博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『龍門鏢局』その2

2014年06月15日 | 武侠ドラマ
『龍門鏢局』第6~11話まで見ました。

悪の組織青花会を壊滅に追い込んだ龍門鏢局ですが、前回のラストで呂青橙が遺書がわりにしたためた手紙を白敬祺が読んでしまったことから、2人の仲がギクシャクしてしまいます。(手紙には青橙の敬祺への気持ちが書かれてあったのですが……)そして2人の対立が、それぞれを支援する鏢局の男子組と女子組の対立へとつながり、街中を巻き込んだ騒動へと発展……というのが第6話。

第7話では、テレビクルーが鏢局の取材にやって来ますが、女性アナの文鶯が鏢局の面々のゴシップをあることないこと暴き立てようとし、陸三金らが逆襲。で、今度はまじめに取材をすることになるが……という内容。文鶯はCCTVの女性アナ文清が演じており、悪質な報道記者を好演してます(^^;)

第8話ではこのマスコミ取材で近隣住民が「この卵1籠を街の××さん所に運んで。お代は卵10個で」みたいなこまい依頼を大量に持ち込むようになり、鏢局の面々が困り果てるという話。この前後から新たな黒幕の宮中の太監「督公」が登場。(このドラマでは各話のラストに思わせぶりな黒幕が登場するというのがお約束)鏢局の力量を過大評価し、配下の宦官に商売の邪魔をさせたり監視させたりしております。

第9話では盛秋月と亡夫の佟承畴とのなれそめが語られます。秋月の故郷の広東は広東語と英語が飛び交い、現在の香港のような不思議世界です……


秋月率いる一党が佟承畴の運ぶ積み荷を強奪しようとして逆にやられる場面。中国のネットで使われる顔文字「囧」字型に倒れてます。

しかし鏢局の模様替えで佟承畴が多額のへそくりをため込んでいたことが発覚。青橙は敬祺もへそくりを隠しているのではないかと疑い、彼は父親に託された銀五十両を何とか隠し通そうとしますが…… 回想シーンでヒゲを生やしておっさんとなった白展堂が登場します。

第10~11話では青橙と敬祺が2人で運送を任されることになりますが、旅先でもやっぱり喧嘩。そこへ旅の道連れとしてイケメン書生苗星仁が登場し、2人の仲がこじれるばかり。で、この苗星仁が途中で賊徒に襲われて骨折した青橙を鏢局へと連れ帰ることになりますが、今度はイケメン好きの邱瓔珞が彼の食事に下剤を混ぜて引き留めを図ります。で、この苗星仁の正体が実は……という話。苗星仁を演じるのは于正の金庸ドラマなどでお馴染みのイケメン陳暁。(『笑傲江湖』で林平之を演じてます)

ということで幕間にリウ・イーフェイのパチモンが出てきたりと、(リウ・イーフェイが演じてた映画版『四大名捕』の無情を模した「無義」というキャラが登場する……)パロディ満載なのは相変わらずという感じです。
コメント (2)
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