博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『後宮甄嬛伝』その4

2012年07月16日 | 中国歴史ドラマ
『後宮甄嬛伝』第17~22話まで見ました。

華妃の謀略により、赤子の温宜公主を毒殺しようとしたという濡れ衣を着せられた甄嬛ですが、病弱な端妃が証人となって寸手の所で罪を免れます。この端妃も華妃とは因縁があるようですが……

ここまでの人間関係を『北斗の拳』で例えてみますと、甄嬛が世紀末救世主ことケンシロウだとしたら、皇后が拳王ことラオウ、華妃が聖帝サウザー、監禁状態にある沈眉荘がトキ、端妃がシュウといったところになるでしょうか。とすると、雍正帝は南斗最後の将ことユリアですね(^^;)


OP映像より華妃。こういう傲慢な身振りと顔つきが最高ですw

一方の甄嬛もやられっぱなしでは済まさぬと、禁令を破ってこっそり沈眉荘に会いに行くという偽情報を流して華妃に自分を密告させ、それが誣告であったということで、華妃は罰として後宮を統轄する権利を取り戻すのを差し止められることに。きたないなさすがの応酬が繰り広げられます。

ここで甄嬛の侍女の浣碧が華妃側のスパイであったことが明るみに出ます。浣碧は実は甄嬛の父の隠し子で、甄嬛の異母妹にあたるのですが、姉とは違ってなかなか日の当たる所に出られないのを不満に思っていたのでした。しかしこれを機に互いに姉妹の名乗りを挙げ、絆を確かめ合うことに。

そして西北方面で従軍していた華妃の兄年羮堯が都に凱旋。雍正帝・華妃とともに会食をしますが、傲岸不遜な態度を取り、何だか微妙な雰囲気に…… このあたりが後に彼が粛清される伏線になるのでしょうか。

一方、安陵容ちゃんは呪いの藁人形的なものを作って華妃にいじめられた鬱憤を晴らしていたところ、それをうっかり皇后に見つかり、「お願いですから見なかったことにして下さい」と泣きながら土下座したり、甄嬛の好意を悪い方に取ったり、侍女に八つ当たりしたりと、ますます残念な方向に。この娘は先の『北斗の拳』の例えで言うとアミバかジャギといったところでしょうか。あるいは後でもっと大物に化けるかもしれませんが……
コメント (4)
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