26日、朝7時半ホテル出発。
今日は、何となくワクワクする寄り道が多いので、少し早い目の出発だ。
バスは太平洋を眺めながら香南市を経て東へ…
我々のツアーに3回ご一緒した和歌山のHさんが、3月初めからお一人で
歩き遍路に周っておられる。
昨日、先達さんが電話を入れると、偶然我々と同じ辺りを歩いているという
情報を得る。今朝また連絡を取り、27番神峰寺へのお参りの前に道の駅で
出会えるという。
日に焼けたとてもお元気そうな笑顔のHさん!
約6キロのリュックを背負い、時速6キロの速さで毎日歩かれているという。
4月中には満願の予定なので、5月の我々のツアーに参加を希望される。
いろんなお話がお聞きできるのでとても楽しみだ(*^_^*)
Hさんを見送ってバスで神峰寺の参道登り口へ9時40分到着。
約3.4キロ、標高差400mの高知の札所1番の難所らしいが頑張るぞ~
ふもとのれんげ畑は何か懐かしい風景。すみれも可愛い!
風は寒いが山道を登るとじんわり汗が…少しだけだがワラビを摘みながら登る。
帰宅して早速あく抜きをした初ワラビ!
ゆっくりゆっくり約1時間半、山門の色鮮やかな仁王さんが迎えてくれる。
境内は掃除が行き届き、花桃が満開の華やかさ。
帰りはタクシー2台に分乗してさっと下山(^_-)-☆
また海沿いを西に…安芸市に入る。
亡母の生まれ育った所で、国道55号線沿いに従姉や叔母たちが今も暮らす。
何回か訪れた懐かしい景色をバスの窓から眺めて走る。
ふるさと切手でおなじみになった安芸の野良時計を見に行く。
野良時計というイメージにしてはあまりにも立派でビックリ!
明治時代のこのような時計台は、札幌時計台がよく知られている。
これらは専門の技術者によって作られたものであるが、この土居の櫓時計は、
一人の機械文明に憧れた青年の好奇心が作りあげたものであるらしい。
菜の花を前景に抜けるような青空の下の野良時計。
11時半到着し、昼食は廓中ふるさと館のシラスかき揚げ丼!
季節のシラスの釜あげがたっぷり乗った上に野菜のかき揚げが乗った丼だ。
シラスが美味しかった(^_-)-☆ その後土居廓中散策。
一角は土佐藩の安芸奉行の五藤氏の廓中で、約40戸の武家屋敷がある。
それぞれの役に応じた屋敷が与えられ、廓中武家屋敷が成立し、
現在も地形は昔のままで、碁盤目状の路地に土井竹・うばめ樫・土塀などで
区画され、簡素な書院造り風の家や門などが落ち着いた雰囲気の街。
江戸時代にタイムスリップした気分になる街をぶらぶらし、柚子や焼き芋、
焼き茄子などの珍しいシャーベットを買った人達に、少しずつ味見を
させてもらう。中でも焼き茄子シャーベットは焼茄子の味!(当然だが…)
土居竹といわれる竹の生け垣が刈り込みもきれいにされて街並みが続く。
安芸城跡のどっしりとしたたたずまい。
折しも高知の東海岸を周遊するボンネットバスが入ってくる。
レトロな街にレトロなバスの「ごとごと号」
安芸から高知市内の30番札所、善楽寺へ向かう途中にある、手結(てい)の
従姉の餅屋に立ち寄ってくれることになる(^_-)-☆ 1時半ころ。
従姉の主人は2年前に亡くなったが、今は息子が8代目という老舗の餅屋。
ここでこの餅をツアーの皆さんにお接待をし、みんなで休憩。
肉桂の入ったこし餡を搗きたてのお餅でくるんだ大福のような餅が喜ばれた。
こんな我が儘な願いも聞いてもらえるのがこのツアーの団結のおかげ(^_-)-☆
美味しかったから…とみんながお餅を買ってくれたようです<m(__)m>
国道55号線をまた高知に向けて走る。
安芸の辺りはビニールハウスで促成栽培の野菜を作る農家が多く、辺り1面が
白く波打ったような景色が続く。
先日の津波が名寄川のビニールハウスを飲みこんでいった様子が
思い出されて恐ろしくなる。
途中、バスの窓からお遍路中のHさんが地図を片手に歩いている…と
仲間が見つけバスを止め、朝お会いしてからここまでひたすら歩かれたHさんと
再会をする(^_-)-☆
お土産用に頂いていた手結のお餅を少しおすそわけをする。
海を眺め、空を仰ぎ、ひたすら前へ。室戸、足摺の2つの岬を回り16の札所を
巡拝する高知のお遍路は、はるかな道のりの修行の道場だといわれている。
お身体に気をつけて無事に満願されますようにと後ろ姿を見送る。
3時、高知インター近くの30番札所善楽寺到着。
善楽寺は土佐神社と一体化しているような印象だったが、昭和57年建立という
近代的な立派な本堂だった。その左側には歴史を感じさせる大師堂がある。
ここで今回のお参りの打ち止めということで、夕べのお祈りを兼ねて読経。
先回と今回、私の個人的な身内との再会に協力していただいた先達、添乗員、
運転手、そしてツアーの皆さん、ありがとうございました(^_-)-☆
お参り、美味しいもの巡り、人とのご縁…何だか寄り道の方が多かったような
今回の遍路ツアーだったが、今日の午後から少し春らしい暖かさも感じられた。
今度こそ春はそこまで…明るい日差しの中でホッと気持ちが安らぐ(*^_^*)
3時半、高知道を経て徳島道、第2神明、阪神と高速を走り8時半梅田着。
帰途の高速道路は「節電のため減灯」との表示があり、いつもより暗い。
でもこれで安全運転ができるというのなら、今までの明るさは何だったろうか?
物が豊富すぎて、人がそれに麻痺してしまい当然としていたことが見直され、
考え直され、意識の改革をするいい機会かもしれない。
今日は、何となくワクワクする寄り道が多いので、少し早い目の出発だ。
バスは太平洋を眺めながら香南市を経て東へ…
我々のツアーに3回ご一緒した和歌山のHさんが、3月初めからお一人で
歩き遍路に周っておられる。
昨日、先達さんが電話を入れると、偶然我々と同じ辺りを歩いているという
情報を得る。今朝また連絡を取り、27番神峰寺へのお参りの前に道の駅で
出会えるという。
日に焼けたとてもお元気そうな笑顔のHさん!
約6キロのリュックを背負い、時速6キロの速さで毎日歩かれているという。
4月中には満願の予定なので、5月の我々のツアーに参加を希望される。
いろんなお話がお聞きできるのでとても楽しみだ(*^_^*)
Hさんを見送ってバスで神峰寺の参道登り口へ9時40分到着。
約3.4キロ、標高差400mの高知の札所1番の難所らしいが頑張るぞ~
ふもとのれんげ畑は何か懐かしい風景。すみれも可愛い!
風は寒いが山道を登るとじんわり汗が…少しだけだがワラビを摘みながら登る。
帰宅して早速あく抜きをした初ワラビ!
ゆっくりゆっくり約1時間半、山門の色鮮やかな仁王さんが迎えてくれる。
境内は掃除が行き届き、花桃が満開の華やかさ。
帰りはタクシー2台に分乗してさっと下山(^_-)-☆
また海沿いを西に…安芸市に入る。
亡母の生まれ育った所で、国道55号線沿いに従姉や叔母たちが今も暮らす。
何回か訪れた懐かしい景色をバスの窓から眺めて走る。
ふるさと切手でおなじみになった安芸の野良時計を見に行く。
野良時計というイメージにしてはあまりにも立派でビックリ!
明治時代のこのような時計台は、札幌時計台がよく知られている。
これらは専門の技術者によって作られたものであるが、この土居の櫓時計は、
一人の機械文明に憧れた青年の好奇心が作りあげたものであるらしい。
菜の花を前景に抜けるような青空の下の野良時計。
11時半到着し、昼食は廓中ふるさと館のシラスかき揚げ丼!
季節のシラスの釜あげがたっぷり乗った上に野菜のかき揚げが乗った丼だ。
シラスが美味しかった(^_-)-☆ その後土居廓中散策。
一角は土佐藩の安芸奉行の五藤氏の廓中で、約40戸の武家屋敷がある。
それぞれの役に応じた屋敷が与えられ、廓中武家屋敷が成立し、
現在も地形は昔のままで、碁盤目状の路地に土井竹・うばめ樫・土塀などで
区画され、簡素な書院造り風の家や門などが落ち着いた雰囲気の街。
江戸時代にタイムスリップした気分になる街をぶらぶらし、柚子や焼き芋、
焼き茄子などの珍しいシャーベットを買った人達に、少しずつ味見を
させてもらう。中でも焼き茄子シャーベットは焼茄子の味!(当然だが…)
土居竹といわれる竹の生け垣が刈り込みもきれいにされて街並みが続く。
安芸城跡のどっしりとしたたたずまい。
折しも高知の東海岸を周遊するボンネットバスが入ってくる。
レトロな街にレトロなバスの「ごとごと号」
安芸から高知市内の30番札所、善楽寺へ向かう途中にある、手結(てい)の
従姉の餅屋に立ち寄ってくれることになる(^_-)-☆ 1時半ころ。
従姉の主人は2年前に亡くなったが、今は息子が8代目という老舗の餅屋。
ここでこの餅をツアーの皆さんにお接待をし、みんなで休憩。
肉桂の入ったこし餡を搗きたてのお餅でくるんだ大福のような餅が喜ばれた。
こんな我が儘な願いも聞いてもらえるのがこのツアーの団結のおかげ(^_-)-☆
美味しかったから…とみんながお餅を買ってくれたようです<m(__)m>
国道55号線をまた高知に向けて走る。
安芸の辺りはビニールハウスで促成栽培の野菜を作る農家が多く、辺り1面が
白く波打ったような景色が続く。
先日の津波が名寄川のビニールハウスを飲みこんでいった様子が
思い出されて恐ろしくなる。
途中、バスの窓からお遍路中のHさんが地図を片手に歩いている…と
仲間が見つけバスを止め、朝お会いしてからここまでひたすら歩かれたHさんと
再会をする(^_-)-☆
お土産用に頂いていた手結のお餅を少しおすそわけをする。
海を眺め、空を仰ぎ、ひたすら前へ。室戸、足摺の2つの岬を回り16の札所を
巡拝する高知のお遍路は、はるかな道のりの修行の道場だといわれている。
お身体に気をつけて無事に満願されますようにと後ろ姿を見送る。
3時、高知インター近くの30番札所善楽寺到着。
善楽寺は土佐神社と一体化しているような印象だったが、昭和57年建立という
近代的な立派な本堂だった。その左側には歴史を感じさせる大師堂がある。
ここで今回のお参りの打ち止めということで、夕べのお祈りを兼ねて読経。
先回と今回、私の個人的な身内との再会に協力していただいた先達、添乗員、
運転手、そしてツアーの皆さん、ありがとうございました(^_-)-☆
お参り、美味しいもの巡り、人とのご縁…何だか寄り道の方が多かったような
今回の遍路ツアーだったが、今日の午後から少し春らしい暖かさも感じられた。
今度こそ春はそこまで…明るい日差しの中でホッと気持ちが安らぐ(*^_^*)
3時半、高知道を経て徳島道、第2神明、阪神と高速を走り8時半梅田着。
帰途の高速道路は「節電のため減灯」との表示があり、いつもより暗い。
でもこれで安全運転ができるというのなら、今までの明るさは何だったろうか?
物が豊富すぎて、人がそれに麻痺してしまい当然としていたことが見直され、
考え直され、意識の改革をするいい機会かもしれない。