテレビで映像を見、
心が痛みます。なにもできることがないけれど、
家族は義捐金を送る相談をしています。

昨日は同窓会、今日はジムに行き、いかなごを買って炊き、玄関の生け花を
買って活け…こんな普通の生活ができることがどんなに有難いことかと
しみじみと実感しています。

我が家では出張で九州、尾道へ行っていた横浜の甥が、新大阪まで
戻った時点で足止めを食い、ホテルも取れずに泊りに来た…という思わぬ
嬉しいハプニングがあったけれど… 
もう一人の水戸にいる甥にも変わりがなくてホッとしました。

土曜日はいかなごの入荷がなかったのは地震の影響かもしれませんが、
今日はちょうど炊きやすい手頃な大きさのいかなごを買うことが出来ました。
この間、横浜の甥が帰るときに、炊いてあったいかなごをお土産に
持たせたので、あと何キロかを買い、さらに炊かねばなりません。
この時期、醤油、みりんがどんどん消耗していきます(^_-)-☆




一日も早い復興をお祈りします。
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