博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大江大河』その3

2019年02月04日 | 中国近現代ドラマ
『大江大河』第13~18話まで見ました。

雷東宝が告発された一件は、彼が徐県長に目を掛けられているということでどうやら県内の権力争いのとばっちりのようですが、省委の判断により釈放。ついでにそれとは無関係に県に連行されていた楊巡も釈放。その楊巡、「東北で一旗揚げるんや!」みたいなことを言いだし、弟も巻き込もうとして母親や宋運輝にたしなめられ、結局1人で家を出ることに。楊巡は序盤で出てきた楊主任の息子だったんですね。

しかし釈放されても東宝と小雷家が目を付けられてしまったことには変わりはなく、小雷家の売りであるレンガに対しては県のレンガ工場が値下げ競争を仕掛け、村で養殖していた兔毛も県で買い取って貰えず、小雷家潰しの荒波が押し寄せますが、東宝は「そういえば『人民日報』で見たんだが……」という小輝の助言により、上海での兔毛の取り引きを実行に移し、村に兔毛の買い取り所設置を計画します。そしてレンガの件は敢えてダンピング競争に乗り、県の工場を操業停止に追い込みます。しかし小輝『人民日報』好きすぎでしょう (^_^;)


その宋運輝ですが、卒業後の進路として化学工業では地域トップの金州化工を目指し、ルームメイトの「三叔」こと虞山卿と採用枠をめぐって競い合うことになります。成績トップの小輝の採用間違いなしと思われましたが、虞山卿が色々裏工作をしたらしく、採用をかっさらいます。地元の化学工業への就職に切り替えることにした運輝ですが、学生寮の退所間際に金州化工から追加採用の連絡を受けます。事情を知った東宝が、もともと金州化工にいた徐県長に話を通し、彼が元同僚の工場の水書記に推薦した模様。工場で小輝と再会した虞山卿は何となく気まずそうな表情を浮かべておりますw


そして「大尋」こと社員寮のルームメイト尋建祥が登場。親子二代で工場に勤める二世工員の一人で、かつ父親が工場のために殉職した功労者という事情もあり、好き勝手に振る舞っても誰も止められません。

小輝は後ろ盾と見られた水書記が上の政策の影響により工場運営への発言権を失ったことから、一転不利な立場となり、新人配属では大卒にも関わらず現場作業に回されます。しかし「大尋」に朋友認定されたことで彼の庇護を得る一方で、モグリの映画鑑賞に付き合わされたり、彼の恋人を母親の目を盗んで連れ出す役回りをさせられたりと、碌でもないことに付き合わされることになります (^_^;) しかし段々とその地道で着実な仕事ぶりが同僚たちや工場の上役にも評価されるようになります。

一方、小雷家では宋運萍が懐妊。大喜びの東宝ですが、小雷家の運営では苦しい資金繰りを迫られ…… ということで尋建祥の登場によって作品自体の雰囲気が大きく変わりましたw
コメント
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