博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『隋唐演義』その10(完) 瓦崗寨は滅亡しました

2013年04月18日 | 中国古典小説ドラマ
『隋唐演義』第57~最終62話まで見ました。

李密が伝国の玉璽を蕭皇后と交換したことに愛想を尽かし、1人また1人と瓦崗寨を去る好漢たち。気がつけば有力な武将は王伯当のみとなり、洛陽を拠点とする王世充の軍に攻め込まれるとたちまち持ちこたえられなくなり、王伯当は李密とともに射殺されることに…… こうして瓦崗寨は滅亡しました。しかしこういうのはホントに崩壊する時はあっという間ですよね(´・ω・`)

やはり李密に反発して瓦崗寨から出奔した秦瓊・程咬金・羅成は、取り敢えず王世充の娘婿となっていた単雄信を頼ることにしますが、そこへ李淵の唐に身を投じていた徐茂公が秦瓊らの前に姿を現します。実は徐茂公の主君である李世民が反王の1人劉武周の軍と戦うことになったのですが、新たに劉武周に召し抱えられた猛将尉遅恭を打ち破るには、秦瓊や程咬金の力が必要!ということで密かにスカウトにやって来ていたのでした。何かこのあたりの展開が、光栄のシミュレーション『三国志』の魅力の高い武将を派遣して有能な在野武将を引き抜こう!というノリとあんまり変わんないんですよねえ……

病に伏せっていた羅成を残して李世民の配下となった秦瓊と程咬金ですが、その秦瓊が戦場であっという間に尉遅恭に生け捕りに……と思いきや、その秦瓊を無断で釈放したことで尉遅恭が劉武周に忠誠を疑われ、最終的に尉遅恭が劉武周を討ち取って李世民の軍営に身を投じることに。

唐の勢力拡大に危機感を抱いた王世充は、竇建徳・朱燦ら5人の反王とともに王連合軍を結成しますが、王世充軍から寝返った羅成を味方に加えた李世民の軍にあっさり撃破され、単雄信は囚われの身に。秦瓊らは単雄信に唐への帰順を促しますが、李淵らを一家の仇と見なす単雄信は帰順を承知せず、逆に処刑を望み……

【総括】

ということで単雄信が死に、唐による統一が成ったところで劇終です。今回のドラマは古典小説そのものではなく、それを講談化した単田芳の同名の評書を原作とし、単田芳自身も出品人の1人に名前を連ねていますが、それがいい方に作用した部分もあれば、悪い方に作用した部分もあるなあというのが正直なところです。同じ場面でも耳で聞いたり文字で読んだりするのと、それを映像として目で見るのとはまた違うんだなあと改めて認識した次第です……
コメント (7)
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