博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大漢風』第31話

2007年05月06日 | ドラマ『大漢風』
虞姫が項羽の子を身籠もったことが発覚。これで侍女の君児ともども身重となったわけですが、呂雉はまず君児に流産を防ぐ薬だと騙して堕胎薬を飲ませようとします。やっぱりどういう経緯があろうと他の女が劉邦の子を産むのが許せない様子…… しかし君児は気を利かせたつもりでその薬を虞姫に飲ませてしまいます。ああ、虞姫主従の運命やいかに……

一方、劉邦は彭城へと進軍しますが、その途上で魏豹が降伏し、その妻の薄氏を劉邦に献上します。この薄氏が後に文帝の母后となるわけですね。この薄氏と魏豹に関しては、人相見から彼女が天子の母になると予言され、魏豹が喜んだとか色々エピソードがあるのですが、さすがにドラマの方では端折ってますね。
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『大漢風』第29~30話

2007年04月29日 | ドラマ『大漢風』
虞姫と項羽との仲は相変わらずギクシャクしたまま。思い余った項羽はよりによって呂雉に虞姫との仲を取り持ってもらうことにしますが、結局虞姫との溝は埋まらず、項羽は斉へと出征します。

項羽がどうでもいい痴話喧嘩で悩んでいる間に、劉邦は韓信を大将に任じ、漢中脱出を果たします。しかし韓信、身なりの良い衣服や甲冑がまるで似合いません。下っ端の頃のボロ服の方がよほど似合ってるような気がします(^^;) 

劉邦は更に王陵らに命じて項羽の人質になっている父親や呂雉、子供達を救出させようとしますが……
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『大漢風』第28話

2007年04月15日 | ドラマ『大漢風』
三重の方で震度5の地震があったということですが、阪神間でも結構揺れました……

さて、今週放映の『大漢風』第28話では遂に義帝があぼーんされてしまいました…… 

一方、彭城では項羽と虞姫の結婚式が執り行われますが、義帝暗殺の事情を知った呂雉は「この私が夫と引き離されて寂しい思いをしているというのに、お前達だけいい思いはさせぬ!」とばかりに、新婚初夜を迎えた虞姫に義帝が暗殺されたことを知らせてしまいます。この結婚式が義帝を暗殺するのに利用されたと知り、項羽への怒りを隠せない虞姫。

新婚初夜だというのに寝室を追い出されてしまった項羽はなぜか呂雉とやけ酒を飲むハメになり、おまけに泥酔する項羽に呂雉が「実は男らしいあなたのことがずっと好きだった。初めて会った時、劉邦と結婚したことを後悔した」と衝撃の告白を…… な、なんだってーーーー!!?こういう展開にしてホントにどうするつもりなんですかっ!!(^^;) 

しかし項羽はやはり虞姫のことをあきらめきれない様子。今回のラストで呂雉は虞姫に「義帝は結局ここで死ぬ運命だったのよ。項羽が殺させてなきゃ他の誰かが殺させたに違いないわ」と、もの凄いことを言いながら項羽を許してやるよう諭しますが、これにはどういう魂胆があるんでしょうか。次回も目が離せません……
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『大漢風』第27話

2007年04月09日 | ドラマ『大漢風』
項羽は目障りになってきた義帝を彭城から郴県に移そうとしますが、義帝は仮病を使って遷都に応じません。そこで范増と項羽は寄りによって虞姫に義帝の見舞いに行かせます。義帝は虞姫が来たと知るや周りが止めるのも聞かずに寝室へと招き入れ、「あなたの顔を見て病気が軽くなったよ」とか調子のいいことを言い出してベッドから跳び起きる始末…… お陰で仮病であることが項羽側にバレバレです(^^;)

項羽は更に虞姫の兄である虞子期に命じて義帝に面会させ、「実は虞姫は殺伐とした項羽のことを嫌っており、陛下と添いとげたがっている」と耳打ちさせます。ちょっと考えればこれが項羽の仕掛けた罠であることぐらい分かりそうなもんですが、義帝はこれを信じ込んでしまい、更に「虞姫は陛下と郴県で暮らしたがっている」という虞子期の口車に乗って郴県への遷都を決意。哀れな子羊義帝の運命やいかに!?(^^;)

一方、漢中の劉邦のもとに韓信が仕官にやって来ますが、劉邦はまともに取り合わず、「こんな奥地に仕官に来るなんてバカな奴だ。しかしどんなバカな奴でも無駄足は踏ませないぜ!」と、取り敢えず彼を倉庫番に任命します。その後一騒動あって蕭何が韓信の才能を見出し、劉邦に彼を推薦しようとしますが、その時ちょうど曹姫と劉肥が劉邦を訪ねてきており、彼は「何、韓信?そんな奴のことなんてどうだっていいじゃないか。今家族団欒中なんだよ!」と邪魔くさそうに蕭何を追い返します。韓信、どこまでも間の悪い奴です……

曹姫はもう二度と生きて劉邦に会えないと思っていたので、ここで再登場するのは意外です。となると、またいずれ曹姫と呂雉との陰惨な戦いが見られることになるのでしょうか。ちなみに劉肥の方は相変わらず名前通り丸々太った子役のまんまです。
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『大漢風』第26話

2007年04月01日 | ドラマ『大漢風』
劉邦一行は封地の漢中へと向かいますが、呂雉と劉邦の父親は人質として項羽らとともに彭城へと向かうことに。呂雉は虞姫と接触し、劉邦が彼女を襲おうとしたことを項羽には内緒にするという約束を取り付けます。虞姫は侍女の君児が妊娠したことを隠し通そうとしますが、こちらの方は早々に呂雉にバレてしまいます(^^;) 呂雉を恐れる君児に対して虞姫は「旦那様と離ればなれになって寂しい思いをしているに違いないわ。あの人も可哀想な人なのよ」なんて同情を寄せますが、どこまでお人好しなんでしょうか……

呂雉は妊娠した君児に対して「あとのことは任せておきなさい」とやさしい言葉をかけながら、裏では君児から産まれる子が自分の産んだ劉盈(後の恵帝)のライバルになるに違いない、今のうちに何とかしなければなどと審食其と相談しております。君児とその子供の運命やいかに!?

一方、劉邦はと言えば、怖い奥様から解放されて早速寝所で女性を侍らせております…… 今回の最後で韓信が登場したので、そろそろ韓信が劉邦の臣下となる話が来るはずですが、この韓信役の呉越、出世しそうなオーラがまるで感じられないんですが(^^;)
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『大漢風』第24~25話

2007年03月25日 | ドラマ『大漢風』
大漢風でググッてみたら、何とBS日テレの番組公式サイトに次いでうちのブログがヒットしました。Google的にはうちのブログは『大漢風』のファンサイトということになっているようです。もっと丁寧にレビューしてるサイトなんて他にいくらでもあると思うのですが(^^;)

前回第24話では、項羽は咸陽に入城したものの虞姫との再会を果たせず、彼女が死んだものとあきらめて阿房宮に火を付けさせますが、火が回りきったところで虞姫がまだ阿房宮の中に潜んでいるのに気付き、項羽が業火の中に飛び込んで間一髪で虞姫を救出します。前々から思ってましたが、このドラマの阿房宮ってどうもスケールが小さいですよね。とても三ヶ月も燃え続けたようには見えません……

そして本日放映の第25話では項羽が西楚の覇王と称して天下に号令を掛けようとしますが、咸陽で嫌な思いをし続けた虞姫は項羽に「もう咸陽で暮らすのはイヤ!彭城に帰りたい」と訴え、項羽は范増の止めるのも聞かず彭城への帰還を決定。このドラマの虞姫って、本人は極力傾城の美女と見られないように努力しようとするのですが、こういう肝心な所でこねてはいけない駄々をこねますよね……

そして以前に主人の虞姫と間違われて劉邦に抱かれてしまった君児が、よりによって劉邦の子を身籠もったことが発覚。こういう展開にしてしまって今後どうするつもりなんでしょうか(^^;)

その劉邦は項羽から僻地の西蜀に分封され、おまけに張良とも引き離されることになって不満たらたらです。劉邦は張良との別れ際に今までの感謝の印として多額の黄金と真珠を贈り、張良はそれをそのままそっくり項伯に贈って劉邦の待遇を改善するように求め、項伯は更にそれを虞姫と項羽に贈り、気をよくした項羽は劉邦に巴蜀に加えて漢中の地を与えようとするところで今回は終わりです。このエピソードは『史記』留侯世家などに見える話を下敷きにしたものですが、こういう話を丁寧に拾い上げているあたり好感が持てます。
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『大漢風』第21~23話

2007年03月11日 | ドラマ『大漢風』
咸陽に入城した劉邦は後宮の美女を侍らせて酒色にうつつを抜かし、兵士の方も宮城内の宝物を漁ったり、咸陽の民から略奪したりとやりたい放題です。しかし項羽軍咸陽に迫るの報を聞いた劉邦は泡を食って咸陽を引き揚げます。そして本日放映の第23話ではいよいよ鴻門の会です。

しかしこのドラマにかかると名場面のはずの鴻門の会も茶番劇に見えてきます(^^;) なぜか酔っぱらった劉邦が踊りを披露したりしますし…… 范増はこの機会に何とか劉邦を始末しようとしますが、劉邦は張良や樊噲の助けを得て宴の場から逃亡します。逃亡を知った項羽側は追っ手を派遣しますが、そこでなぜか呂雉が助けに駆けつけ、虞姫の居場所を書いた帛書を項羽側に渡し、追っ手を撤退させます。

実は虞姫は胡亥の死後も阿房宮に隠れており、呂雉は咸陽滞在中にそのことを察知していたのでした。次回はやっとこさ項羽と虞姫が再会を果たしそうです。

ところで呂雉と言えば、ここんところPPStreamでリッチー・レン主演の台湾版『神雕侠侶』が放映されているのですが、このドラマで小龍女を演じているのが呂雉役の呉倩蓮という女優さんであると知り、驚愕しております(^^;) この呉倩蓮、目の覚めるような美女というタイプではないですし、どう見ても小龍女というガラではないのですが……

あるいは、これは小龍女もいずれは呂雉のような鬼婆になるということを暗示しているんでしょうか(^^;)
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『大漢風』第19~20話

2007年02月18日 | ドラマ『大漢風』
結局第18話のレビューでの予想は大ハズレでした(^^;)

項羽は范増らの懇願によって章邯の降伏を受け入れます。一方秦兵に捕らえられた虞姫は侍女の君児と離ればなれになって咸陽の阿房宮に送られ、胡亥に手籠めにされる寸前に、その胡亥が趙高によって殺されてしまいます。趙高は子嬰を第三代の君主として即位させますが、その趙高も子嬰らによって誅殺されてしまいます。これで李斯・胡亥・趙高の三バカトリオが全員逝ってしまいました……

その間に劉邦の軍が咸陽に迫り、子嬰は劉邦への降伏を決意します。胡亥が殺されてから阿房宮の一室に閉じこめられていたらしい虞姫は劉邦迫るの報を聞くと、「あのケダモノに捕まるわけにはいかない」と、逃亡を図ります。

劉邦は玉座に座って部下から「万歳、万歳、万万歳!」と拝礼を受けたりしてはや関中王気取りですが、呂雉も夜中にこっそり玉座に腰を下ろして一人悦に入ります。そして張良がそれをうっかり目撃してしまい、呂雉が政治に関して相当の野心を抱いているのを知って驚愕するという所で今回は幕引きです。何かえらい引きでしたけど、この分だと次回かその次あたりが鴻門の会の話になりますね。
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『大漢風』第18話

2007年02月04日 | ドラマ『大漢風』
このドラマのエンディングテーマが2種類あることに今頃気がつきました……

秦の章邯は項羽に降伏を申し出るが、章邯を叔父の仇として目の敵にしている項羽は降伏を許さず、あくまで章邯を討ち取る心づもりである。一方、劉邦の陣営では酔っぱらった劉邦が虞姫を手籠めにしようと襲いかかり、間違ってその侍女の君児に手を付けてしまい、大騒ぎに。項羽陣営に対して劉邦一党のこの緊張感の無さは一体何なんでしょうか……

虞姫と君児はこっそり劉邦の陣営から逃亡しますが、呂雉は恐ろしことに審食其に命じて虞姫主従を捜索させ、二人を亡き者にしてしまおうとします。劉邦の命を受けた盧綰に邪魔だてされ、審食其は捜索をあきらめて本陣に引き揚げますが、虞姫主従は結局秦兵に捕らえられてしまいます。

たぶん次回は虞姫主従が章邯に助けられ、それがきっかけで章邯の降伏が許されるという展開になると思われ。
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『大漢風』第16~17話

2007年01月28日 | ドラマ『大漢風』
今まで虞姫への愛に溺れたり、叔父の死から立ち直れずに酒びたりになったりとだめんずな描写が多かった項羽ですが、先週の鉅鹿の戦いではようやく軍神としての本領を発揮し始めます。

そして今週の第17話では、「馬鹿」のエピソード、いよいよキタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!
しかしこのドラマでは二世皇帝も趙高に合わせて敢えて鹿を馬と言い張り、臣下の忠誠心を試すという話にアレンジされているのが残念です。折角アホ顔の俳優さんを起用しているというのに、そんな小狡い胡亥なんて見たくないよ!
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