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『大宋少年志』その1

2019年11月06日 | 中国歴史ドラマ
全65話中53話までで放映・配信が止まったままの『封神演義』ですが、湖南衛視でその後番組として放映されたのが本作『大宋少年志』。「どうせよくある古装学園アイドルドラマだろう」と冷ややかに見てたら、意外と評価が高いというので見てみることに。全42話中、今回は第1~6話まで鑑賞。

時は北宋慶暦年間。「戦神」と謳われた勇将元伯鰭は祈川寨の戦いで西夏に対して大敗を喫するも、ただひとり生還し、周囲から白眼視される。この戦いで弟が戦死した禁軍の将・梁竹は、仇討ちのため元伯鰭を捕らえ、更に彼の異母弟で太学の学生・元仲辛を人質にとろうとするが…… というところから話が始まります。


元仲辛(上画像青服)はもともとの素行不良に加えて、兄の後ろ盾だった宰相の樊大人が失脚したことで退学処分に。そこへなぜか彼のルームメイトで品行方正な優等生・王寛(上画像白服)も自主退学。二人は謎の女から怪しげな妓楼へと招待され、そこで太尉のドラ息子韋衙内(上画像中央)や妓女の小景と出会います。


彼らを妓楼に招いたのは、宋の宗室出身で王寛の元婚約者・趙簡でした。彼女は有意な若者を秘密裏に養成するための男女共学の学校「秘閣」の学生で、開封に忍び込んだという遼の密偵をおびき出すため、政治上微妙な立場にある元仲辛に協力を求めます。

元仲辛は報酬5万貫と兄元伯鰭の釈放を要求して協力に同意した、と見せかけて、遼の密偵・韓断章と接触。報酬1万貫で遼のスパイとなることを承諾した、と見せかけて、知り合いの傀儡団と連携しつつ宋・遼側の双方を手玉に取り、双方から報酬をせしめた上、兄を救出して開封からの脱出を図ります。しかし梁竹の手からは逃れられず、拷問で痛めつけられても彼と相手をしようとしなかった元伯鰭が、弟を傷つけられたことで梁竹を打ち倒し、更には秘閣の掌院(校長)・陸観年の仲裁もあり、元伯鰭は釈放のうえ、樊大人の新たな任地に同行することに。


ひとり残された元仲辛は秘閣への入学を承諾。ということで趙簡に小景(裴景)、郷兵出身の双刀使い・薛映と、元々学生だった三人に、新入学の王寛・韋衙内と元仲辛を加え、秘閣の第七斎メンバーが勢揃い。秘閣は十斎(10クラス)から成り、1斎の定員は10人以下とのこと。陸観年は彼らに新たな課題のため、斎長(学級委員長)を決めるよう申し渡すが…… というところで次回へ。話が進んでいるように見えてあまり進んでないのが気になりますが、出だしは悪くありません。
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